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后前弐時のブランチ

少し特異な体験を中心に書いています。
背中がゾクッとするのが苦手な方は片目で
読む様にして下さい(笑)

こんなに寒くなって台風なんて、なんて酷な話なんでしょうね(笑)


今日はライオンズのイベントで小学生のバレーボール大会の応援に


行く予定になってます。



寒いでしょうね・・・。



こんな時に自分が2人いてくれたら・・・って思ったことないですか。


私は毎日あります(笑)




そんな現象が世界の各地で目撃されているのをご存知ですか。


ドッペルゲンガーやドッペルギャンガーなどと言われ、自分が自分を


見てしまうという現象なのですが・・・。


直訳すると「生きている人間の霊的な生き写し」ということだそうです。


有名な話で言うと芥川龍之介などが見たといわれてます。


そして、もう一人の自分を見ると必ず死ぬといわれているようです。




今日の話はコートを出そうかどうしようかと迷った日の話です。



会社が終わり、友人たちと待ち合わせをしていたのですが、友人たちが


少し遅れるというので、私ともう一人の友人で寒いのでパチンコ屋に


入り、時間をつぶす事にしました。



その日に限って二人ともスロットマシンで出てしまい、遅らせた約束の


時間に今度は私たちが間に合わない状況になってしまい・・・。



約束していた居酒屋に遅れて2人で駆けつけました。



「悪い悪い・・・。」


「おー遅かったなー。」


「スロットが出てしまってよー。」


みたいな話を・・・。



「スロット・・・。どこで。」


「駅前の〇〇。」




「ふーん。」



何か反応がおかしい・・・。



「ん・・・。なに。」



「嘘言わんでもえーねん。どこの店に行ってたんや。」



私と一緒にパチンコ屋にいた友人はお互いに顔を見て、


「いや・・・ずっとパチンコ屋におったよ。」


そういうと余り玉でもらったチョコレート(だったかな・・・。)をテーブルの


上に置きました。



「なに言ってんねん。俺ら見たんやぞ。お前ら2人が東門を歩いていくの


見たんやぞ。声かけたのに、チラッと見て逃げるように行ってしもうたや


んけー。気付かんかったんか・・・。」



「・・・・・・。」


私と友人には何のことかさっぱりわからない話でした。



「いや・・・俺らはマジでパチンコ屋に・・・。」


現に東門を今日は通ってないし・・・。



その日私はレンガ色の長いコートを着てました。


珍しい色でそんなコートは当時、誰も着てませんでした。


「そんなコート着てるやつ、他におらんやろ・・・。間違えるか・・・。」



「まぁまぁ・・・わかったから。今日はパチンコしてたって事にしといたるわ。」


友人の一人がそう言う。


「そやな。遅れたのは俺らやし。」


もう一人の友人も納得してます。



おいおい・・・。ちょっと待って・・・。



その話はそこで終わりました。



その日も終電くらいまで飲んで帰りました。


帰り道に一緒にパチンコに行った友人と、



「あの話・・・。何やったんやろうな・・・。」


少し気にはなったのですが、多分似たようなやつがいたんだろうという話で


終わりました。




その当時はドッペルゲンガーという言葉も知らなかったので、世界には自分


に似た人が3人いるっていうからその人なんじゃないかーなんて事で納得し


ました・・・。



それから少し経ったある日、会社に行くと朝から喫煙室で先輩に、


「お前なんで昨日無視したんやー。」


と言われました。


「え・・・。」


「昨日、三宮におったやろ・・・。声かけたのに、無視はないなー。」



