こんにちは。蒼乃勇信です。
皆さんの周りには、
こんな人はいませんか?
・あの人、頑張っているのに
一向に状況が好転しないな…
・少しだけこうすれば改善するのに
なんで手を打たないんだろう…
・この人、動けば動くほど
状況が悪化していくな…
こういう情況に陥った人は
なかなか抜け出すことができない
ということがあります。
ワーキングメモリの低下
人の記憶には長期記憶と
短期記憶があります。
短期記憶とは文字通り
短期間情報を保存する機能です。
ワーキングメモリとも
言われます。
例えば、掛け算をする時を
考えてみてください。
「4×3」
これは、一瞬で「12」と
回答できると思います。
これは、学生時代に繰り返し
学習して覚えたからです。
つまり、長期記憶として
定着しているものです。
一方で、次はいかがでしょうか?
「53×73」
こちらを一瞬で回答できる
という人は多くないはずです。
この答えを導くためには、
頭の中でいくつかの計算を
するはずです。
最初に、以下の通り計算します。
「53×70=3710」
(もしくは「53×7=371」
として後で×10をする)
次に、以下の通り計算します。
「53×3=159」
そして、以下の通り計算します。
「3710+159=3869」
この一連の計算を紙に書かず
頭の中で行う場合、
一時的に頭の中で
情報を保持していなければ
計算できません。
この短期記憶の能力は
学校成績や仕事の効率にも
影響があります。
知的能力を奪うものの正体
この短期記憶の能力を
著しく下げるものがあります。
ストレスです。
正確に言えば、
ストレスを受けた時に
分泌される
「コルチゾール」
という物質です。
この物質によって、
短期記憶の能力が著しく下がり
知的作業には大きな影響を
与えます。
つまり、
「強いストレスを感じている人は
知的作業の能力が下がっている」
ということができます。
例えば、離婚問題や借金があり
常にどうしようかと頭を悩まして
いる人、
仕事上でトラブルを抱えていて
不安や心配に苛まれている人、
こういった人は
良い考えが出る状態ではない
と言えます。
だから、解決策が浮かばない、
という状態になります。
そして、知的能力が下がった
状態だから余計に仕事が上手く
いかない…
次の問題が発生し
さらに追い詰められてしまう
という結果になります。
まずはメンタル改善が先決
ですから、
まず優先させるべきなのは
メンタルの安定です。
メンタルの安定には、
自分の中の
「〜してはいけない」
「〜でなければいけない」
というものを、
ある程度綺麗にしておいた方が
得策です。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。