1.はじめに
8月になりました。蛹は今年の前期の講義を全て終え、採点も残すはレポートのみとなりました。今年も面白い着想のレポートが届くか楽しみにしてます。
さて、FFXIではジェール攻略が再開いたしましたので、蛹は狩人でのホバーショットの練習に励んでおります。蛹にとってホバーショットは、使いこなすのに大きな負荷がかかるアビリティであるため、狩人を出すときは極力使わないでおりました。そのせいか、ホバーショットの効果を維持しつつHPの高いモンスターと戦うことに慣れておりませんでした。
もちろんジェールのVENGをあげる過程でアレバティにはホバーショットを使って攻略したのですが、VENGが上がるとホバーショットの維持がどうしても必要になってくることが何戦かして理解できましたので、ホバーショットをどうすれば使いこなせれるようになるのかこの2週間、改善に取り組んできました。
2.ホバーショットの課題分析
蛹が学んだ学問の中の一つに課題分析という考え方がございます。課題分析とは、ある行動を段階的に区分けし、それぞれの段階で何が上手くいっていないのかを分析し、どうすればその上手くいっていない課題を乗り越えられるようになるのかというコンセプトの技法です。もちろん、1回の改善策だけで上手く課題が解決しないことも多いでしょうから、課題分析を用いた改善は、一般的に比較的負荷の低い改善案から始め、徐々により望ましい改善案に移行していくというプロセスをとります。
i)蛹にとってのホバーショットの課題
課題① ホバーショットの維持ができない。
原因は明確で、移動距離不足、瞬時の判断が必要な影縫いをしてしまいホバーショットの効果を消してしまうということがあげられます。
課題② 移動後に遠隔攻撃を不発にしてしまう。
この原因は、サーバー側でまだアバターが移動しているという判定中に遠隔攻撃の発射マクロを押してしまうことで起きるのではなかと分析しました。
ii)課題解決のためのシェーピング
課題①ホバーショット維持の困難さの軽減
ア)カウント
まず移動を始めてから0から1を数えます。そして1を数え終わってから移動を止める練習を繰り返しました。
イ)二段階操作
次の段階では、1を数え終わる前に移動+静止ができるように練習を繰り返しました。
ウ)更なる確実性の向上
移動キーは力を入れすぎず、静止をする時は移動キーから指をいったん離すことも取り入れました。
エ)影縫いへの対策
影縫いに関しては、ジェールのボスでの練習がソロでは難しいため、ワイルドキーパーレイヴのクムハウで練習しました。わざとクムハウ以外のモンスターにからまれてから、クムハウと戦闘を開始し、からまれたモンスターに影縫いを練習しました。ただこの練習は、ストレス強度の高いジェールのアレバティとは心理的環境が異なるので、どこまで効果的な練習になっているかは評価できませんでした。
課題②視覚的処理と通信上のデータ処理の差を極力なくす流暢なホバーショットの恒常化
ア)視覚的情報とサーバーでの処理時間の差の問題
課題1のア)でこの課題に対する練習ができると判断し、射撃後0から1まで数えながら移動し、1になったら移動を中止して再度射撃という練習を繰り返しました。
イ)二段操作による更なる改善
この段階も課題①イ)と同様に練習しました。
ウ)サーバー処理に合わせた運指の課題の改善
これも課題①ウ)で改善されるのではないかと考え、結局課題①と課題②の改善策は一つに収斂いたしました。
iii)結果
課題①に対しては、ホバーショットの維持が2週間前よりも、手の操作感の負荷をそれほど感じられないくらいになりましたので、上記の課題分析が適切でありその解決策も蛹にとって有効であったと評価できました。
課題②に対しても、蛹が視覚的に操作してるアバターの動きとサーバー側の処理の時間的差異をある程度カバーできるようになったようで、何か他の操作を要求されない限り、移動後もだいぶ安定して遠隔攻撃を発動させることができるようになってきました。
3.まとめ
ホバーショットを使いこなすことへの困難さは、個々人のプレイヤー様によって変わってくるものと考えますが、蛹を実験材料としたホバーショットを安定させるための課題分析とシェーピングに基づく練習によって、例えば1時間の練習でホバーショットのミスが2回に留まるほどの成功率をもたらしました。ホバーショットという使用するのに困難さをもたらすアビリティを、どうしたら使いこなせるようになれるのか?まだまだ改善は必要ですが、2週間の練習でここまで到達できたことに満足いたしました。
さて、ジェールのアレバティを攻略できるかは、狩人の火力次第であることがわかってきましたので、ホバーショットを維持しつつ削りながら、影縫いでもホバーショットを切らさずにできるか、これからも研鑽を積んでいきたいと考えております。
ホバーショットの維持に困っているプレイヤー様は、蛹以外にもおられるのではないかと考え、自身の狩人としてのプレイスキルの低さを公開することに恥ずかしさを感じながらも、FFXIを盛り上げ少しでも他のプレイヤー様の役に立てればと思い記事を書かさせていただきました。
「努力は裏切らない 練習あるのみ」
追記
・加筆および文章修正。(8月3日)