作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション -15ページ目

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

さて、今回からは少しブログの趣向を変えて、

私自身のことについて書いていきたいと考えています。


特に、なぜ私がこのようなブログやメルマガを書いて発信をしているのか?

なぜ、リハビリ職向けのコミュニケーションセミナーを行っているのか?

そういったことについて、

私の思いを何回かに分けて

伝えていけたらなーと思っております。



まず、今回は

「私がなぜNLPを学び始めたか?」

について書いてきます。

まず、NLPとは何か?

私は主にNLPという心理学の考え方に基づいて

セミナーをしたり、

メルマガを書いたりしています。

ですので、まずのこのNLPというものについて書きたいと思います。


NLPの詳しい説明については、次回以降のメルマガで書くとして、

まず、

私がなぜNLPを学び始めたかについて今日は書きます。


私がNLPという心理学を学び始めたのは2009年のことです。

当時私は臨床に出て4年目の時で、

仕事にも少し慣れて、

何か仕事に関係することで

本格的に学びたいなと思っていた頃でした。

私の仕事は作業療法士ですが、

精神科に勤めていましたので、

(今も勤めていますが、、、)

何か心理学や心理療法に関することを学びたいと思っていました。


当時の精神科の心理療法の主流といえば認知行動療法でした。(もちろん今もですが、、)


ただ、自分は主流のことを学んで仕事に活かすというのがどこかピンとこなかったんですね。


なぜかっというと、

私の病院は精神科ではありますが、

かなり幅広い精神疾患を対象していまして、


特に大きく分けると

統合失調症や、気分障害などの若年者の精神疾患と

認知症などの老年期の精神疾患の方といるところでした。

そのような領域で臨床をしていると、

統合失調症や気分障害を対象とした心理療法を学ぶのと

認知症を対象とした心理療法を学ぶのでは、

ずいぶん学ぶことに違いがあるのです。

統合失調症や気分障害については、認知行動療法の効果は十分に実証されていますが、

認知症の方の場合は、主に認知行動療法を学ぶというより、

認知症特有の心理療法(回想法)やコミュニケーション技法(バリデーションやパーソンセンタードケア)を学んだ方が

より現実的に使えるようでした。



そのような状況の中で、


自分がどういう疾患を今後、専門的に関わっていくか、

わからない中で、

あまり特定の疾患に限定されるような心理療法より

より幅広く全般的に学べるものを

勉強したいなと漠然と思っていました。

(もちろん上記の認知行動療法や回想法、バリデーションなども幅広い疾患に適用できるという考えていらっしゃる方もいるとは思いますが、、、)


そんな中で、私が見つけたNLPという心理学が

どちらかというと、○○の疾患の治療に意識を向けたものではなく、

自分自身の変容に意識を向けたものだったので、

強い興味を持ったのでした。

自分が何十年と働いていく中で、

対象としていく疾患は変わっていくかもしれないけど、

セラピストとしての自分は、

一生付き合っていく訳で、

まずは自分自身のことを

よく探求するというNLPの考えに

非常に興味をもったのです。

これがNLPを学ぼうと思った理由の一つとなります。

まだまだ書きたいことはありますが、

ひとまず今日のブログはここまでにいたします。

また次回以降もこんな感じで書いていますね。


今日も読んでいただきありがとうございました。


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令和1年6月23日(日)

マンネリや停滞感を打破する目標設定術
「生活期維持期に特に役立つコミュニケーションスキル」


停滞感やマンネリを打破する目標設定術.JPG




さて、このところ4回にわたり、

「落ち込む自分の立て直し方」

というテーマで書かせていただいております。

今回は最終回で「できそうなことを探してみよう」

ということで書いていきます。

落ち込むようなことがあった時

ついつい「できないこと」に意識がいきがちになります。

しかし、まず何だったら自分ができそうか?

という自分ができそうなことを探すことが立ち直るコツかと思います。


自分ができることでも

自分ができそうだと思うことでもいいです。

こう書くと自分ができることなんて何にもないよー

得意なことなんて思いつかない。

そう感じる人もいます。

こういう時は、

「誰かと比べて、そんなにできる方ではない。」

とか

「今抱えている問題に対して自分のできることは大して役に立たない。」

そんな風に思っていたりします。

だから、できそうなことを探してみよう!

