ココナッツをもぎる職業
ケーララ州は農業労働人口不足に直面しており、この問題を解決するため、政府は「ココナッツをもぎる」ことを子供たちに教える専門学校を設立する。
ケーララ州トリバンドラムはココナッツの名産地であるが、木登りできる労働者や農場労働者の不足により伝統的な農業が危機に瀕している。この木登りは、20~30mもある高い椰子の木に登ってココナッツを採る仕事である。
ケーララ州の労働人口不足の原因は、社会経済構造の変化、土地の改革、国際教育、湾岸諸国への出稼ぎなどであり、伝統的な労働者は農業から遠のいていく。
松下電工、インドに配線器具新工場
松下電工はビルや住宅の建設が急増しているインドで住宅建設向け配線器具の市場開拓を本格化する。北部に新工場を建設するなどで生産拠点を統廃合し、2010年度をメドに生産能力を倍増、年間売上高も500億円と06年度の2倍に引き上げる。最新の製造技術の移転や人材派遣も積極化する。国内市場が伸び悩むなか、建設ラッシュが続く新興国需要の取り込みを急ぐ。
過去のインド関連記事(2007年4月)
松下電工、インドの電設資材メーカー・ANCHORを買収
インド政府、IITs4校、IIMs6校を設立
インド政府は、インド工科大学(IITs)4校、インド経営大学(IIMs)6校の設立を決めた。
IITsは、オリッサ州、マディヤプラデーシュ州、グジャラート州、パンジャーブ州に新設予定。IIMsは、ジャンムカシミール州、タミルナドゥー州、ジャルカンド州、チャティスガル州、ウッタルカンド州、ハリヤナ州に新設予定。
インド・シンガポール、経済協力を強化
ゴー・チョク・トン・シンガポール上級相は、シン・インド首相とプラナブ・ムケルジー・インド外務大臣を訪問し、2国間の経済協力を強化するよう提案した。
ゴー上級相は、シンガポールはインドとの経済協力で、「インド-ASEAN間の自由貿易協定(FTA)」、「インド-ASEAN間のオープンスカイ政策」、「インド国内の経済特区」の3つの策定を急いでいると強調した。
金価格と持参金
インドで金価格の上昇が、挙式を向かえる家族に金融危機をもたらしている。金価格の上昇前に婚約をした家族は、条件通りの持参金が用意できず、結婚式の延期やキャンセルが避けられない状況だ。
中流階級の家庭では、花嫁に400グラム以上の金を持参させる。10グラム13000ルピーだとすると、この量は520万ルピーにもなる。金価格は上昇し続けるので、どれだけの家族がこの高い持参金を用意できるのだろう。



