自己開示で人との信頼関係を作る!(IRAメルマガ14) | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

IRA研究会のみなさまこんにちは。

IRAコミュニケーション講師の杉長彬です。


私は精神科の病院で院内の病棟作業療法をする傍らで、精神科の訪問リハビリにも行っています。


統合失調症、ひきこもり、認知症の方など、
自宅での生活で何らかの困った事のある方の所へ行って、様々なリハビリを行っています。



どんな訪問でも、
初めての方に訪問する時はいつも緊張します。


患者さんと初めて出会う時には、とにかくまずラポールをうまくとれるように、気をつけています。


初めての人ともラポールをうまくとるためには私が気をつけている事は、

まずNLPの基本スキルである。
ミラーリング(相手と同じ姿勢をとる事)
ペーシング(相手と呼吸を合わせる事)
バックトラッキング(相手の話を伝え返す事)

の3つをよく使ってます。



しかし、それ以外に「自己開示」というスキルもよく使っているなと思います。


「自己開示」とは、、

これは自分の事を話すという事です。

例えば相手が「やる気が起きない」なんて話してくれたら、


「なるほど。分かります。私も○○な時やる気が出ないんですよ。」

なんて感じで自分の体験もちょこっとだけ話すという事です。

オープンにこういった事を自己開示すると

人は警戒心が薄れるのか、笑顔が見られたり、

自分の気持ちを打ち明けてくれたりするなと感じます。



この自己開示というスキルは、

クララヒルという人の提唱している「ヘルピングスキル」という

対人援助者のためのカウンセリングスキルの考え方では第一段階で使うスキルとして紹介されています。



第一段階とは、対象者と信頼関係を深めたり、対象者が自己洞察を始めたりする時期です。

対象者と援助者の最初の段階とも言えます。


自己開示する事で信頼関係を作りつつも、

安心できる空間の中で、対象者が自己洞察を始めるという効果もあります。

「自己開示」皆さんももし良かったら、意識的に使ってみてください。


IRA研究会 コミュニケーション講師 杉長 彬  
ブログ http://ameblo.jp/nlp-ot/