「心配」_感情の波数スペクトル

(その35)

 

 

 「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)

 感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は一昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)

 その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。

 ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。

 感情の波数スペクトル第35回目は「心配」です。

心配」の感情表現例:


「二度目に行った時も亦逢えなかった。今度は心配になった。」
(『友情』武者小路実篤 1885年5月12日生まれ、波数4+5+

 

「話が莫迦に簡単に片附いたので、吉野君はむしろ心配になった。」
(『更紗の絵』小沼丹 1918年9月9日、波数1+→1)

 

「これ等の気懸りのみに、彼女は当面のひそかな心配を持っていた。」
(『真知子』野上彌生子 1885年5月6日生まれ、波数4+5+

 

「兵太郎君はどうなったろうという心配が、重く心にのしかかってきた。」
(『川』新美南吉 1913年7月30日生まれ、波数5+7+

 

・・・

 これらから集計すると波数分布は下図のようになります。


「心配」の波数スペクトル

 「心配」という感情は、波数3や波数6や波数9を強くもつ人が測定(観測)しやすい感情だということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.03)。


 脳科学的には、たとえば心配事があって眠れないときというのは、波数6のオレキシンが分泌され、そのオレキシンが波数6の神経伝達物質であるヒスタミン、波数9の神経伝達物質であるノルアドレナリン、アセチルコリンといった覚醒を司る物質を増やすからだということがしられています。

 心配はストレス反応でもあるので、心配時、波数3の神経伝達物質であるACTHの分泌が高まっていることは当然考えられます。逆にたとえばTM瞑想によって心配事が無くなる意識になっていくときACTHの血中濃度が下がることはよくしられています。
 

 波数とホルモン(神経伝達物質)の関係については「ドーパミンな人びと-明石家さんまはドーパミンだった」もご覧ください。


文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4 

(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003

(5)佐佐木康二 「波数系列が示す悟りへの道」 スターピープル・オブ・アース 2005 Autumn Vol.16 p12- (ナチュラルスピリット)

 

 

◎「居場所をパワースポットに変える装置」には感情を元のエンタングルメント状態(=愉しく真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮される状態)に戻す効果もあります:

 

 

 

 

 

◎生年月日から求める波数の出し方はこちら:

 

 生年月日は本来の性格を表している - 波数による性格診断

 

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