増税なきベーシックインカムの実現(6) | 平成の国民所得倍増計画

ベーシックインカムの実現

 

未来の不動産価値が端数にいたるまで完全に確定しているのであれば未来の不動産価値を担保にして融資を受けることが可能。

 

これにより税金を使わずにベーシックインカムを実現できる。

 

1年目の不動産売買価格が1億円の土地は

7年後の不動産売買価格は2億円である。

7年後に売りに出せば確実2億円で売れることが国によって保証されている。

ならば金融機関は確定している7年後の価値を担保にして2億円を貸すことも可能である。

貸し出された2億円から7年分の利息(金利3%)4200万円と7年分の固定資産税、

7年分の国民健康保険料、介護保険料、年金保険料などを天引きして残金を84等分(七年84月分)して毎月受け取る。

受取額は年間で約二千万円。

これを不動産名義人と名義人の一親等(配偶者、親、子)で分配する。これが未来の不動産価値を活用したベーシックインカムです。

 

7年ごとに借り換えを自動的に行う。

7年経過したらその時点からさらに7年後の価値である4億円を借りて最初に借りた2億円を返済し、残った2億円から7年分の利息と7年分の固定資産税、7年分の国民健康保険料、介護保険料、年金保険料などを天引きして残金を84等分(七年84月分)して毎月支払う。

 

これを七年毎にずっと繰り返す。

つまり完済はしないままであるが、担保価値が7年毎に2倍になり借入金を常に大きく上回るので問題はない。名義人死亡後は受け取る権利が相続人に受け継がれる。相続人がいなければ国が受け取る権利を手に入れる。

 

金融機関の利益の源泉は貸出利息と預金者や日本銀行に支払う利子との差額である。

銀行にとって最上の顧客は元利を完済する客ではない。永遠に利息のみを確実に払い続けてくれる客が最上の客である。

そのうえ、利息は天引きなので焦げ付きのリスクはゼロ。完璧な客である。