先月の『0』に続いて、初代のリメイクである『龍が如く極』(極1)も久しぶりにクリア
『0』の時と同じく、『極1』も今回はクリアデータを使わず丸々最初からプレイ。
リメイク前の初代(PS2版)はこれまでにもう何十回とプレイしてるけど、『極1』の方は4回目ぐらい?
しかもデータ引き継ぎ無しの初期状態からやるのは多分初周以来、7年振り?
今回何故そうするかと言うと、どこでも真島のイベントを見たいと思った時にデータ引き継ぎありの状態だとイベントが出ないから。
最初からの育成はしんどいけど、それ込みで振り返ろうと思って久々に最初からやりました。
思えば『極1』プレイ時にブログを全然書いて無かったので、今更ながらその感想や気付いた事をつらつら書くのでご興味があればお読み頂ければと。
まずストーリー。
物語が始まる9月30日から日付合わせてスタートし、2週間弱でクリア。
クリア時間約45時間。
初代(PS2の方)は一発目ってのもあって本編もそんなに長くないし、サブストーリーなどもシンプルな内容のものばっかりなので、寄り道しつつも本編の熱量を損なわないコンパクトさがゲーム全体として存在する。
なので進め方はどうあれ没入感を失わずに最後まで駆け抜けるからこそ初代のあの物語は傑作として感じる事ができ、17年経ってもその感覚は未だに胸に刻まれている。
一方リメイクの『極1』の方は、サブストーリー1つ1つの分量の増加、どこでも真島による育成要素、ポケサーなどの追加サブ要素など、オリジナルには無かった物が多数存在し、1つ1つに時間かかるからこそ、本編の進行が初代と比べてどうしてもブツ切れになってしまう。
『1』の疾走感のあるあの物語は初代(PS2版)のコンパクトさがあってこその感動だと今回思ったけど、裏返せば初代を知らずに『極1』だけやって『1』の物語を理解してる新規の人には、その辺の感覚は自分と違ってくるんじゃないだろうかとふと思った。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231014/03/nineplusone/fe/3c/j/o1080060715350595616.jpg?caw=800)
バトル ・・・というか育成も、どこでも真島というランダム要素ありきの仕様は、時間かかるし面倒臭いなぁ~とは思った。
改めてやって思ったのは、序盤はまず桐生チャンがとにかく弱い!
難易度HARDでやってたのもあるけど、序盤から嶋野組の高橋(2章のボス)という、旧版ならまず負けない相手にまで負けてしまう![ゲッソリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/041.png)
![ゲッソリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/041.png)
真面目にサブとかやってたらデフォの3つ(チンピラ、ラッシュ、壊し屋)は割と育つが火力がもう一つで、堂島の龍も最初は使い物にならない。
どこでも真島もCランク辺りから真島の攻撃力と体力が増えて、その面では、正直虎落としを覚えるまで強敵はバトルにならない。
虎落としは最短で8章から解禁だが、その前に闘技場をある程度やる必要があり、堂島以外の3つだと最初はちょっとしんどい。
ただ虎落とし習得後は真島やボスにもテンポ良く勝てるようになり、堂島の龍の育成もスムーズにいくようになりました。
『極1』のバトルは『0』の路線の継続だけど、従来の3つのスタイルがやや弱体化した代わりにスタイルチェンジがスムーズで、切り替えながら各スタイルを使いこなすバトルは楽しい。
最初の一手でヒート状態になれる“ギリ避け”と“ワシヅカミ”も優秀で好きな要素。
育成は面倒だけど、バトルの仕様自体はドラゴンエンジン前の作品としては完成度は高いと思います。
バトルで言うと、初代で一番好きなのが何と言っても10章の荒瀬戦![銃](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/353.png)
![銃](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/353.png)
シチュエーションといい、一瞬の出番の割りに色々濃い荒瀬のキャラと言い、初代のベストバウトの1つだと思う。
『極1』ではラッシュスタイルが使えるので、荒瀬とのハイスピードバトルが楽しかった
(大分やられてるけどw)
あと舞台となる雑居ビルの作りがちゃんと旧版のそれを見事なまでに再現してて非常に感動![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/063.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/063.png)
あと地味に面食らったのが12章のクルーザー船上のバトル。
狭い甲板に敵がビッシリ&一部武器持ちなのに戸惑ってたら、電ノコ野郎に突撃されて即死![ゲッソリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/041.png)
![ゲッソリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/041.png)
旧版と違って極1は記憶が薄いので、こういう意外な所でクセモノが待ってたりします。
ポケサー🏎
過去に書いたメモを見ながら最初からやったけど、最後から二番目の「ポケサーマスター大会」だけは、どんなセッティングしてもコースアウトするか2位3位になるかのどちらかで、これだけ極端にムズイ。
ただこれやらないと極・韋駄天モーターが入手出来ず、サブストのタクマ君に勝てないのでやらざるを得ない。
色々と検索した末に、ブーストありきのセッティングを試してやっと勝てたけど、勝っても2位とコンマ3秒だし、ちょっと難しすぎると思うわ。
ミナミとかいう違法パーツインチキ野郎![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
![ムキー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/009.png)
『0』のポケサーも先月のプレイ時にやり直したけど、それ含めてダントツで難しかったな。
ただ『7外伝』でもジョーリュー君がポケサーやるので、復習がてら色々思い出せました。
ここからは雑にザーッと気になった事だけ。
世良会長の葬儀![サングラス](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/325.png)
![サングラス](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/325.png)
東城会の本部でやってる思いっきり893ばっかりの葬式なのに普通の?女性参列者もいて、何か不自然な感じ…。
もしかしたら『0』のあの美人女医さんもどこかにいたかも?。
同じく世良会長の葬式。
2005年時点でとっくに堂島組は消滅(風間組に吸収)されてるはずなのに何故かいる堂島組組員🤔
同様に、まだ真島組の支配下じゃないのに賽の河原に立ってる真島組代紋入りの石碑…。
リメイクだから色々しょうがないけど、その当時の時系列で無いものが存在するのはちょっと…![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
(石碑自体はPS3時代の『3』から建ってる。)
ポケサー。
『0』の時は「ガキのお遊び」とハッキリ言ってたのに、桐生チャンに勝つ為にすっかりのめり込んで前言撤回してるゴロー君![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
![ポーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/040.png)
⇧そう言えばダイゴ君もポケサーチャンピオン経験者なので、カズマ君、ゴロー君、ダイゴ君に、タイガ君とかも誘って東城会ポケサー大会とかやればいいのに…とか思ったり🏁
これも名言![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
かつてはグランドの支配人として、店の為なら迷惑客にも神対応してた経験からの言葉かな?
