日本銀行は貸与率100%を超えた金融機関からの旺盛な資金需要に応えて十分な資金供給をしなければならない。
日本国全体の資産価値とGDPの飛躍的な増大は国家全体の価値の増大そのものであるから巨額の資金供給を行っても通貨の信用を毀損しない。
日本銀行は2%の金利で民間金融機関に貸すと仮定して千兆円貸せば年間で20兆円の金利収入が入る。
日本銀行の収入は結局政府の収入であるから大いに財政に貢献できる。
中国の預金総額は3400兆円、資金需要は旺盛で民間銀行の貸与率は100%をはるかに超えている。民間銀行は足りない分を中央銀行である中国人民銀行から借りている。中国人民銀行が民間銀行に貸出している残高は3200兆円。
合計6600兆円。
中国経済は順調に発展している。(日本の民間銀行の融資残高は1000兆円足らずであり貸与率は100%を大きく切っている。当然日本銀行は民間銀行にほとんど貸し出していない。)
中国政府の財政における通貨発行益は非常に高くGDP比5%を超えている。80兆円以上である。通貨発行益で日本の国家予算をほぼ賄えるほど巨額である。
しかしインフレ税に頼る比率は約3割にすぎず、7割は成長にともなう果実としての通貨発行益である。
それほど通貨を発行しても中国の通貨は信用を毀損していない。
GDPの高い成長、不動産価値の飛躍的な上昇、経常収支が黒字であれば問題はないということだ。
ハイパーインフレも起きていない。
中国の平均的労働者が収入を貯蓄にまわす割合はなんと50%である。収入の伸びが物価上昇をはるかに上回っているということを証明している。
それに比べて日本は消費と投資が大好きで貯蓄が嫌いなアメリカにすら貯蓄率が下回っているという現状である。