「いや・・・昨日は三宮には出てないですよ。」


「いーや・・・。あれはお前やわ。お前みたいな濃いやつ間違わへんわー。」


そう数人の先輩が笑ってます。



本当に三宮には出てないのです。


「ホンマか・・・。」



私があまりにもいうので、その場は先輩たちも納得したようでした。



その日、午後からその先輩と客先へ出かけることになり、その電車での移動


中にまたその話になったのです。



「で・・・。どこの店に行ってんの。こっそり俺だけに教えてや・・・。」



やっぱり信用されてないようでした。



そこで私は先日、友人たちとの話をしたのです。



「それってドッペルゲンガーってやつちゃうんか・・・。」


「なんですかそれ・・・。」


先輩がドッペルゲンガーについて説明してくれました。


「自分で見てしまったら死ぬんですか・・・。」


「そうそう。気をつけろよ・・・。」



冗談ぽく先輩は言います。半信半疑。



「しばらく三宮行くのやめときますわー。」


なんて会話をしました。



会社に帰り、当時インターネットもなかったので、イミダスでドッペルゲンガ


ーを調べました。先輩が言っていた通りの事が書いてました。



「ホンマですねー。見たら死ぬかもしれませんね・・・。」


なんて真面目に言ってると、別の先輩が、



「俺もよー言われるで。昨日見たって。」


「お前の場合は違うわ。お前が見られてるんやでー。」


なんて笑い話になっていました。




しかし、自分でその自分の分身を見てしまうと死んでしまう。


これは衝撃でした・・・。



死期が近づくと見るなどとも書いてあったので、私は本当に死んでしまう


のか・・・とブルーになってました・・・。



その後しばらく三宮には出ませんでしたからね・・・。


今では笑い話ですが、本当に怖かったんですよね・・・。



今でもたまに言われることが有ります。


「お前、昨日三宮におったやろ・・・。」


って・・・。


私本人のときもそうでないときも有りますが・・・(笑)








TODAY'S BGM 「ドッペルゲンガー」 椎名林檎

昨日は電車で移動したのですが、流石に事故から二日目。


体中が痛く、普段なら20分ほどで歩く距離を45分かかってしまった…。


つくづく健康の大事さが身にしみた…。



しかも朝は寒かった・・・。


短い秋はもう終わったのだろうか…。




ある壺の話しなのですが、これは少し厄介な話でした。



友人が結婚する事が決まったと言うので、仲の良いメンバーでその友人


の家に遊びに行きました。


大阪の池田にある大きな家でした。



友人と彼女、そして私と数名の友人で昼頃訪ねて行き、友人の母の作っ


た料理でお祝いをしました。



すると夕方、その友人の父が帰ってきました。


その友人の父は海外へ良く行く仕事で、その日は帰国する日だという事


でした…。



友人の父に挨拶して、父も交えて話が始まりました。



友人の父の話は面白かった。


色々な国に行き、その国特有の文化についての話しでしたが、興味深い


内容でした。



少しすると荷物が届いたらしく、友人が大きな段ボールを引きずりながら


リビングに入って来ました。



「親父…何や、この重い荷物は…。」


「あー面白いモノ見つけたから、お前らの新居に飾れればと思って。」


友人の父はそう言って箱を開け出した。



どうやらタイに行ってたらしく、白いサルの神「ハヌマーン」の置きものが


大量に入ってました。



「ほら、うちの守り神はサルだから…。ハヌマーン。」


友人の父はうれしそうに置きものを見せてました。



私はそのハヌマーン…。正直欲しかった(笑)



