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リーベショコラーデ

thoughts about music and singers

文京シビックホールメンバーズ限定企画 仲道郁代&三舩優子サイン入りCDプレゼント
という企画が実施されています。


1.郵便番号・住所
2.氏名
3.年齢
4.電話番号
5.希望するサインCD(どちらか1つをお選びください)
6.文京シビックホールで開催してもらいたい公演やメルマガに関するご感想
を、メールで送れば合計四人にあたるそうです。

いいですか、抽選に当たる方法は前回説明しました(笑)

そして、今回の注意事項
(1)かならず、指定されている1.2.3...の順に書く事(電話番号のあとに年齢をかいたりしてはいけません)
(2)三舩さんの字をゼッタイに間違えない事(三船などと書いたらアウト。失礼過ぎ。社会人失格)・・・もっとも二期会のHPだって髙橋さんを高橋さんなんて書いてヘーキですからね。。。
(3)6.を誠意を込めて書く事


締め切りは2014年5月30日(金)です。

当たったら写真をアップします。
母の日の日曜日、サントリーホール大ホールで行われた「佐藤しのぶ キューピー母の日スペシャル」わが母の教え給いし歌 2014コンサートへ行ってきました。今年でなんと20周年!!なんだそうです。


サントリー大ホールと言ったら一・二階合わせて2006席もありますが、ほぼ満席!!(1906席くらい埋まってた)

一人でこんなに集客できる声楽家は日本に他にいるでしょうか。

SS席 12000円 S席10000円 A席7500円 B席5000円 C席3500円 もするんですよ。


ご本人の姿を生で拝見するのは三度目。初めて見たのは15年以上前か。オペラ歌手=デブと思っていた頃ですので、コケシのように細くてスマートでしかも他の人とは明らかに違う神々しさ(最近はそれをオーラとか軽々しく誰もが言うようですが)があって、「オペラ歌手というものはこんな人種なんだ」と、別世界の生き物を見たような気持ちになったのをよーーーーーーーく覚えています。


日本に戻ってきて(私が)、ウチにはテレビが無いんですが、実家でテレビ神奈川という放送が映るのでたまたま「佐藤しのぶ 出逢いのハーモニー」という番組を見て、そのパーソナリティ振りがスンバラしいので応援のハガキを書いたらA席7500円のチケットを二枚くれたんです。(懸賞にあたった)

★私は懸賞には必ず当たります。運じゃなくてメッセージに真心を込めるからです。

自慢してしまいましたが(笑)、声楽家なんて世間の常識に疎くて喋るのもヘタというのが相場ですが、この方はどんな人が出てきても(どんな分野のどんな年齢のどんなに話のヘタな相手でも)ちゃんと話題を引き出す事ができるのですね~。素晴らしいです。人間としての引き出しがいっぱいある人なのですね。
(というような事をハガキに書くのです)
(あと、自分がちょっと珍しい人だという内容を書けばバッチリです)
【このコンサートにはわざわざ○○(群馬とか遠い所)から車で三時間かけて来ました、とか、三年前に外国から戻ってから初めてこの番組を知ってそれ以来かかさず録画して見てます、とか】
(嘘をついてはいけません)

という事情で観に行ったのでコンサートの内容は知らず。(笑)

曲目です。

ちょっと、思ってたのと違う・・・
という気持ちはお分かり戴けると思います。

声楽のリサイタルではなくて、佐藤しのぶのワンマンショーなんです。
(合唱団とかバイオリン独奏も出ますが、プログラムの一部です)

声楽ファンとは別の客層が感じられました。観客と一緒に合唱したりという演出も古臭くて(けなしてる訳ではありません)20年同じ事を続けているのだろうと思います。それはそれで結構な事です。安心して観る事ができるショーなんです。

感心したのはやっぱりMC能力です。舞台をひとりで仕切っていて、喋りは全部アドリブでしょう。合唱の小学生の女の子にインタビューして「あなたのお母さんはどんなお母さんですか?」と質問したら子どもが「怒るとコワイ。」と言ったのを受けて「怒るとこわい、けど・・?」と促して子どもに「けど、普段は優しい」と言わせた所は拍手喝采でした。立派な人です。

そんなシーンで涙が出てしまうのは年のせいですが、佐藤しのぶという人間に関心したステージでした。何歳なんだろう・・・子どもが「お母さんは39歳」と言ったら「あら私と同じ!」と言ったので多分そのくらいなんでしょう。

