初対面で好感を得る話し方
相手の話を聞くばかりでは、出会った意味は半減です。「喋りすぎずに、記憶に残してもらう」…。難しい問題ですが、テクニックはあります。いくつかご紹介しましょう。
【アピールポイントはひとつだけで十分】
「アレもコレも」ではなく、自分が「○○のエキスパート」であることだけをアピールしましょう。コンサルや士業などの専門家が信頼される所以は、やはり「専門であること」。出会いの場では相手だって多くの情報をキャッチしきれませんから、シンプルな方が記憶に残してもらいやすいのです。
【事例を中心に、事実だけを喋る】
とにかく嫌われるのが、「自分はどれだけすごい人物か」という尊大なアピールです。「○○のエキスパート」としてアピールはしたいものの、大げさに語ってはいけません。効果的なのは、1~2の事例を中心に、事実だけを淡々と、簡潔に語ること。ふだんからこの事例をいくつか頭に置いておきましょう。事前に原稿を作っておくのも一案です。
【会っていきなり自分の要望を言わない】
「見込み客を紹介してほしい」「仕事を依頼してほしい」「情報を教えてほしい」「経験談を聞きたい」…など、まず相手に対してどんな要望があるのかを明確にしましょう。もちろん、初対面でいきなり「○○してほしい」とお願いするのはタブー。言うにしても、あくまでもさらりと、会話の最後に付け足すくらいで十分です。
もちろん、名刺交換した次の日に「お会いしたいのですが…」と連絡を入れても、相手は「何か頼まれるのではないか」と警戒してしまい、たとえ会ってもらえても普通の会話はしてもらえないかもしれません。
名刺交換しただけの状態なら、まずはメールや手紙で何度かコンタクトを取り、あなたの人間性を信頼してもらった上で再面談の機会をつくりましょう。30分や1時間程度の会話を少なくとも2~3回は重ね、ある程度人間関係を作って初めて要望を伝えられる関係が始まる、くらいに慎重に考えてください。
顧客と一緒に【事業計画書】を作る方法
銀行同行税理士として、まず、クライアントとすべきなのは、【事業計画書】をつくること。
でも、クライアントはなかなか一緒に事業計画書を作ってくれない。
そこで、クライアントが事業計画書をいっしょに作りたくなるようなしくみが必要である。
そのしくみの一つに「忙しい経営者のための【事業計画書作成プログラム】」というものがある。
以下に「忙しい経営者のための【事業計画書作成プログラム】」のチラシ作成用原稿を掲載するので、興味のある方は参考にしてほしい。
このチラシ案は完成形ではないので、チラシが完成次第、みなさんにも公開します。
【トップコピー】
忙しい経営者のための【事業計画書作成プログラム】
【キャッチコピー】
『事業計画書は1泊2日でを完成できる!』
【リードコピー】
50人以下の中小企業で、毎年【事業計画書】を作っているのはたった3%。
その3%の中小企業のほとんどは、この不景気下でも生き残っています。
そして、銀行も、そういった事実をよく知っています。
だからこそ、銀行は【事業計画書】を作成している中小企業に対しては積極的に応援しています。
○○税理士事務所は、そんな【事業計画書】をつくるお手伝いをさせていただきます。
たった1泊でいっしょに【事業計画書】が完成させてみませんか。
<事業計画書ツアーとは>
社長と○○税理士が、2日間、近郊のホテル・旅館にこもって徹底的に事業計画を考えるというツアーです。
<事業計画書ツアー6つの特徴>
1.短時間で完成
誰にも邪魔されない環境で集中的に行うため、たった2日間で内容の濃い事業計画をつくることができます
2.メリハリのあるスケジュール
昼間はミーティング。夜は仕事を忘れてリラックス。メリハリをつけて効率的に作業が進みます
3.すべておまかせ
ホテル・旅館の手配はすべて○○税理士事務所がさせていただきます
4.社長は話すだけ
社長の考えを○○税理士がうまく引き出し、それを【事業計画書】という形に仕上げます。一切、作業を行っていただくことはありません
5.3種類のシミュレーション
「事業計画作成シミュレーション」ソフトを駆使し、「良い」「普通」「悪い」の3種類の事業計画シミュレーションを作成します
6.銀行に同行
完成した事業計画書を金融機関に説明に行く際に、○○税理士が同行させていただきます。
<事務所情報>
キャッチコピーの書き方の基本3か条
1.「自分に関係がある」と思ってもらう
「自分に関係がある」と思ってもらわなければ人の心は動かない。だから、いかに「自分に関係がある」と思ってもらえるように書くかが一番大切。
そのためには、不特定多数の大勢の人に向けて伝えようとするよりも、「友人の○○さん」といった特定の誰か個人に向けて語りかける意識を持つ必要がある。
2.手垢のついた言葉を使わない
よく使われる言葉を「手垢のついた言葉」というが、「手垢のついた言葉」というのは、どれだけ表現がきれいでも人の心に響かない。読んでいるほうは「またか」と思うから。
言葉には「強い言葉」と「弱い言葉」があり、「強い言葉」とは、「印象の残る」「思わず行動したくなる言葉」のことで、「手垢のついた言葉」は印象に残らない弱い言葉となっている。
強い言葉を書くためのコツは、「具体的に書く」「どこかで使われていたような表現は意識して使わない」ということ。
人と違った表現を意識すること。
3.相手の心に「?」を惹き起こさせる
そのコピーを読んだ瞬間に「それ違うやろ~」と思わせることができれば、そのコピーは「心にひっかかる」コピーとなる。
だから、あえて常識とちがうことを提示してみることで、相手の心に「?」を惹き起こさせることができる。
この3か条を意識してキャッチコピーを書けば、集客に効果を上げることも可能になる。