これに限らず、どこでも真島のイベントの台詞は言葉のセンスとか過去作を踏まえたものとかファンサービスに溢れてて、ランダム要素が成長に絡むのはともかくイベント自体は楽しいなと改めて。
ダンサー真島の台詞も、「24時間シンデレラ」の歌詞を引用してたり![ルンルン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/087.png)
![ルンルン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/087.png)
ここに無いけど、ハンバーガー屋のイベントでの「桐生チャンをテイクアウトや!」が好き![ハンバーガー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/264.png)
![ハンバーガー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/264.png)
冴島関係になったら急にシリアスになるのも![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/062.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/062.png)
普段キャッキャ言ってるのに、冴島絡みになると急に『0』のトーンに戻る兄さん…。
バーテン真島![ロックグラス](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/220.png)
![ロックグラス](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/220.png)
知ったかぶりして安酒と気づかず、後でボロカス言われる桐生チャン草w
⇧これ7章だと思うけど、5章のバッセンで刺されてすぐに公園で一服
してんのはちょっと…
![タバコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/366.png)
どこでも真島は後付けだからしょうがないとは言え、やっぱり緊張感削がれるよな![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
兄さんも看板キャラとは言え、『極1』での大幅な出番増加&キャラ変更で初代『1』の時みたいな得体の知れない怖さを味わえなくなった。
さっきも書いたけど、そういう緊張感も含めて初代『1』と『極1』は全く別ゲーだと以前から思ってて、『極1』だけやって『1』の物語をやったと考えてる最近のユーザーは、果たしてホントに『1』をやったと言えるのかなぁと。
老害みたいなこと言うけど、初代からリアタイでずっとやって来た人間としてそこだけは譲れない。
バブルの思い出![ゆめみる宝石](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/470.png)
![ゆめみる宝石](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/470.png)
ゴロ美も久しぶりに![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
ガチレズとシスコンしかいない本編のキャバ嬢よりも、ゴロ美の方がよっぽど面白い。
『0』時代の本音をサラッと打ち明ける兄さん…。
爺さん的に桐生チャンは正規の弟子だけど、ハンニャマン(兄さん)は違うんだな。
『0』の蒼天堀時代も教えた事と全然違う技を閃いたりしてたから、継承者としては兄さんは落第だからな。
それにしても30年前(1975年)の弟子の人、爺さんに見初められたんなら相当の強者と思うけど、どこで何やってんだろ?
先日解散命令が出た某団体を先取りしたムナンチョの続編![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
先見の明というか何というか・・・。
『0』でもあったえろ本
のミッション
![18禁](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/112.png)
たとえ遥にドン引きされようとも青少年の健全な育成という信念を変わらず持ち続ける男、桐生一馬![ニヤニヤ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/037.png)
![ニヤニヤ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/037.png)
すっかり過去のものとなったけど、初代のキャッチコピー(のうちの1つ)は「伝説の極道と100億の少女」だった。
私は大昔の記事⇑に「桐生と遥の別離」について書いて、その2年後ぐらいに出た『龍が如く6』では実際に桐生の事実上の子離れが描かれたが、見せ方の問題であまり上手くはいかなかった。
遥やアサガオの元・子供たちなどが恐らくそれぞれ成人して守る必要がなくなった、あるいは「名を消した男」となって物理的にそもそも守る事が出来ない桐生チャンが『7外伝』や『8』でこれから描かれる訳だけど、長いシリーズの歴史の中でそことの関係が切れた桐生チャンの存在意義とは?と考えると、桐生チャンの「旅」はここらが潮時なんだろうなと、『7外伝』『8』のリリースを目下に控えた今そう感じます。(おわり)
☆オマケ
その龍が如くの産みの親、白くなった名越さんの近況インタビュー
名越スタジオも立ち上げからしばらく経ち、人員も集まってるようですが、1~2年でいきなりCSタイトルをドカン!とはまだいかない感じかな。
それにしても相変わらず名越さんの語り口は落ち着いてて読みも深く知性的
セガ時代からあんな派手な見た目(失礼)の割りにインタビューとかは知性的で、タイトルやゲーム業界全体をこうしたい!みたいな大きいビジョンの話も多くて、そういう所が好きだったんだよな~
名越さんが龍が如くから離れて2年経つけど、現代表の幼稚な振る舞い・言動を見るにつけ、名越さんの存在の大きさを改めて実感します。
いつか出るであろう新作も楽しみに待ってます