以前、スクールソーシャルワーカーをしていた時に、問題を抱えていらっしゃるお子さんの家族とお会いする仕事をしていたことがありました。
すると、ご両親のどちらかが同様な問題を抱えていて、推測すると、その上の世代(子供にとってのおじいさんかおばあさん)も、同様な問題を抱えていて、代々、バトンリレーのように、受け継いでいた問題なんだろうなと思うこととが、よくありました。
ソーシャルワーカーは、ジェノグラム(家族図/親族関係図)を書いて、問題解決の糸口を探って行ったりします。
上の家系図みたいな感じの図ですね。
ジェノグラムは、ケアマネやスクールソーシャルワーカー時代、仕事でよく使っていました。
でも私は自分の悩み、家庭内の問題解決には使っていませんでした。
(仕事にしていると、そんなもんですね)
ある日、自分の家族図を、頭の中で、書いてみました。
すると、兄のアスペルガー傾向(今は診断名としては使わなくなりました。発達障害のくくりに入ってます)が、どこから続いてきたかが、はっきり見えてきました。
あ~、目立たなかったけど、先祖代々バトンタッチしてきたのね~、ってわかりました。
うちの一族の問題を兄が引き受けてくれたんだな~って感じて、大嫌いな兄に、生まれて初めて感謝した瞬間でした。
まあ、それで、私の悩みが、すぐに解決されたわけではないのですが・・・
(兄への恨みを手放すのには、かなり時間がかかりました)
ただ、それまで、兄の問題を、「うちは呪われているのか?」とか考えていたのですが、図にして目に見える形にすると、なんか、そんなに恐れる物でないとおもいました。
ガンの人が多い家系とか、血圧が高い人が多い家系とかと同じ感じに思えたのです。
でも、それまでは、本当に、うちは呪われた家系だと思い込み、悩んでいました。
摂った時は、兄の事を、「呪われているのか?うちは・・・」とか考え、かなり悩んでいたけど、今、こうして書く事ができるようになった事にあらわされているように、私の態度に改善がみられました。
で、兄のことを正面から見据えて、できることは全てやりました。
そうしたら、兄の悩みは悩みでなくなり、単なる事実になりました。
その上、家系のネガティブな側面って、個人の性格同様、絶対にポジティブな面も持っているので、そこも振り返れるようになりました。
たとえば、伯父がメーカー会社の電化製品の設計家とか、親戚に技術者が多いのは、発達障害を良い形で出しているのではないか?と思えるようになったこと。
学校の先生や技術職が多い家系・・・
人との付き合いが苦手な人達も独創的な部分を持っているしな~って。
これ、まさしく私の特徴だなと。
(年齢が高くなり人付き合いは来させるようになったけど)
ということで、先祖に感謝を感じました。
ただ、家系的な問題では、もっと深刻な方もいらっしゃることでしょう。
DNAに刷り込まれた問題は、なかなか、しぶとく居続けるかもしませんし。
フラワーエッセンス任せの態度でなく、ご自身の強い決意とともに使うのも必要と思います。
そして、ご自身の内面を見つめることにより、なにか、糸口をつかんでいただけたらいいなと思います。
(ただし、体や精神でも医学的な問題は、ちゃんと、お医者さんに受診されてくださいね。
その上で、傾向性を見つめることは、ホリスティックな観点からよいと思います)
(過去記事を修正、再アップしました)
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