「感慨」_感情の波数スペクトル

(その31)

 

 

 「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)

 感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は一昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)

 その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。

 ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。

 感情の波数スペクトル第31回目は「感慨」です。

「感慨」の感情表現例:


「煮えたぎるように湧いてくる感慨
(『人生劇場』尾崎士郎 1898年2月5日生まれ、波数+2+→6)

 

「今夜は座席に腰を下すにしても、いつもとは全く違った感慨があった。」
(『青梅雨』永井龍男 1904年5月20日生まれ、波数+2→3)

 

「よくも永年この忍耐をしつづけて来たものだと、我が身をふり返って今さら感慨にふけるのだった。」
(『睡蓮』横光利一 1898年3月17日生まれ、波数+3+→1)

 

「無駄だったのだなという平凡な感慨に私は沈んだ。」
(『悲の器』高橋和巳 1931年8月31日生まれ、波数+4→

 

・・・

 これらから集計すると波数分布は下図のようになります。


「感慨」の波数スペクトル

 「感慨」という感情は、波数5や波数8を強くもつ人が測定(観測)しやすい感情だということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.03)。

 

 脳科学的には、「感慨」と神経伝達物質の関係等の研究は現在のところみつかりませんが、トラウマ(PTSD)と「感慨」の密接な関係は指摘されており、心理的ストレスが「感慨」によって誘発されるという研究はあります。ストレス反応のHPA系(=視床下部-下垂体-副腎系)の最初(CRH、波数5)と最後(アドレナリン、波数8)の波数が波数5,8ですから、波数5,8が「感慨」という感情に関わることは大いに納得できることです。

 

 波数とホルモン(神経伝達物質)の関係については「ドーパミンな人びと-明石家さんまはドーパミンだった」もご覧ください。


文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4 

(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003

(5)佐佐木康二 「波数系列が示す悟りへの道」 スターピープル・オブ・アース 2005 Autumn Vol.16 p12- (ナチュラルスピリット)

 

 

◎「居場所をパワースポットに変える装置」には感情を元のエンタングルメント状態に戻す効果もあります:

 

 

 

 

 

◎生年月日から求める波数の出し方はこちら:

 

 生年月日は本来の性格を表している - 波数による性格診断

 

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