昨日、愛子様の才能が高められたのはご両親の躾の良さがあったと書きました。
そして、
家庭環境によるハンデの解消方法なども書いていきますね
と書いたので、今日は、発達心理学の発達段階論※(説明は一番下に)を元にして親子関係の重要性について書きますね。
親子関係は人間関係で一番最初の体験です。
一般的な場合、赤ん坊はまず母親と関係性を作ります。
その次に父親を含めた両親と関係性を作ります。
そしてその後、兄弟を含めた家族でバラエティーに富んだ人間関係を体験します。
生きる手立てが母親に依存している赤ん坊は、まずは母親との関係で生きるためのサバイバルの練習をします。
赤ちゃんの笑顔は母親の愛情を繋ぎ止める為の戦略です。
そして対価として母乳や食事、排泄の世話を得ます。
そんな出生後間もない体験で満足感が得られないと、記憶には残らないとしても、潜在意識化に「生きることは困難」といった記憶が残ります。
2歳までの経験で「世界を信じる態度」が養われるので。
ということで2歳までのお母さんとのスキンシップはとても大切です。
(もちろん、それ以降もですが、2歳までにスキンシップが沢山あると心の安定性が高い、
なので、私は専業主婦はとても素敵な職業だと思っています。👇️)
その後、4歳ぐらいまでに排泄を自分でするためのトイレットトレーニングを受け自律性を養います
でも、ここで失敗の経験により恥や疑念を経験、
恥や疑いの感覚が強く残る可能性があります。
例えば、厳しいトイレットトレーニングをするお母さんの場合、恥の感覚が強い子どもになりうる可能性があります。
そして、4〜5歳になり積極性を学びます。
充分に母親の愛情を受けた子どもは、お母さんという基地を得つつ、探索に出かけます。
でも、安心なお母さんという基地が得られなかったこども(十分なスキンシップや愛を感じられなかった子ども)は、お母さんと離れることに不安を感じ(分離不安)離れようとしなかったりします。
さて、そういった幼い頃の経験が大人になってからどう影響するかというと・・・
大人同士の健全な関係性には、親子関係の影響無しに他人と関係を築く、という態度が必要です。
親の愛情に充足し育った人はパートナーの事を、ただ好きという理由から愛情を分かちあえます。
でも、子供の頃に充分に愛情を育まれなかった人は、親子関係で得られなかった愛情を取り戻そうとします。
いわゆる承認欲求が強い人になる可能性が高くなりがち。
具体的にはパートナーと喧嘩しつつも別れるのは不安、
過度にベッタリしてパートナーから愛情を得ようとしたり、不健全な関係になり得ます。
という様に、子供時代に育まれた親との関係性は全ての関係性との雛形になります。
繰り返しになりますが、
親との健全な態度が育まれた人はパートナーを持ったとき健全な関係性を作る可能性が高くなり、
そうでなかった場合、喧嘩を繰り返しつつも依存しあう、というように、
親との関係の延長の様な態度を繰り返す可能性が高いのです。
まあ、ほとんどの人はそんなことは忘れていますが・・・。
だから無意識のうちに、他人との関係が親との関係の繰り返しになっている場合があるのです。
なぜか人間関係で同じ様な失敗を繰り返す原因は、こういった理由から。
という事で、自分の親子関係で形成された無意識の心のパターンを知り、子ども時代の傷を癒して改善するのは、とても大切なのです。
癒し方については、また別の機会に。
※発達心理学
心理学の一分野で人の加齢に伴う発達的変化の研究。
ここではアメリカ人の心理学者エリク・エリクソンの発達段階説を元に説明しました。
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