乾燥肌にも種類がある。

・水分不足
・角質の問題
・皮脂不足

水分不足はカサカサな肌となる。炭水化物・砂糖などの過剰摂取、過度のストレスにより高血糖状態になる際、毛細血管が収縮し血行が悪くなるために酸素不足となると共に、皮膚への水分輸送も少なくなるために起こる。

角質については、化粧品、洗顔料、ボディーソープ等に含まれる合成界面活性剤などの影響により、ケラチンパターンが破壊される。※弱酸性の皮膚が弱アルカリ性の洗剤等と反応し溶けてしまうために壊れたり崩れたりする。

そして今回この記事を書こうとしたのは、

重曹での洗顔も界面活性剤であるため同様の効果(角質の破壊)が起こり、洗浄作用により一時的な油脂不足の状態となるような気がして調べてみた結果です。

【肌のしっとり感不足は皮脂不足】


皮膚はph5.5の弱酸性に保たれていますが、弱酸性の洗顔料などで洗うことにより弱アルカリ性に一時的に傾きます。皮脂も全て綺麗に洗い流すためです。皮脂の分泌量が皮膚の酸性濃度を決めているということでもあります。

一時的にと書いたのは、ヒトの持つホメオスタシス機能により、弱酸性に戻そうとする機能が働き、皮脂を分泌させやがて元に戻るからです。

しかしながら分泌するためには、それ相応の脂肪酸が体内になければ分泌出来ないのです。
皮膚というのは生命維持に置いて優先順位がとても低い箇所であるため、一番後回しにされます。

脂肪=悪というイメージが強いかもしれませんが、自分のような糖質制限をしてる人にとっては、脂肪から作られるケトン体という物質をブドウ糖に変わるエネルギーとして利用するためにとても大事な栄養素なのです。(進化論的にはケトン体の代わりにブドウ糖を使っているとも言える)

なので、脂肪酸の摂取量、貯蓄量が十分でない場合、皮脂の分泌は少なくなり、弱酸性を保てなくなります。このため肌のしっとり感が失われた状態が続いてしまうというこになります。

【コーヒー、ウーロン茶、お茶に含まれる物質が脂肪酸の吸収を阻害してしまう】

黒烏龍茶などで有名になってはいますが、ウーロン茶に含まれるウーロン茶ポリフェノールが脂肪吸収を阻害してくれるという効果。

この作用秩序は、脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを阻害することにより、脂肪が分解されないという効果によって、吸収されなくなるということであり、過剰摂取は当然に体内脂肪酸不足の原因となります。

さらに自分はウーロン茶をあまり好んで飲まないにも関わらず、重曹洗顔、体内洗浄後の皮脂分泌が遅いと感じ、その原因を考えたところ、コーヒーに含まれるクロロゲン酸類の脂肪分解酵素阻害効果という論文にたどり着きました。http://www.ucc.co.jp/company/research/kurorogen/02.html

ウーロン茶ポリフェノール、タンニンなどという物質と同じ効果を持ち、同様にリパーゼによる脂肪分解を阻害し、脂肪の体内吸収をさせない作用を生んでしまう。

これが皮脂分泌の不足、戻りの遅さに影響を与えているはず。

【飲まない方が良いということではなく、タイミングが大事ということ】


脂肪酸に関してはωー9の脂肪酸以外の過剰摂取は、免疫の低下や、血が止まらないなどの健康被害を生んでしまうので、当然摂りすぎは良くない。

ウーロン茶、コーヒーなどもポリフェノール効果で抗酸化作用(代わりに酸化してくれる作用)がある。

焼き肉や焼き鳥、その他大量の脂肪酸を摂取するような食事の際には、ウーロン茶は脂肪酸の吸収阻害において効果的に働きますが、空腹時や必要な脂肪酸摂取時においては、マイナス効果を生むということ。

ケーキやお菓子などには大量に油(リノール酸)が使われいますので、コーヒーやウーロン茶を同時に摂取することにより、過剰摂取を防ぐ事が出来ます。

アーモンドを食べながら飲むことは、折角のオレイン酸の吸収をも阻害してしまうのでもったいない。

【乾燥肌に限らないその他の原因ともなる】

過去記事 仮説)ウーロン茶と貧乳の関係

【炭水化物由来における脂肪増加には効果がない】


考え事)ウーロン茶と炭水化物


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執筆時間切れにより最後端折りました(/ω\)w

何事もバランスが大事であり、原因があるから結果がある。
乾燥肌ひとつとっても、原因はこれだけにとどまりません。

とりあえず上記のような飲み物が原因で乾燥肌を引き起こしている場合は、

・アーモンドを食べる
・油をオリーブオイルに変える
・コーヒー、ウーロン茶などの摂取を控える

などで改善される可能性が高いということは、間違いないと言えるでしょう。

ということで今日からしばらく、コーヒー断ちです(*´ω`)ぅへへー