作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション -41ページ目

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

「患者さんがやる気を持って、

リハビリをしてくれず困っています。」

このような相談を受けることがあります。

このような時、

患者さんがリハビリに乗ってくれないことで

自分自身のモチベーションが下がっていないか?

まずそれをチェックするようにしています。

「作業療法というからには、

これくらいのことはするべきだ。」

このような思いがあると、

その「これくらいのこと」

にまで、自分のリハビリが達しないと

「これじゃあダメだ」と

セラピスト自身が自分自身を

責めてしまったりしてしまいます。

セラピスト自身が自分を責めてしまうと

周り回って、自分の後輩を責めたり、

学生にきつく当たったり、

また自分ではそのつもりがなくても

患者さんにきつく当たってしまう。

そういうことが起こり得ます


だからこそ、患者さんを見る時も

モチベーションが下がっている中でも

やってくれていること

やる気がないと言っている中でも

できていることに

注目するように気をつけています。

できていることに注目するのです。

そして、また自分の中にある

「○○するべき」という考えに

少し緩みをもたせて、

「○○になるといいなあ」

くらいに考えるようになると

少し自分に余裕が出てきます。

やる気が上がらない患者さんに対して

自分も一緒にモチベーションダウンするのではなく、

「やる気がない中でも

これだけはやってくれるのだ!」

といいところを見つけて

モチベーションを維持できるような

関わりを心がけたいものですね。


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「何をやってもうまくいかず、

仕事の上でのミスも増えてきました。

こんな時に自分自身のモチベーションを高めるには、

どうしたらいいでしょうか?」

このような相談を受けることがあります。


失敗を続けて、怒られたり、

指導されることが続くと

誰しも落ち込みます。

落ち込んでさらにモチベーションが下がり

パフォーマンスが下がってしまうこともあるものです。



このような時は、

「失敗した分だけ、

次につながる経験ができた。」

私はそのように考えるようにしています。


「失敗は成功の元」

ということです。

このような考えを

「リフレーミング」

と言います。


失敗したらその分だけ

経験ができたし、

勉強になったと思えば良いし、

落ち込めばその分だけ

自分はもっと成長したいのだと

考えればいいのです。



ここまで、読んだ方は、

「ああなんだ。ただ捉え方を変えようと

それだけのことを言っているんでしょ?」

そのように思うかもしれません。


しかし、頭ではわかっていても、

そうは思えなくて、

モチベーションが下がっちゃうから

困っている。

そういうこともあるのです。


このような時は、

瞑想のようなワークが有効です。

じっくりと

身体も心も落ち着けるような

空間を見つけて

そして、じっくりと自分の気持ちを落ち込ませてしまう。

その元となるような自分と向き合うのです。


自分がいて、

自分とは、別にもう一人

自分のことを責めたり、

落ち込ませたりするような自分がいると

仮定するのです。

そして、そのもう一人の

自分を落ち込ませようとする自分に

「あなたはいったい何を教えてくれているの?」

と聞いてみます。

そんなワークのようなことを

じっくりと自分自身としてみると、

いろんなことに


気づきます。

「本当はもっとうまくやりたかった。」



だとか、

「本当はもっと先輩に認めてもらいたかった。」


そのような

本当は自分はこうしたかった。


のような本当の自分の気持ちに

気づけるようになると

先ほどのような

「失敗は成功の元だよな!」

というような気持ちの切り替えができるように思います。


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「患者さんがリハビリへのモチベーションが上がらず、困っています。」

このような相談を受けることがあります。

このような相談を考えていく時、

まず私は、

「自分は今どのように困っているのか?」

を考えていきます。

自分の中に「困ったなー」

という感覚が出てくるのは、

どんな場面なんだろうか?

と振り返ります。

まず自分の困りごとを具体化するのです。

なぜ、このようなことをするかといいますと、、、、

本当に困っている時は、

自分が何に困っているのかも

わからなくなったりするものだからです。

自分の問題が具体的になればなるほど、


解決の糸口が見つかります。


だからこそ、

「患者さんのモチベーションが上がらず困っている」

というところから、

より自分にとっての問題を具体化させるのです。



そんな時に、視覚、聴覚、体感覚という

3つの感覚を使います。

これは物事の体験の仕方を

3つの感覚に分けたものです。

人は五感で物事を体験し、

言葉で整理しています。

「患者さんのモチベーションが上がらず困っている。」

このように言葉で

自分の体験を整理した時点で、

自分が本当は何に困っていたのか?

その元の体験がわからなくなることがあるのです。

だからこそ、本当は何に困っているのか?

自分の体験を掘り起こすつもりで、

視覚、聴覚、体感覚にわけて

自分の体験を振り返るのです。


視覚で、

「自分が患者さんのリハビリへのモチベーションが上がらず

困る時はどんな場面だろうか?」

「その時は、どんな映像が思い出されるだろうか?」

と考えます。

それは

どんな視覚イメージが思い出された時に

ああ自分は、患者さんのモチベーションが上がらず

困ったなー

と思うだろうか???

と思い出すのです。

そうすると、

患者さんの顔が思う浮かぶかもしれないし、

患者さんがベットで寝ている姿が思い浮かぶかもしれません。



次に、聴覚です。

聴覚では、

どんな声やどんな音を聞いた時に

患者さんのモチベーションが上がらず困ったなーと

思うだろうか?

と振り返ります。

それは、

患者さんの「もうリハビリはやりたくないです。」

というような否定的な声なのかもしれないし

「今日もうまくリハビリに誘い出せなかった。。。」

というような自分の中の

内的会話かもしれません。


最後に体感覚です。

モチベーションの上がらない患者さんへの

リハビリをしようと思った時

自分はどんな感覚になるのか?

なんとなく気が重い感じがするのか?

それとも、「今日こそリハビリに乗せてやるぞ!」というような

自分の中から意欲的な感覚が

湧いてくるのか?


こんなことをあれこれ

自分自身と自問自答しながら

考えていると

自分が本当は一体何に困っているのかが

わかってきます。

ここまで読んでいただいて

わかったかもしれませんが、

問題を抱えているのは

常にセラピストである

「あなた自身」なのです。

モチベーションが下がっている患者さんが問題なのではなく、

モチベーションが下がっていてその患者さんへのリハビリに苦慮している

あなた自身が問題を抱えています。


このように考えていくと

自分の問題がより明らかになります。


「毎回患者さんになんて声をかけていいか悩んでいる。」

なのかもしれないし、

「他職種にリハビリが進んでいないことを説明するのが苦労している。」

なのかもしれないし、

「他のセラピストはうまくやっているのに、

自分だけが患者さんと良い関係が作れないこと」

が問題なのかもしれません。


だけど自分が抱えている本当の問題というのは、

案外心の奥に隠れたりしていて

自分でも認識しづらかったりします。

だからまずは

今回紹介したように

自分の問題を視覚、聴覚、体感覚で

チェックしてみます。

そのことで自分が本当に困っていることは何か?

そのことに気づくようになるのです。


今日の話が皆さんにとってなにかヒントになれば嬉しいです。

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