「水のつぶやき」
夏が近づく海辺を歩く、ハーバーにはカモメたち、
溶けこみそうで溶け合わない、青から青の物憂い世界、
水夫たちはほろ酔いながら波飛沫を聞いていた、
幸福な夢を見られた、たぶん子供のころのこと、いまになれば何もかもを失くした気分だ、
ナッツくわえたカモメを追って、駆けてゆくのは子供たち、
風を背に受けているよう、どこにだってゆけるよう、
そんなふうにさえ見えた、
くわえタバコの先の煙は、
遠く雲に混ざって消えた、夏の日のどこにでも、
見かける景色が続いてる、
⇒@machinegunbilly
あの夏、ぼくらは流れ星になにを願ったんだろう……
流星ツアー(表題作を含む短編小説集)
あの人への想いに綴るうた



