介護アロマの勉強会では、アルツハイマー型認知症に良いオイルを紹介したりしています。
アロマテラピーの精油が認知症に効果があることが証明されているので、少しでも知って欲しいし、アロマテラピーは介護に役立つと知って欲しいので立ち上げました。
でも、それとともに、私の母はアルツハイマー型認知症を薬によって、とても進行を遅らせることができたので、そういうことも知って欲しいと思っています。
でも、先日、ある介護をされている方と話をしていた時、親の認知症の進行が遅れることは望んでいないと、おっしゃっていました。
で、自分の目線だけで考えてはいけないな、と反省しました。
私は、母親との仲をフラワーエッセンスによって修復して、とても仲が良かったので、在宅介護時、母の認知症の進行を遅らせたいと考えていました。
でも、その方は、親御さんとの仲が良くなかったのです。
良くないままで、介護の年数が長引いたらば、なんて苦痛な人生になるのでしょうか!
進行が早く進んで介護生活が短いが良いと望むのが当然になるでしょう。
それは、私が介護生活バリバリのとき、家にいて時間があった時、介護ブログを読んでいて、同様なことを書いてあるのを読んだことがあります。
すっかり私は、そういう人たちのことを忘れていました。
ところで、私は別の意味で、母を長く生きさせてしまい悪かったなと思っています。
というのはアルツハイマー型認知症が長引くということは、モヤモヤな状態が長引くということだから、本人にとっては、とても辛い時間が長引くということなのです。
ある時、母が、
「頭がモヤモヤする!
何も分からなくなってきて、怖い!」
って、泣き叫んだ時がありました。
私はなすすべがなくて、一緒に抱き合って泣くしかありませんでした。
そのときの切ない気持ちは、いいようがありません。
でも、そんな切ない思いを抱けたのは、思い切り母の事が好きであったから。
ある意味、幸せな立場でもあったのでしょう。
でも、親を憎みつつ介護をしなくてはいけない人生だとしたら、なんと辛い人生になるのだろうと感じました。
これは高齢者ご本人の事は、まったく抜きにしての話です。
高齢者、要介護者の人権はどうなるのか?ということもありますが、これからますます高齢者が増える社会になる日本。
薬や管ばかりで生きながらえる状態、それは人間として幸せなのか?本人、周囲の人間にとって、そういったことに対し、もっと日本全体で考えていかねばならないのではないかと感じました。
結末がない話で申し訳ないのですが。
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