美貌でお話も上手で人間的にも素晴らしい50歳過ぎの現役オペラ歌手なんて、日本には他にいないでしょう。この美貌↓は○十年前のものと思いますが、偉そうにしてない所がまた素敵です。




さて、表題の「コンサート会場で咳が出るのは何故か」ですが、今回のホールでは咳をしている人が結構いて気になりました。昔から「なぜコンサートという音が気になる場所で咳が出ないように予防してこない人がたくさんいるのだろう?」というのが大きな疑問でした。世界中、どこのコンサートでも必ず誰かが咳をしてます。ウィーンのニューイヤーコンサートという伝統のあるコンサートでも、毎年必ず誰かが咳をしています。


その理由は私には経験から分かっています。それは空調の所為なのです
私は普段、咳にはまったく縁がない人生を過ごしてきましたが、会場の空調の風を感じる席に座ると100%咳がでます。というより、普段まったく咳をしないのに何故咳が出るのだろうと会場で思った時に共通していたのが「空調の風」だったのです。ほとんど感じないような風ですが、温度が微妙に違う(少ーし冷たい)空気が顔にあたっているのですね。

最近、「観客が咳をしすぎてうるさかった」と演者がツイートして批難があがった事件があったそうですが、観客じゃなくて設備が原因だという事を、知らない人が大勢なのだと思います。それは、世界のどこの劇場でも同じです。苦情は劇場に言いましょう。直すのは難しいと思いますが。

最後までお読み戴き有り難うございました。


ジャネット・ベッキオーネのリサイタルににゃーと行ってきました。

ご覧の通り、精悍なイタリアンという風貌ですが、Vecchione というイタリアらしい名字は旦那さんのもので、旧姓はBaxterさん。ヴェッキオーネという名前の方がアピールしますね。結婚して良かったです。

登場したのは顔写真よりずっとたくましいボディのお姉さん。

こんな感じ

HPから拝借


ブログラムを見てすぐ分かるように、コロラトゥーラ・ソプラノ全開です。高音もよく出る。アジリタもよくできる。ムゼッタの押し出しも凄い!

ムゼッタなんていう「私は素敵なのよ自信満々」という女性の歌は本人にそういうキャラが無いとゼッタイにできないと思う、ムゼッタイに。(お約束を有り難うございます)

万事控えめを良しとする日本人女性にはもともと無理。もしそんなキャラを実生活でも実現していたら世間から爪弾きになるか或はスターになるかの両極端しか有り得まへん。普通に歌手として生きて行く事はあちらではフツーの事ですが、日本人にはできない。。。そういう歌手です。肉感もバッチリ、ふくよかな全身の細胞から声が出ている。アキマヘンな。勝てません。

ポピュラーな曲ばかりをたくさんやってくれましたが、いくらでも高い声を何回でも出せます!私は全然疲れません!です。この曲目をご覧下さい。連続してこんなんばっかり、よく歌えるものです。しかもミュージカルナンバーは原譜より数度(三度かな)高く歌っている。ミュージカルとオペラとでは声の出し方が違って、それぞれに専門のトレーナーが必要という事を見聞きしていますが(ブリン・ターフェル・ライヴ・イン・コンサートというDVDでオペラ歌手がミュージカルピースを練習している時にボーカルトレーナーから「そんなオペラの歌い方をしたらダメ」と叱られているシーンがありました)

ブリン・ターフェル・ライヴ・イン・コンサート [DVD]

¥5,184
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彼女はさらりと歌い方を代えました。「カンタンに何でもできちゃうのよ」ってな感じ。

聴いて感動して涙が出る、という歌唱ではありませんが、まぁ、凄い歌手さんでした。日本人には真似できないタイプです。
1985年生まれだからまだ29歳です。これからまだ延びるでしょう。

オフィシャル・フェイスブックページはこちらです。

最後までお読み戴き有り難うございました。

けつおけ!第4回「不」定期演奏会
"May the 4th be with you!"
2014/5/4 Sun.
Open 13:00 Start 13:30
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール


J.シュトラウスII/喜歌劇「こうもり」序曲
L.アンダーソン/タイプライター
L.アンダーソン/ワルツィング・キャット
L.アンダーソン/フィドルファドル
J.ウィリアムズ/「スター・ウォーズ」組曲
   ---休憩---
L.v.ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」


