超姫路2014 総括。 | ネズラー通信編集部のブログ

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編集長です。

ご来場の皆様、

熱いハートで奔走されていた
主催者の皆様、

同じアーツ&クラフツで頑張っている
出展社(者)の皆様、

ありがとうございました。

フード(食べ物)は
一番身近なアートですよ。
一緒に誰もが楽しめる、ね。

さて、
本日は、
超姫路2014を総括したいと思います。


では、
先日の記事のコメント欄で触れた
27日にステージに立たれていた
兼業シンガーソングライター
原田哲也さんのお話からしましょう。

27日炎天下の中、
朝の10時から
僕らのブースの前方で、
ずっとサブステージ(LAWN STAGE)を
見つめている男性がいました。
細身の長身。
眼鏡姿で、
シャツを腕まくりした物静かな雰囲気。

てっきりPA関係者かな、と思ったのですが、
(私の経歴に音楽プライヤーの顔があります)

なんと、
お昼はフードコーナーで買った
カレーを立ち食いしながら
ステージを見ているではありませんか。

そして、
彼は14:30にステージに上がり歌いだしました。
♪心のランナーは今どこを走っている
♪他人の成功を素直に喜べない


そんな歌。

サブステージの方は
大学生が多かったので、
彼は異彩を放っていました。
プレイスタイルもそうですが、
重みがある。

その後もステージを見続ける姿。
最期は
大学生のガールズ・バンドでしたが、
(ベースは男の子だったね)
正直、
巧いとは言い難い演奏もじっと観ている。

僕は彼に声をかけました。

それが、
原田哲也さんです。
レーサーと同名ですが、
普段は兼業で、
山陽電鉄姫路駅前で時々歌っているそう。

彼の言葉です。

ギターは大学生のときにはじめました。
音楽で生きていきたいと思ったこともあります。
現実と夢のギャップに悩みました。
歌い始めたのは5年前です。

(彼は35歳。ですから30歳からのシンガーですね)
僕の歌は暗いです。
でも、人が歌っていないことを
歌っていかないといけないと思っているんです。
自分の人生の指揮者は自分自身です。


僕の方が実のところ年上なのですが、
年齢など記号。
彼は自分の人生の指揮棒をしっかり振っている。

音楽関係者の方、
ユニバーサルとかの方なんて、
兵庫県内で弾き語りの人間を探しているでしょう?
彼、いいですよ。
声も出る。
是非、彼の歌を聴くべきです。
ちゃんと声も出る。
ギターはヘタクソだと謙遜していましたが、
向学心の裏返しですよ。


さて、
ネズラー通信は、
北は北海道から南は九州まで
発行しているフリーマガジンです。
そんな我々がどうして姫路に?

お誘いがあったのです。
声をかけてくれた方は、
「バンビ」さんという
観葉植物を盆栽のように飾ったり、
顔にペイントをしたり、
ティッシュペーパー入れなど
雑貨を造っている女性のグループ。
アイコンは、
UNIQLOで買ったという
お揃いのバンビのTシャツ!

そんな
「バンビ」さんと他の手づくり市で
声をかけて頂いて、
僕らもUNIQLOで、
ネズミ(トムとジェリー)のTシャツを
制服として着て馳せ参じました。

「バンビ」の皆さん、
今度、
やっぱり山の上の手づくり市にでも
行きましょうか笑

きっと僕らが登山で
ハイになるかもしれないですね。

因みに、
僕は山登りします。
ビバークするときはツェルトなどで、
護りますよ♪

バンビさんの出展計画をお伺いしていたのですが、
ここで告知しようと思って、
すっかり忘れてしまいました<(_ _)>

もしご覧なら、
メッセージでも、コメントでも下さい。

主に兵庫県のイベントに出展されていたと
思います。
多肉植物なんて
ホント、お部屋にあるだけで
楽しいと思いますよ♪

そして、
お隣で楽しくさせて頂いたのが、
ITM+さん。
革のバングルいいですね♪
ITM

本当に色々なモノを造っていらっしゃいます。
観ているだけで楽しい。

少しだけ、
本業時計宝飾品ライターの僕から
革のバングルのお手入れについて。

アレルギーが気になる方もいるでしょう。
また、革は洗えないと思っている方も、
臭いが…という男性もいらっしゃるでしょう。

革製品は、
カーフが一番丈夫です。
ワニ革が水に強いというのは都市伝説です。
同様にコードバンはクラックが入ります。
ライターとして僕は嘘は書きませんから笑
時計宝飾品&ファッション雑誌のライターも
知っている事実ですが、
書いていることは違いますよねー。

