インドの農林水産業概況
国内総生産(GDP)に占める農林水産業の割合は、産業構造の変化に伴い18%程度に低下したが、農業人口は依然5割を占め、また、経済活動人口の約6割が農業に従事し現在も増加傾向にある。また、農業就業者の所得が製造業等の需要を大きく規定するため、インドの経済成長は農業生産に大きく影響されるなど、農業は依然として国民経済の中で重要分野である。
農用地面積は、約1億8千万ヘクタールで、国土面積の約55%を占めており、穀物収穫面積でみると全体の約4割がコメである。
農家の経営規模は、平均約1.4ヘクタールであり、所有農用地面積が2ヘクタール以下の零細・小規模農家が全体の約8割を占めているが、それらの農家の所有する農用地面積を合わせても全体の3割にしか達しない。
主要農作物は、コメ、小麦、さとうきび、紅茶、なたね、とうもろこし、コーヒー、ジュート等である。
パキスタンの農林水産業概況
農業はパキスタン経済の柱であり、林業・水産業を含めてGDPの19%、全就業人口の約半分を占め、外貨獲得の最大部門であるとともに繊維、製糖などの主要産業への原材料供給部門となっている。なお、耕地のかんがいは英国の植民地時代よりインダス河流域を中心に展開されており、かんがい率は全耕地の約80%に達している。
主要作物としては、小麦、コメ、サトウキビ、とうもろこし等がある。
水産業は、アラビア海の海洋漁業とシンド州等の内水面漁業に大別され、特に、海洋漁業は、沖合に52万平方キロメートルに及ぶ豊かな大陸棚を有しており、良好な漁場を形成し、近年の漁獲高は増加傾向にある。
竹中工務店、インド進出
日本のゼネコンでは準大手の三井住友建設が現地法人を設立しているが、大手では清水建設が今年四月南部のバンガロール市に営業所を開設しているだけだった。
映画「テレ・ビンラーディン」
ビンラーディン「そっくり」ダメ、上映禁止
国際テロ組織アル・カーイダ指導者ウサマ・ビンラーディンにそっくりの俳優が出演するインドのコメディー映画がパキスタンで上映禁止となった。ビンラーディンの映像が支持者らを触発し、テロを誘発する恐れがあると当局が判断したためという。
映画はパキスタンの人気俳優・歌手のアリ・ザファル主演「テレ・ビンラーディン (あなたなしで、ビンラーディン)」。米国への移住を夢見るパキスタンの記者が、ビンラーディンとのインタビューを捏造して名声獲得を狙う物語だ。
パキスタンでは、2001年の米同時テロ直後、殺到する海外報道陣に、タリバン幹部とでっちあげて高値でインタビューを売る詐欺商法が頻発した経緯がある。「映画は事実に基づいている部分もあり、それが当局のかんに障ったのでは」(地元記者)との見方もある。
毎日新聞「インドカレーを作りたい。」
30年以上にわたりインド家庭料理を紹介している、アロラ・インド料理学院 長(東京都品川区)のレヌ・アロラさんに、スパイスの使い方などを聞いた記事と、チキンカレー、及びカリフラワーとポテトのサブジのレシピが7月20日付けの毎日新聞に載っています。