けつおけ!というなかなかユニークなオーケストラを聴きに行ってきました。
HPはこちら

なにがユニークかというとHPの文章とか過去の演奏曲目とかで分かります。

クラシックという固い音楽を柔らかくして提供しよう
というコンセプトなのだろう。音楽はすべて楽しいものなんだよ、というメッセージを発している。


今回の演奏会のキャッチコピーは "May the 4th be with you!"
スターウォーズから引用したシャレです。演奏曲目にもちゃんとスター・ウォーズが入っていて、指揮者はダース・ベーダーのコスプレでした。

観客は連休の渋谷という所為もあって家族連れが多く、子どもにも楽しめる内容でした。指揮者のMCも上手です。(法学部卒で指揮は専門ではないようです)


指揮者、というのは、一体何をする人なのか、というのは子どもの頃からの疑問でした。ただの棒振りでテンポを合わせるだけなら小学生でもできます。


それを初めて「そういうものではない=ただのテンポ合わせではない」と気がつかせられたのは実は「2001年宇宙の旅(1968年製作)」という映画の「ブルー・ダニューブ」を聴いた時でした。ワルツです。ワルツというのは、小学校で『三拍子の音楽』だと教わりました。イチニッサン、イチニッサン、と三角形を空中に描いて演奏するものだと。

映画のBGMにかかった「ブルー・ダニューブ」は、まったく違いました。

テンポが揺れ揺れの、それも途中で「止まったか?」と思うほど、自由自在の素晴らしい音楽だった。
(後でこれはカラヤン指揮のベルリンフィルの演奏だと聞きました)

『これは、誰がやっても同じ演奏にはならないものだろう』

音楽というのは楽譜の忠実な再現ではなくて
解釈を盛り込んで自分だけの表現をするものなのだ
と、気がつきました。


同じ音楽でも指揮者(或は演奏者)によってまったく違う演奏になる。

これはクラシック音楽の特徴で、
好きな曲を色んな演奏で聴くのはクラシック音楽が好きな人にとっての醍醐味なんだという事がのちのち分かってきました。



じゃ、指揮者はどうやって自分の解釈をオーケストラに演奏させるのだろうか?
つまり「指揮者は何をしているのか?」が新しい興味になりました。


こういうものでそれが分かります。

名指揮者たちのリハーサル(1) [DVD]

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カルロス・クライバー リハーサルと本番[DVD]

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はみだしオケマン挑戦記(中公文庫)/茂木 大輔

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結論を書きますと、指揮者のやっている事は
(1)各楽器の音量のコントロール
(2)テンポのコントロール
これがすべて。

自分の解釈を実現するための演奏方法の指示というのは、つまるところ「音量とスピード」という二つのパラメータをいじる事で完了するのです。

※アンサンブルが合うまで練習させるなどと言う技術レベルの指導はそれ以前の問題です。
※この事が分からずにデュトワの長い練習指導をいやがったというN響のエピソードなども茂木大輔さんの本で読めます。(ヨーロッパまでレコーディングに出かけたとき、録音前に何度も何度もアンサンブルばっかりしつこくさせられたのは実は「録音するレベルに達していなかったからだ」と録音を迎える頃にようやく気がついた、というエピソードが書いてあります)


クラシック音楽というのはこの「音量とスピード」というのが自由自在に動かせて、それが魅力になる音楽なのです。ここが、一定の水準の音色と音量が出ていれば良いブラスバンドの音楽とオーケストラの音楽の違いでしょう。


今回の演奏会で「スター・ウォーズ」の音楽は迫力があって良かった。

けれども「田園」は別でした。
楽団員の技量の所為ではない。
指揮者の意図を伝達する時間が足りなかったのだろう、という音楽でした。

最後までお読み戴き有り難うございました。

"An der schönen blauen Donau, Walzer, Op. 314"

注:映像はキレイですが最後は音楽が尻切れとんぼになってます

某所【横浜髙島屋】でジュネビビアンの衣装を見てきました。



★一部拡大



素敵ですね。

特に上の↑2着は実物をモデルさんが着て動いている姿を見ましたが、光の加減によって色合いが変化して、印刷物では分からない素晴らしさがありました。(モデルさんも良かったですが)

声楽家って、こんな衣装を何十着も着ないとならないそうで、広告塔契約でもしないと大変だなぁ・・・と思いました。第一、しまっとく場所も・・・(ジュネビビアンのドレスは畳むとコンパクトになってシワも目立たないデザインです、とモデルさんが自ら解説してくれました)