そんな革は、
人のお肌と同じで「保湿」が一番大切です。
ですから、
革用のクリームでも、
ハンドクリームでも、
こまめに塗ってあげてください。
僕が使っている革製品は40年どころか
もっと経過しているものもありますよ。

革は洗えます。
汚れが気になるのなら、
アミノ酸の洗剤で水洗いして下さい。

また
臭いが気になる、という男性には、
革専用のドイツBECO社のスプレーがあります。
万能なので、
革製品全てに使えます。
時計ベルトケア用品 革バンド用消臭スプレー HELI(ヘリ)/HELI

¥価格不明
Amazon.co.jp

ドイツ製品はアレルギーに対して、
非常に厳しいお国柄ですから、
安心してお使いください。


僕は時計をしている腕に巻いていますが、
高級品の時計でしないでくださいね。

ケース本体が金などでできている場合、
カンタンに傷がつきます。
研磨も何度もできるものではありません。
また、メッキも、
真空蒸着メッキが主流ですが、
そうではないものもあります。
するとメッキが文字通り剥がれます。

時計とブレスレットの併用を
僕は時計宝飾品ライターとして、
おススメはしませんが、
敢えてしたい方は、
セイコーの地金の練りが全く別次元の
ステンレスなら傷も気にならないでしょう。

この
「地金の練り」という
業界内のコトバも浸透してきましたね。
僕が使うから?

さて、
自分たちのブースの紹介もそろそろしましょう。
羊毛キーホルダーは完売となりました。
女性、男性関係なく、
老若男女に愛されている羊毛デグー。
羊毛キーホルダー2
観て頂いたら、
タダモノじゃない造型を味わって頂けるでしょう。

普通の羊毛作品も
結構出ちゃいました。
羊毛もり
また頑張って造りますね。
愛されてとても光栄です。

実は着色して造っていないハムスター。
ハムスター
ネタバレですが、
こんなに手間をかけています。
http://ameblo.jp/nezuler/entry-11921435487.html

ご購入いただいた方、
びっくりしました?笑
大切に使ってあげてくださいませ。

姫路といえば…
というオリジナルキャラです。
以前にもご紹介しましたが、
これも相当手間をかけています。
カンベイ
原画をコラージュ。
それを一日かけてスキャン。
どれだけ凝れば気が済むのか?
これは能面師の外山先生のコトバをお借りします。
『作品に終わりなんてないでしょう。』


日光が造る影が大変美しい
ドイツの廃盤部品コンデンサ・アクセサリー。
コンデンサアクセサリー
こちらも買って頂いてありがとうございます。
僕も買いました!
(仲間内から!)

子インケース(コインケースと読みます)や、
ミサンガ。
ミサンガは100円です。
コインケースやミサンガ
造った人が、
手描友禅の絵付師と訊いたら、
ちょっとびっくりしますか?

ネズ通日本画家より、
大変評価の高かった
僕の蝋燭絵画88番。
88番陳列
自分でもよく描けていると自信を持っています。
黒を使わずに濃淡だけで、
ここまで陰影を出すのは、
非常に高度な技術ですけれど、
そんなことよりも、
好きか嫌いか、感性に訴えかけられたことが
僕は嬉しかったですね。

