商工会・商工会議所等からセミナー講師として依頼されるために -28ページ目

出版社主催の出版会議の情報です

私が1冊目の本【銀行融資を3倍引き出す!小さな会社のアピール力】を出版したのが、2年前の5月でした。

この本を出版できるきっかけとなったのが、同文舘出版さんが主催する「京都出版会議」でした。

「出版会議」は、同文舘出版の編集者が複数参加する、「ビジネス書出版を目指す人の企画を練り上げる」場なのです。

「京都出版会議」はその合宿版で多くの方が、この出版会議で出版を決めています。

今年も714日~15日に「京都出版会議」が開催されます。

出版を希望されている方にとっては、とても大きなチャンスだと思いますので、企画をお持ちの方は応募されてみてはいかがでしょうか?

詳しくは、下記facebookページをご参照ください。

http://on.fb.me/IKA3JH

「士業が稼ぐ」は是か非か?

昨日は東京から知り合いが訪ねてくださったので久しぶりに虎寿司に行きました(と言っても2週間ぶりぐらいですが)。

そこで「何故、ヒガシカワさんは士業に対して本を書いたりセミナーや講演を行っているのですか」と聞かれました。

多くの中小企業の経営者は孤独です。経営上の悩みを誰にも言えません。

唯一悩みを話せるのは、税理士や社会保険労務士をはじめとする士業なのです。

士業の方々が、そういった経営者の悩みに対して解決策を提示してあげることができれば、経営者は前向きに経営を行っていくことができます。

経営者が前向きに経営を行うことができれば、業績は上がります。多くの中小企業の業績が上がれば、日本経済は上向きます。

すなわち士業が積極的に経営者に関与することで日本経済は上向くと思っています。

士業が積極的に経営者に関与するためには、一人あたりにかける時間がかかります。

一人当たりにかける時間が長くなるということはその分、ある程度の報酬が必要となります。

十分な報酬を得ることができなければ、士業は経営者に対し、質の高いサービスを提供することができません。

安い報酬で業務を行うとなると、どうしても「相談業務」ではなく「作業」に向かわざるを得ません。

「作業」では、経営者の根本的な悩みを解決することはなかなか難しいと私は考えます。

(「作業」を行う士業を否定しているわけではありません。私の理想とする士業の役割では、という考え方においてです)

でも、十分な報酬を確保できなければ、日々の糧を得るために、「作業」の業務をしなければならないのはよくわかっています。

だからこそ十分な報酬を得るためにどうすればよいかという方法を伝えていきたいと思っています。

「士業が稼ぐなんて、考え方が間違っている」といわれる方もたくさんいらっしゃいます。

しかし、稼げる士業になるからこそ、質の高いサービスを提供できるようにもなりますし、十分に報酬を支払うことのできない経営者に対してもボランティアで相談を受けることができると思っています。

暴利をむさぼるのはいけないと思いますが、高いサービスを提供するために適正な報酬をいただくのは決して悪いことだとは思いません。

「稼げる(この表現もどうかとは思いますが)士業が増えれば中小企業は活性化し、日本経済は上向く」という信念で、今、士業サポートをしています。

実はもう一つ中小企業の活性化のために、活性化させたい業種があるのですが、それについては、また、後日お話させていただきます。

なお、この考えは私独自の考えであり、必ずしも正しいとはいえないかもしれません。いろいろな価値観があるので、「この考えは間違っている」といわれる方もいらっしゃるでしょう。決して他の方の価値観を否定するわけではありませんので、その点につきましてはご了承お願いします。

開業後1年8ヵ月目、厚生年金基金の解約で280万円を現金化


開業後1年半を過ぎた2004年半ば、最初の大ピンチが訪れました。手元資金が60万円を切ろうとしたのです。当時の1ヵ月の生活費は家賃など含め約30万円、預金残高が2ヵ月分の生活費を

切ったら再就職活動を始めよう
と決めていました。もう、後がない。

その矢先、前の職場の破綻後にやはり独立した元・上司から、「厚生年金基金は解約できる」と聞きました。彼も独立後に資金繰りで苦しみ、あちこち調べたところ厚生年金基金が解約できると知って実際に解約したら700万円ほど戻ってきたとのこと。「いざというときのために覚えておきなさい」と言われたものの、その場では「仕事も順調ですし今は必要ありませんが、万が一のときのためにありがたく承ります」と内心ドキドキしながら虚勢を張ってしまった私。しかし帰宅後すぐに年金関係の書類をチェックして問い合わせたところ、何の問題もなく厚生年金基金の解約成立。220万円が、枯渇寸前の私の口座に振り込まれてきたのでした。ちなみに解約したのは「厚生年金」ではなくその上乗せ部分の「厚生年金基金」、お間違えなきように。「厚生年金」そのものは解約できません

その後、私は国民生活金融公庫からの融資を受けて(詳細は次章にて)事業を「攻め」に転じることになります。が、それでもまだ足りなくなって残高が60万円を切ったとき、破綻後ある生命保険会社に転職した元・後輩からの助言で、以前から入っていた別会社の生命保険を解約して60万円を捻出したこともありました。解約返戻金です(保険解約で現金が戻ってくることに驚いたほど、当時の私は世間知らずでした)。まさに干天の慈雨、この解約返戻金がなければ、経営コンサルタントとしての現在の自分はありません。

厚生年金基金を解約したのは当時あまりにも資金繰りが厳しく「解約で受け取れなくなる将来の年金より稼げばいい」と肚をくくったからであり、保険を解約したのはそれまでの生命保険に無駄が多かったからで、かならずしも万人向けの、またはおすすめできる資金調達法ではありません。私は、まず融資を検討すべきだった。が、どうしても、どうしても、どうしても苦しくなったときのために、年金基金や生命保険、あるいは定期預金など、すぐに現金化できるものが自分にどれだけあるのかリストアップしておくのも大切です。


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