「憎悪」_感情の波数スペクトル

(その21)

 

 

 「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)

 感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)

 その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。

 ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。

 感情の波数スペクトル第21回目は「憎悪」です。

「憎悪」の感情表現例:


「間伸びした顔の造作が、動かない表情のままで私への烈しい憎悪を示していました。」
(『無明長夜』吉田知子 1934年2月6日生まれ、波数8+2+6→

 

「澄江には増悪の感情しか抱いていなかった。」
(『冬の旅』立原正秋 1926年1月6日生まれ、波数9+1+6→

 

「以前は怖いだけの気持で見ていたが、いまではむらむらと湧きあがる憎悪の気持と、以前の怖さとがすりかわっているそうである。」
(『遙拝隊長』井伏鱒二 1898年2月15日生まれ、波数8+2+6→

 

「打ち落した首を見ていると、憎悪の心がムラムラと湧いた。」
(『恩を返す話』菊池寛 1888年12月26日生まれ、波数+3+8→9)

 

・・・

 これらから集計すると波数分布は下図のようになります。


「憎悪」の波数スペクトル

 「憎悪」という感情は、波数7を強くもつ人が測定(観測)しやすい感情だということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.03)。

 

 脳科学的には「憎悪」を感じるとコルチゾールが分泌されていることがしられています。コルチゾールはストレス対抗のホルモンとして有名ですが、敵対的行動、偏見の指標でもあります。コルチゾールは波数7の神経伝達物質です。

 

 波数とホルモン(神経伝達物質)の関係については「ドーパミンな人びと-明石家さんまはドーパミンだった」もご覧ください。


文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4 

(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003

 

 

◎コルチゾールは出過ぎると免疫力が落ちいろいろな病気の原因になります。同じ波数7の神経伝達物質であるメラトニンはちょうどこの逆の働きをします。波数7を強く持つ人はコルチゾールでなくメラトニンを多く出すようにした方がよいでしょう。→メラトニンの「量子状態テレポート装置」:

 

 

 

◎生年月日から求める波数の出し方はこちら:

 

 生年月日は本来の性格を表している - 波数による性格診断

 

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