「怒り」_感情の波数スペクトル

(その19)

 

 

 「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)

 感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)

 その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。

 ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。

 感情の波数スペクトル第19回目は「怒り」です。

怒り」の感情表現例:


「定吉の心にはいつになく怒りが萌して来た。」
(『神経病時代』広津和郎 1891年12月5日生まれ、波数1+3+5→

 

「圭介は一人で寝たまま、暗がりの中で急に誰に対してともつかない怒りのようなものを湧き上がらせていた。」
(『菜穂子』堀辰雄 1904年12月28日生まれ、波数5+3+1→

 

「何に対してか判らないが、怒りの気持を押えきれず、ラシーヌへ出かけた。」
(『女たち』中村真一郎 1918年3月5日生まれ、波数1+3+5→

 

「サブは怒りで目をギラギラ光らせながら、シーツを洗面所ヘ持って行った。」

(『白夜のオルフェ』五木寛之 1932年9月30日生まれ、波数6++3→

 

・・・

 これらから集計すると波数分布は下図のようになります。


「怒り」の波数スペクトル

 「怒り」という感情は、波数9を強くもつ人が測定(観測)しやすく波数4を強くもつ人は測定(観測)しにくい感情だということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.05)。

 

 脳科学的には、ノルアドレナリンが過剰に分泌されると「怒り」の感情を高めてしまうことはよくしられています。ノルアドレナリンは波数9の神経伝達物質です。

 

 逆に心が安定している時はセロトニンという波数4の神経伝達物質が分泌されていることもよくしられています。この点、以前ご紹介した「「憤り」_感情の波数スペクトル(その6)」と比較すると興味深いです。「憤り」は波数4を強くもつ人が測定(観測)しやすい感情だからです。

 

 波数とホルモン(神経伝達物質)の関係については「ドーパミンな人びと-明石家さんまはドーパミンだった」もご覧ください。


文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4 

(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003

 

 

◎「怒り」が強すぎて成就を逃していると思われる方には:

 

 

 

◎生年月日から求める波数の出し方はこちら:

 

 生年月日は本来の性格を表している - 波数による性格診断

 

(c) 2024 NLL物理研究所