アユタヤの遺跡
タイ行き その1
上座仏教の国とはどんなもんか?という興味で
短い期間だけどタイに行ってみた。
<行程メモ>
◆1日目
夜中にバイヨーク・スカイホテルに着く。
インド人街で、「こんな場末!?」と一瞬思ったが、ホテルは問題なし。
◆2日目
・朝早く起きてアユタヤへ。
戦勝記念塔から出る乗り合いタクシー(これにして正解)。
5~6人乗ったら出るというテキトーなワゴン車。
たった60Bでアユタヤに着く。ほかはみんなタイ人だった。
・トゥクトゥクで中州内の主だった遺跡を回る。
ビルマに侵攻されて破壊されたので、仏像の首がみんな落とされている。
首のない仏像がずらっと並んでいると、やはり禍々しい。
・ワット・マハータート
・ワット・ラーチャプラナ
・ワット・プララーム
・ワット・プラシー・サンペット
・ウィハーン・プラ・モンコン・ポピット(遺跡でなく生きている寺)
・ワット・ロカヤスタ
(いちばん有名なワット・プラシー・サンペットのチェディ)
・いっぺんホテルに戻る。川沿いのクルンシー・リバー・ホテル。
ネットで取ったらたったの3700円だったが、とても快適。
・ワット・ヤイ・チャイ・モンコンまで歩く。
生きている寺で、黄色い袈裟の僧・白い袈裟の尼僧がいる。よく整備された寺。
これでもかっていうぐらい釈迦像が続く)
・中州内の遺跡のライトアップを見に行く。
トゥクトゥクが、猫と子供連れ。子供が案内してくれる。
(子供は裸足だった。タイではお坊さんも裸足だったりするので珍しくないのだろうか?)
ナイト・マーケットにちょっと寄って、子供にパンダの風船を買ってあげる。
・ホテルの川沿いのオープン・テラス・レストランで夕食。
デュオのギター生演奏が、ずっとカーペンターズをやっている。
★ 本日の疑問
・遺跡の中心は、仏塔(釣鐘形のチェディ、またはとうもろこし形のプラーン)。
日本では五重塔とかは主役ではないが、タイはなんで仏塔がこんなに好きなのか。
・考えたら当たり前だが、上座仏教では仏は釈迦しかいないので、
釈迦ばっかりがズラーッと、これでもかと並んでいる。作ってて飽きないか?
大乗の日本は、阿弥陀や観音や色々いるので、これだけ仏像彫刻が発達したのか?
(日本の仏像彫刻のすごさを再認識。他の大乗の国はどうなんだろう?
タイの仏像は、大雑把でどうということはない)
・なんでタイの仏像は野ざらしなのか?
・本来の釈迦の教えからいえば、別に国を守ってくれたり、民草にご利益をもたらしたりしない。
その上座仏教を、国王が大変な労力をかけて作ったり、国教とすることに、何の意味があるのだろう?
・なんでタイは犬が放し飼いなんだろう?
(夜のワットプラシーサンペットに入ろうとしたら、野犬が7~8匹つどっていて、
子供に「危ないからダメダメ」と止められた。タイ語なのでわかんないけど)
★ なんとなく晴れた疑問
・釈迦が菩提樹の下に座って悟りを開いた理由。
こう暑いと(インドはもっと暑そう)、樹の下に座るぐらいしか、物が考えられない。
(つづく)
インド哲学宗教史1
インド哲学宗教史(1)By木村泰賢全集1
第1期 (B.C.1500~B.C.1000?)
アーリア人がインド(五河地方)に進入して先住民族を征服する時期。
「リグヴェーダ」10巻は、このころのもの。ほとんど遊牧生活。
第2期 (B.C.1000~B.C.500)
アーリア人がガンジス河下流にまで進み
ほぼ先住民族を征服して奴隷に。
バラモン、クシャトリア、ヴァイシャ(以上はアーリア人)
シュードラ(先住民)の階級(カースト制)をつくる。
宗教上の儀礼が複雑となり、
バラモンだけがそれを司る特権を得る。バラモン教文明の時期。
経済が発展して、学問も分科的に発展。
ヤジュルヴェーダ、ブラーフマナ、ウパニシャッドなど。
第3期 (B.C.500~)
アーリア人が南下してインド全土に。
バラモン勢力に対して、クシャトリアが台頭。
ブッダ当時、マガダのシュシュナーガ王朝を中心に
16の大族と無数の小族にわかれて覇権あらそい中。
<その後>
B.C.264~226 アショカ王がインド統一、仏教に帰依
また分裂。南方はアンドラ王朝。
B.C.1世紀
北方にはギリシアのミリンダ王。
そのあと、大月氏族のカニシカ王がガンダーラを都に。
両方とも外国人だけど仏教に帰依して広める。
<ずっとくだって>
A.D.10世紀
モンゴル人(イスラム教徒)が侵入、
東大寺「お水取り」が東京で見られる!
東大寺の「お水取り」として親しまれている
13年ぶりに東京・国立劇場で披露されることになりました!
公演では、普通の人が入ることができない
二月堂の内部を再現して、
声明(歌のようなお経)だけでなく
僧侶の所作も披露してくれるそうです。
本当は東大寺に行って見たいけれど、
あまりに混雑しそうなので腰が引けていた「お水取り」。
これはぜひ見にいかなくっちゃ!
2009年9月26日(土)午後6時~
27日(日)午後2時~
東京・国立劇場(7月13日に予約開始)