僕の絵画を
『色使いが綺麗』と
興味を持って下さった方がいました。
本当にありがたい。

街角というか、
この場合は公園のギャラリーですね。

どうして、
こんなゲリラ的なことをするか。
所信表明を貼っていましたが、
以下全文です。
所信表明

○手づくり市で「絵画」を販売する理由。

私たちは絵画を、
生活を楽しくするもの、
生活の質をチョットあげるもの、と考えています。

アメニティという捉え方です。

絵画は画廊や百貨店の美術部で購入すると
日本画の一号(ハガキ大)で3万円はします。

誠実にお答えすると、
この中にはマージンとして3割以上の価格が含まれています。

絵画とは上述のように嗜好品です。

ですから、必需品という訳ではありません。

決して安いものではないので、
時計や宝飾品と同じく、
それを売る什器や雰囲気づくりが大切なのでしょうか。

わたしはそうは思っていません。

絵画は身近な存在だと考えています。

そこに画家の時給が反映されても、
頑張って手が届く値段でなければいけない。

わたしは、皆さんに見て触れて欲しいのです。
ですからご自由に眺めて下さい。

確かにプライスは、1.5万円を設定しています。
それでも十分、誠実な値付けをしている自負があります。

以上。



完全にレジスタンスですね。

百貨店でマージンは3割、
画廊で、4割以上です。
嘘は書いていません。


蝋燭作品は現在220番まで行きました。
このようにファイリングして
原画を観て頂けるようにしています。
絵画ファイル
中には水墨画も入れています。

ファイルの一発目がコレ。
これを選んだのは、
ネズ通の日本画家です。
ファイル2

もうちょっとキャッチーなの…
なんて、僕にはないですから。
アートは毒と華。
無難なもの、
雰囲気だけのものは、
量産品に任せればいいのです。
僕らは一点ものの現物主義者です。

その220番は、
28日描きました。
親友の息子へ。
220番

このように
大きな絵画もします。
大きな絵画
最近は思いっきり
屏風にでも大きな絵画をしたいのですけれどね。
こんなキモチも必然なんでしょう。

さて、
一人、天然の竹サンゴのブローチを
身に着けた女性が、
ジュエリー(というか、GIA基準でいけば、GEMですけれど)
を売っているので
驚いていらっしゃいました。
ジュエリー
その女性のサンゴは、
天然もので間違いないでしょう。
普通は白いサンゴは着色します。
敢えて着色していない。
本物の証なんですよ。
僕は鑑別、鑑定ができますからね。

こちらも所信表明があります。
僕は時計宝飾品ライター。
ソーティングも出来ます。
色石のね。
所信表明2
ルビーについては、
天然ものは滅多に使いません。
もしみなさんが百貨店の宝石売り場についている
80万円の値札の中身を紐解けば、
30万円は鑑別料だったりします。

なら、自分で勉強して、
ルーペを覗いたらいいじゃないですか。
それに天然ものなんて、
枯渇してないですよ。
鉱山に行けば解ります。

リサイクル品が還流している世界。
デッドストック商法です。
時計宝飾品の類はね。
僕はそれとは一線を画しているんですよ。

ですから、
ペリドートなどは天然石でやりますが、
ルビーはよほどのものがない限り、
天然ものなんて使いません。

僕の祖父は、
いえ、
もっと前から一族が貴金属貿易をしています。
血の矜持として、
嘘はつきません。
原材料費と手間賃のみで値付けしています。

合成石については、
崎川先生がお亡くなりになってからも、
日本ではパットしないというか
天然石信仰がありますが、
それって本当?って疑う気持ちも持って下さい。

僕はテレビやパソコンのモニターの画像だけでも、
何の処理か判ってしまうような甘い贋作を
多数見ています。

また、一歩海を渡れば、
価値観も変わります。
どんなスタンスで装飾品を選ばれるかはご自由ですが、
広い視野を持って欲しいと願います。

さて、
絵画ポストカード。
何気に画家が描いたものが
ポストカードで
150円で売られていたりするのがネズ通。
ポストカード

こんな実用品も並んでいました。
他の作家がいるときは
バッグなども並びます。
ポーチ

因みに僕のバッグはネズ通作家が造った
コーデュラのバッグです。

そして、
眼鏡をしている方には、
是非、観て欲しい
眼鏡のツル(テンプル)に着けるだけで、
イヤリングやピアスの代わりになる、
テンプルアクセサリー。
テンプルアクセサリー

これからも現物を手に取って見てくださいませ。


そのほか、
プリ・ジュエの若き経営者さん、
かわいい品をありがとうございます。
http://www.prijewe.jp

異彩を放たれていましたよ。
僕らは画家が集まっているんで
観れば解るんです。

僕は500円玉が入るキーホルダーを買いました。
付けるキーはないんだけれどね!

そして、
お隣で書をされていた、
書き下ろし館の西山さん。
歩きたばこを注意している姿、
カッコよかったよ!
http://nishiyamakazoku.web.fc2.com/kakiorosi.html


皆さん、
姫路中心の方々だったので、
私たちにはなじみがない人たちばかりでしたが、
逆に新鮮でした。

ありがとうございました。

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