風と口笛 | ワールズエンド・ツアー

ワールズエンド・ツアー

田中ビリー、完全自作自演。

完全自作、アンチダウンロード主義の劇場型ブログ。
ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
マシンガンをぶっ放せ!!

るろうに剣心 佐藤健 ブログ 画像

「風と口笛」


見果てぬ先に風が吹くとき、
西から東、尖って乾いたそれが鳴るとき、
海と空の境界駆ける鳥に似た声、
どこから吹いて、どこへ流れる?
いまだに誰も、吹かれていない旅の歌、

僕は君はその行く先を睨んでた、
荒れた地ばかりが拡がり続け、
道らしい道もなく、辿るべきの足跡さえも見当たらない、

僕は思う、君に問う、
君は思う、僕に問う、

風の声に耳を澄ませて、
天が涙するときは、両の手を高く掲げた、
稲妻が喚く夜にはその叫びを浴びてみようと、

朝焼けには目を細め、
天の幾億、星を数える、
陽に灼かれても砂上を歩く、
凍てつく氷原、そこでさえも立ち止まりもせず、

新しい世界では、新しい名前を呼び合った、
新しい街に迷い、新たな想いを語り合う、
出会い重ねる人々の、鼓動を胸に刻み続けて、

孤独に負けない心を持って、
探しているのは優しく激しい、その言葉は人の体温、

抱いた想い、そんな全てを自分の言葉で紡いでみたい、
愛だとか自由だとか優しさだとか、
あるいは希望や願いでも、
かたちにはならなくも、誰もが胸に宿らせる、
命の想い、希求と賛歌、
果てしない旅の途中、

目を閉じて、微かに感じる光に手をかざす、
旅人はいま、その名を移民に変えて、
立ち止まるをやめるだろう、
空を見上げた、そこには風に乗る鳥が、
この世でもっとも美しい、
その瞬間は、僕が君が知るだろう、
ひとつとひとつの孤独に過ぎぬ魂として、

孤独は孤独と重なり合う、
旅の途上の人々は、いつかの約束ぶら下げて、
青みを走る頭上の鳥が南へと、差し出された細い手は、
陽の真下に広がった、数多の羽根と重なった、








本文中には「かたちにはならなくも」って書いてますけど、かたちにならへんのやったらやめます(笑)

閃 ロックンロール ワールズエンド
天 草原 蟻
ゾンビ 祈り 砂時計




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