以前、自分の舞台衣装について
「やっと見つけたブランドを他の人も着るようになったらイヤなのでブランド名は人に教えたくない」

などとケチな事を言った人【メゾソプラノの歌手】がいてびっくりした事がありますが(このブランドではありません念のため)、衣装というのは同じものを着ても似合う人と似合わない人がいるもので、衣装だけで自分の個性が出る訳ではない、という事を知らない人もいるんだなぁと思ったものです。


ジュネビビアンがとってもお似合いのモデルさん(写真付き)はこちら。


★後日(2014.5.11)佐藤しのぶさんの衣装展を見てきましたが(サントリーホールブルーローズ)、全部森英恵のオートクチュールで、他の人とまったく違う衣装ばかりでした。あの人には似合っていますが、他の人にはまったく似合わないようなドレスでした。衣装というのは着る人を選ぶものなのですね。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに行ってきました。
開催が今年(2014年)で10回目、『Jours de Fêtes 10回記念 祝祭の日』だそうです。

おめでとう!


その二日目のチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲を目当てに聴きに行きました。

指揮:アレクサンドル・スラドコフスキー
楽団:タタルスタン国立交響楽団
曲目:チャイコフスキー:イタリア奇想曲 op.45
   チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35

ヴァイオリン:ジュヌヴィエーヴ・ロランソー


何故これにしたかは説明不要と思いますが、会場は東京、有楽町にある東京国際フォーラムのホールAです。
チケットが3000円と格安のせいか、一階(3,025席!)は満席。
二階以上にどのくらい入ったのか分かりませんが(一階からは見えないので)、このホールは7階立て5,012席もあるんだそうです。でかーーーーい!


このヴァイオリニストは初めて聴きますが1977年生まれで今年37歳。先日のモイツァ・エルトマンと同世代の音楽家です。1682年のストラディヴァリを使用しているそうですが、が、、、
コンサート会場の広さの所為なのか、平凡な音楽にしか聴こえず、決して『聴衆を巻き込む』演奏にはなっていなかったと私は思いました。聴衆との一体感というか、時空間の共有感というものが生まれなかった。まるで遠くのテレビ画面を観ているような感覚。

このだだっぴろい会場で5000人を巻き込むのは、技術以上にカリスマというものが必要でしょう。たくさんお客さんが呼べたのは良かった事ですけれど、演奏者には可哀想な気がする。演奏後も彼女はHappyには見えませんでした。

催しとしては素晴らしいし成功でしょうけれど、あのでかいホールで音楽は無理。。。
そういう感想を持ちました。

他にも観たいコンサートはあったけれど(アルゲリッチとクレーメル)23:10終演だと家に帰る電車が無いので、、、、
東京は何故電車が24時間動いてないんだろう・・・そんな首都は世界でも東京だけ!

最後までお読み戴き有り難うございました。
収録はこちらが第二部なのに放送は先(2014.9.14)だそうです。

ロシアン・プログラム、第二部はチャイコフスキー最後の交響曲。





四楽章それぞれの違いと特徴を上手に説明してくれる構成で、とても勉強になりました。

この初演の9日後に亡くなった(ご存知のように死因は不明)とか、この交響曲は一生を振り返る構成になっているとか、四楽章はレクイエムだとか聞いて四楽章を最後に聴くとほぼ100%の人が落ち込むはずですが、佐渡さんは間髪を入れずアンコールに明るい曲を二曲演奏しました。あれが無かったら聴衆はドーンと落ち込んだまま家路についた事でしょう。バレエ「白鳥の湖」の悲劇版を観た後と同じように。。。

あのアンコールの曲も良かった。佐渡さんの指揮を今まであまり知りませんでしたが、素晴らしい指揮者と思います。

果たしてあのアンコールが30分の本放送で流れるのか。。。
日曜の朝から人々を暗い気分にして終わるのではないか。。。
放送が楽しみです。【2014年9月14日】

■ 追記
兵庫芸術文化センター管弦楽団というのも知りませんでしたがとても良かった。外国の人がかなりいました。集めてるんでしょうね。こちらに来る事があればまた聴きたいです。
題名のない音楽会に前回行って、とても良かったのでまた行きました。
【2014.5.1収録@横浜みなとみらい大ホール

 

大ホールは一階が1,044席ありますが、満席。
無料とはいえこれだけ人が集められるのは凄い事です。クラシック音楽は世界中で衰退していますがお客さんは掘り起こせばたくさんいる。