と言われても

「できそうなことなんてない。」

という気持ちになってしまうのです。


なので、できることなら何でもいいので

思いつくものだけ思いつくようにするということです。

とにかくできそうなことを探してっやってみる。

その繰り返しをすることで、

まず自分のステートが良くなります。

ステートというのは心と体の状態です。

自分に自信が出てきて、

問題に対処していこうというパワーが出てくるのです。

私自身も、本当に良くあります。

私は仕事でうまくいかないことがあると、

料理を作ったり、

人前で話す機会を作ったり、

日記を書いたりします。

この上記3つは私にって、

できることだし、好きなことだからです。

この3つは必ずしも、仕事で落ち込む原因となったことを

直接的に解決しないことも多々あります。

だけど、自分のステートを整えるために必要なことなのです。

まず自分のステートを整える事を通して

自分の気持ちを立て直し、

それから今の問題に対処していく。

そういう順番で物事に取り組んでいます。



今日の話が何か役に立てば嬉しいです。

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マンネリや停滞感を打破する目標設定術
「生活期維持期に特に役立つコミュニケーションスキル」


停滞感やマンネリを打破する目標設定術.JPG


さて、このところ3回にわたり、

「落ち込む自分の立て直し方」

というテーマで書かせていただいております。

対人援助職であるリハビリ職にとって

セルフメンテナンスは非常に大切です。

今まで3回にわたり書いた内容が少しでも、

皆さんのヒントになれば嬉しいなと思います。



今日は「未来を想像しよう」

というテーマで書きます。

落ち込むような嫌なことがあった時、

その自分の気持ちを立て直すやり方の一つとして、

「肯定的な未来を想像する」

という方法があります。


今は状況が良くなくても

未来にこんないいことがあるということを

想像することで、

自分の気持ちを立て直す方法です。


未来を想像する。

このやり方は少しコツが必要です。

未来を想像しても、

自分が落ち込んでいる時に未来を想像すると

否定的な未来ばかりが、

浮かんできてしまうこともあります。



ですので、

まずは自分のステート(心と体の状態)を整える必要があります。

例えば、深呼吸をしたり、

過去の自分の良かった体験を思い出したり、

自分のステートを整えるのです。



その上で、

「自分が望む未来はどんな感じだろう?」

こんな風に考えてみます。

例えば、

「もっと楽しく働いている
自分。」

こんな風に未来を想像できたら、

次はそれを五感を使ってよりリアルに想像します。

五感というのは、

視覚、聴覚、体感覚という3つの感覚を使います。

視覚というのは目で見えること。

「もし、もっと楽しく働いている自分になったとしたら、

どんな風に見えるだろうか?」

と想像するのです。

「もっと楽しく働いている自分になったとしたら、

仕事はどんな風に見えるのだろうか?

どんな世界が見えるのだろうか?」


と想像します。

例えば、「患者さんとにこやかに話をしていて働いている」とか

「上司とも楽しく話して働いている。」とか

そのようなイメージを描きます。




そして次に、聴覚です。

その先ほどイメージした絵を想像しながら、

もしそんな風になったとしたら、

どんな音や声が聞こえてくるだろう?

と考えます。

患者さんの「ありがとう」という声かもしれないし

上司からの「よくやってるね」という声かもしれません。

または、自分自身の「よくやったなー」というような内的会話かもしれません。


そしてここまで上げたイメージされた絵と声を聞きながら、

体に感じる感覚に意識を向けます。

「患者さんが、にこやかに話していて、『ありがとう』という声を聞いている。その状況で自分は、どんな感覚がするだろう?」

と考えます。

身体がワクワクする感じかもしれないし

身体が熱くなるかもしれません。

このような感じで五感を使って、未来を想像することで、

未来をよりリアルに想像することができて、

自分の気持ちを立て直すというやり方があるのです。




今日の話が何か役に立てば嬉しいです。

今日も読んでいただきありがとうございました。


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マンネリや停滞感を打破する目標設定術
「生活期維持期に特に役立つコミュニケーションスキル」


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