落ち込む自分の立て直し方その4未来を想像しよう! | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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さて、このところ3回にわたり、

「落ち込む自分の立て直し方」

というテーマで書かせていただいております。

対人援助職であるリハビリ職にとって

セルフメンテナンスは非常に大切です。

今まで3回にわたり書いた内容が少しでも、

皆さんのヒントになれば嬉しいなと思います。



今日は「未来を想像しよう」

というテーマで書きます。

落ち込むような嫌なことがあった時、

その自分の気持ちを立て直すやり方の一つとして、

「肯定的な未来を想像する」

という方法があります。


今は状況が良くなくても

未来にこんないいことがあるということを

想像することで、

自分の気持ちを立て直す方法です。


未来を想像する。

このやり方は少しコツが必要です。

未来を想像しても、

自分が落ち込んでいる時に未来を想像すると

否定的な未来ばかりが、

浮かんできてしまうこともあります。



ですので、

まずは自分のステート(心と体の状態)を整える必要があります。

例えば、深呼吸をしたり、

過去の自分の良かった体験を思い出したり、

自分のステートを整えるのです。



その上で、

「自分が望む未来はどんな感じだろう?」

こんな風に考えてみます。

例えば、

「もっと楽しく働いている
自分。」

こんな風に未来を想像できたら、

次はそれを五感を使ってよりリアルに想像します。

五感というのは、

視覚、聴覚、体感覚という3つの感覚を使います。

視覚というのは目で見えること。

「もし、もっと楽しく働いている自分になったとしたら、

どんな風に見えるだろうか?」

と想像するのです。

「もっと楽しく働いている自分になったとしたら、

仕事はどんな風に見えるのだろうか?

どんな世界が見えるのだろうか?」


と想像します。

例えば、「患者さんとにこやかに話をしていて働いている」とか

「上司とも楽しく話して働いている。」とか

そのようなイメージを描きます。




そして次に、聴覚です。

その先ほどイメージした絵を想像しながら、

もしそんな風になったとしたら、

どんな音や声が聞こえてくるだろう?

と考えます。

患者さんの「ありがとう」という声かもしれないし

上司からの「よくやってるね」という声かもしれません。

または、自分自身の「よくやったなー」というような内的会話かもしれません。


そしてここまで上げたイメージされた絵と声を聞きながら、

体に感じる感覚に意識を向けます。

「患者さんが、にこやかに話していて、『ありがとう』という声を聞いている。その状況で自分は、どんな感覚がするだろう?」

と考えます。

身体がワクワクする感じかもしれないし

身体が熱くなるかもしれません。

このような感じで五感を使って、未来を想像することで、

未来をよりリアルに想像することができて、

自分の気持ちを立て直すというやり方があるのです。




今日の話が何か役に立てば嬉しいです。

今日も読んでいただきありがとうございました。


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