それを考えるのは私の仕事ではないので掘り下げませんが、今回の内容も良かった。

今回初めて気がつきましたが、番組収録のためのコンサートは一日に二本あって、それぞれが一時間のコンサートなんです。それを1本30分の番組(毎週日曜日朝9:00~9:30)に編集するのだから中身は半分以下になってしまう。

これは絶対収録の方を観ないといけません。


ラフマニノフP協奏曲第2番は、三楽章のドーンという大太鼓(今回はティンパニーでしたが。というより正規はティンパニーか)がきっちりタイミング合った演奏はなかなか少ないという話をこのブログで書いた事がありますが、今回はぴったり合っていた。指揮者(佐渡裕さん)の顔が見える席に座ったのですが、あの指揮でタイミングを外す人はいないだろう、という指揮振りが見事。しかも、あのドーンから曲調が変わってロマンチックでリリックな所謂「うたう」曲調になるのですが、佐渡さんの指揮は叙情たっぷりにオーケストラをうたわせて、しびれました。これぞロシア音楽!

佐渡さんて、見かけが大柄で不器用な人に見えていましたが、意外にも繊細な音楽をする人なんだという発見をしました。【失礼な発言をお許し下さい】ま、私も大柄では負けませんが(^^; 186cm 88Kg。

放送は30分しかないので、全曲が放送される事は無いと思いますが、とても良い演奏会でした。

ただ、ピアニストが21歳のロシア人(ドミトリー・メイボローダ君)でしたが、ロシア語の通訳をつけてあげなかったのは予算をケチったのか、可哀想でしたね。【英語の通訳がついたけど、あなた21歳の若さで外国のステージに立って、母語でない英語で喋れる日本人がいますかと考えればわかるはず。ガイジン=英語と思ってませんか?】

放送日は2014年10月12日だそうです。うーん、先だ・・・






モイツァ・エルトマンという人を知りませんでしたが、何かでこのポスターを観て、、、


しかも、こういう写真をどこかで見て、


オペラ歌手らしからぬ、何か現代的な表現をする人なんだろうなと興味を持ってたらこんな写真も見つけて

理由はもう書かなくて良いと思いますが(笑)、にゃーを誘って東京オペラシティコンサートホールまで行ってきました。

 


曲目は、ご覧の通り、ごく普通のドイツ歌曲がほとんど。
(三曲目の「死と乙女」は当日「乙女D.652」に変更になりました。暗すぎるからでしょう)
久しぶりにドイツ人のドイツ語の歌を聴きましたが、やはり違います。子音の美しさを静かに歌うというのがドイツ歌曲の良さと思うが(ドイツというのは静かなところなんです)これはドイツ人にしかできないと思う。せいぜい、ロシア人(ただし発音が極めて重要)。

意外だったのはハープが良かった。「伴奏」なのかと思っていましたがコンサートのタイトル通り「デュオ・リサイタル」で、ソプラノの引き立て役、ではなくてどちらも主役なんですね。


ということで、期待したものとは全然違う、ごく普通の歌手さんだった。声質も軽くて、見かけから想像するものとまったくその通りのもの。静かなドイツリート歌手さんです。それはそれで好きなんだけど、、だけど、、写真と全然違うじゃないか!! というのが最大の問題です。

CDデビューした、とか宣伝文句に書いてあったから20代後半くらいの新人なんだと思い込まされましたが、1975年12月29日生まれだから38歳!

ドイツ人女性は老けるのが早いが(空気が乾燥しているからです)あのお肌は日本人ならよんじゅう、以下割愛。

オペラシティコンサートホールというのは1632席ありますが、チケットは(私のはA席、一階の前から三列目)6000円もするのに一階はほぼ満席。

これは「宣伝の力」なんだなぁ、と思いました。この程度の優れた歌手さんは武蔵野文化事業団が毎月のように2000円のチケットで呼んで来るんですよ。「宣伝の力」で集客した事を反映するように、客層は年寄り五割、若いカップル三割、若い女性二割という、普通は声楽のコンサートでほとんど見かけない「若い男性」というのがたくさん来場していました。彼女とのデートにおあつらえ向きという事なんでしょう。(私も似たようなもんだが)

