インド哲学宗教史1
インド哲学宗教史(1)By木村泰賢全集1
第1期 (B.C.1500~B.C.1000?)
アーリア人がインド(五河地方)に進入して先住民族を征服する時期。
「リグヴェーダ」10巻は、このころのもの。ほとんど遊牧生活。
第2期 (B.C.1000~B.C.500)
アーリア人がガンジス河下流にまで進み
ほぼ先住民族を征服して奴隷に。
バラモン、クシャトリア、ヴァイシャ(以上はアーリア人)
シュードラ(先住民)の階級(カースト制)をつくる。
宗教上の儀礼が複雑となり、
バラモンだけがそれを司る特権を得る。バラモン教文明の時期。
経済が発展して、学問も分科的に発展。
ヤジュルヴェーダ、ブラーフマナ、ウパニシャッドなど。
第3期 (B.C.500~)
アーリア人が南下してインド全土に。
バラモン勢力に対して、クシャトリアが台頭。
ブッダ当時、マガダのシュシュナーガ王朝を中心に
16の大族と無数の小族にわかれて覇権あらそい中。
<その後>
B.C.264~226 アショカ王がインド統一、仏教に帰依
また分裂。南方はアンドラ王朝。
B.C.1世紀
北方にはギリシアのミリンダ王。
そのあと、大月氏族のカニシカ王がガンダーラを都に。
両方とも外国人だけど仏教に帰依して広める。
<ずっとくだって>
A.D.10世紀
モンゴル人(イスラム教徒)が侵入、