「憤り」_感情の波数スペクトル

(その6)
 

 

 「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)

 感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)

 その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。

 ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。

 感情の波数スペクトル第6回目は「憤り」です。

憤りの感情表現例:


「かって葉子が抱いていた火のような憤りの心」
(『或る女』有島武郎 1878年3月4日生まれ、波数6+3+

 

「私はただ私を憤る
(『歓楽』永井荷風 1879年12月3日生まれ、波数7+3+3→

 

「官能が鋭く刺戟され、憤りに似た感情が衝き上けてくる。」
(『砂の上の植物群』吉行淳之介 1924年4月13日生まれ、波数7+→6)

 

「じさまのために憤りをもよおすような気持ちになったのですが」
(『月山』森敦 1912年1月22日生まれ、波数+1+→9)

・・・

 これらから集計すると波数分布は下図のようになります。


憤り」の波数スペクトル

 波数4を強くもつ人は「憤り」という感情を測定し波数8を強く持つ人は「憤り」に関心がない(「憤り」を測定しづらい)ということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.05)。

 

 憤りは単なる怒りととるとアドレナリン系の波数8の成分が一番少ないのが不思議ですが、実は憤りは「他者からは見てわからない、内なる感情を表」し「相手の非常識な対応や理不尽な言動、屈辱的な扱いに対し、強い不平や恨み・怒りの感情を抱き、腹が立って心の中が晴れない状態」(「実用日本語表現辞典」)といいます。アドレナリン系の怒りは他者からみてわかりますので明らかに逆のものです。むしろそうした怒りが抑えられている状態です。理不尽さのようなものを感じている点がポイントで、科学的には、セロトニントランスポーターの密度が低い人が不公平な提案に義憤として憤りやすいことがしられているようですが、その状態は確かに波数4のセロトニンがシナプスに多くなる状態です。

文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4 

(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003

 

 

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