プログラムにはそういう一般受けする曲も入っていましたが、グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)がモーツァルトのピアノソナタを弾いたら、一曲目の終わりで盛大な拍手が湧きました。ソナタったら三部構成で三曲弾くものであって、途中で拍手してはいけない事は無いが曲想が断たれるから拍手はしないのが慣例なのに、そういう事を知らない客層が多かった。(交響曲の曲間に拍手しないのも同じ理由です)
しかもこの曲はソナチネアルバムに入っている曲だから、ピアノ習った人ならほぼ誰でも知っている曲ですが、知らない人がたくさん来ていた。おかけで彼は二曲目と三曲目の間に拍手が起きないように続けて演奏しました。
エルトマンもドイツ歌曲以外の歌も各部の終わりに歌いましたが、本領はドイツリートです。(私のお父さんをリサイタルの最後に歌う歌手があちらには沢山いますが、エルトマンに似合う曲ではありませんでした)

アンコールにはその本領に戻ってドイツリートを二曲歌った。多分、曲名を知っている聴衆は限りなくゼロでしょう。

そういう歌手さんのコンサートを成功させる、というのは「宣伝の力」なんだなぁと、つくづく思うコンサートでした。実力で劣らない優秀な歌手さんは日本にもたくさんいますよ。日本人の歌手さん達をもっと応援してやって下さい。(ドイツリートをこんなに歌える女性歌手は日本にはいないと思いますが)



最後までお読み戴き有り難うございました。

■ CDの宣伝をしておきましょう。



テーマは「歌手」赤池優さんです

実はこのコンサートの内容はよく知らずに赤池さんが出るという理由で観に行きました。
赤池優さんは歌う姿を生で拝見するのは初めて(歌っていない姿を生で拝見した事はあります←意味がよく分からないかも知れませんが生徒さんの発表会を見た事があるのです)

会場でもらったパンフを読んでみると、「0歳からのパーシモン子育て応援コンサート」で昼夜二回同じものをやるそうです。

つまり地元(パーシモンというのは「柿」で、近くに柿の木坂という地名がある)の小さい子どもとその若い親をターゲットにしたもののようです。観客はそういう親子連れが三割、七割は声楽好きの年寄り(私を含みます)。
開始の為に照明が落ちると子どもの「暗いよ~暗いよ~」の叫び声と赤ちゃんたちの泣き声があちこちに・・・大丈夫なのか・・・


内容は前段が日本の歌唱曲。会場のみんなで歌ったり、子どもを舞台に載せたり、とても工夫があって、すっかり「歌のお兄さんお姉さん状態」
赤池優さんは話す声がまたアニメの声優のようです(実際アニメで歌姫の役の歌を担当してるそうです)


カメラを持参しなかったのですが「写真撮っていいですよ~」の歌のお兄さんのかけ声を聞いたので携帯電話で(カメラ持って行けば良かった・・・)



後段はオペラの有名なアリアを組み合わせて、鬼ヶ島に捕われの身となっているお姫様を桃太郎が助けに行くというオリジナル劇です。これは年寄りの声楽ファンには受けましたが子どもが騒いでるので(笑)。。。ま、そういう演目だということで。子どもの耳には歌は残らないでしょうが、劇は面白かったと思います。特に大川信之さんは桃太郎を熱演。子ども相手に演技を真剣に訴えていました。ああいう人に悪い人はいない。

あと、テーマの赤池優先生ですが、この人は演技ナシでお姫様ができる人です。というよりご本人がお姫様として生きてらっしゃる。素でお姫様。お姫様ドレスで縄で後ろ手に縛られて舞台に出てきたときは、多くの男性客(パパ達)が萌えました(笑)
あれは禁じ手でしょう。声もお姫様だし、歌もソプラノだし、美人だし、上品さがあるし、日本ではただのお嬢様育ちの歌手さんはたくさんいますが、こういう本物の品のある歌手さんは貴重です。余人を持って代えがたいポジションを築いている人だと思います。

ということで、一体何を観てきたのか分からないけれど楽しい舞台でした。
感想になっていなくて済みません。


■ 付記
ピアノ兼編曲担当の中山博之さんはキャラクタが面白かった。NHK文化講座の講師をやってるそうなので行ってみたくなりました。
メゾソプラノ兼音楽監修担当の磯地美樹さんは聴くのが二度目。才知のある事を感じさせます。
竹内雅挙さんは初めて観ましたが構成を担当したそうです。経歴を見たら、今回全員(五人)東京藝術大学卒なんですね。ハイレベルの筈です。今度は未就学児童抜きでお願いしたいです。

■ おまけ
お姫様のブログはこちら