そして、箱の中を全て出して行きました。




ハヌマーンだけではなく、色々なモノが入ってました。


新しいモノや古いモノ…。そうその中にかなり古そうな寸胴の壺が入って


ました。



その壺を友人の父が箱から出した瞬間、私は嫌な気分になりました。



大きさはちょうど食パン1斤程の大きさで蓋がついてました。


日本の骨壷みたいな感じで、少し気味が悪い感じでした。


元は白っぽい焼き物だったようですが、かなり汚れていました…。



「この壺は、なんですか…。」


私は友人の父に聞きました。



「骨董品屋がおまけにくれたんだよ…。なんか骨壷みたいやろ…。」


やはり友人の父にもそう見えるらしい。



「親父…ホンマに骨壷やったらどーすんねんな…。そんな薄気味悪いもん


持って帰ってくるなよ…。」


友人はそう言ってその壺を段ボールに戻しました。



「そう言えばコイツ霊感あるんやで…。」


友人は父にそう言う。



「ホンマか。それやったら色々と見てもらおうかな…。」


そう言って立ち上がりました。



私は友人の父に連れられて、別の部屋に行きました。


応接間のようですが、大量の骨董品が置いてありました。



「俺のコレクションなんや…。」


そう言ってテーブルにモノを並べて行きます。



特に気持ち悪いと思ったモノはそこにはなかったのですが、さっきの壺が


気になりました。



「お父さん…。さっきの壺なんですけど…。」


「うん…。あの壺な…。」



「やっぱりあの壺骨壷じゃないかと思うんですよね…。」




「この部屋のモノで気になるモノはないんですけど、さっきの壺はやっぱり


少し気になりますね…。」



「何かありそう…。」



「いや…そこまでは私にはわからないのですけど…。」



「そっか…。」



そんな会話を友人の父の部屋で話して、リビングに戻りました。



応接間には変なモノはなかったとリビングでみんなに話しました。




その日、夜遅くまで話をして帰りました…。




その壺の話は、すぐに忘れてしまってました。





次にその友人に会ったのが、結婚式の二次会を仕切ってくれと頼まれた


時でした。


新大阪で会い、飯を食いながら話をしました。


友人と彼女、私と、彼女の友人の4人でした…。



彼女と彼女の友人が、ヘアメイクの人と会うと言い、先にその店を出ました。


私と友人は店を変えて、酒を飲みながら話そうと言う事になりました。




少し静かな店に入り、話をしてました。



「実はよ…。」


友人は話を始めました。



友人の話では、彼の父の体調が悪く、入退院を繰り返していると言う。


仕事も以前私たちが訪ねた後はほとんど行かずに、病院通いを続けて


るというのだ。



「あの壺が悪いんかと思うんやけどな…。」


その瞬間にあの壺の話を思い出しました。



「あー。あの壺どうしたん…。」


私は友人に聞きました。



「まだうちにあるんや…。やっぱアレってヤバいんかな…。」



嫌な予感がしました。と、言うよりもその瞬間に悪寒が走った気がします。



「お前、知り合いにそんなんわかる人おらんかな…。」


友人はそう聞いてきます。



Fにわかるんだろうか…。


そう思いながらFに電話しました。


私はFに事情を話し、解決できるかどうか聞きました。しかしその時点では


友人の父の病気の原因がそれかどうかはわかりませんでした…。



Fは少し調べるからと言ってくれました。



友人にもそう言って、その日は別れました。




翌日は休日でしたが、朝一番にFからの電話で起こされました。



「タイ人の除霊出来る人が西宮におるらしいんや…。そこ紹介してもらった


から…。伝えてあげて…。」


やはり頼りになるのはFでした…。



私はFに礼を言って、電話を切りそのまま友人に電話をしました。


Fから聞いたタイ人の連絡先を教えて、電話を切りました。





その後友人からの連絡はありませんでした。


私もFの紹介で安心してて、あまり気にもしてませんでした。




結婚式の二次会の打合せをまた新大阪でやる事になり、4人で会いました。



その日会った瞬間に友人が、


「ありがとう…。親父が良くなってさ、結婚式も大丈夫そうやわ…。」



友人の話ではFに紹介してもらったタイ人の霊媒師のところへ父親と一緒に


壺を持って行き、お祓いをしてもらうとすぐに父親の体調は良くなり、2週間も


するとすっかり元気になったようでした。



「後で親父も合流するって言ってたから、今日はえーもん食わしてもらおうや。」


友人はうれしそうでした。



その日、新大阪から北新地へ移動し、友人の父に御馳走してもらいました。




そのタイの霊媒師は、やはりその壺が原因だと言ったそうだ。


そして、壺を引き取ってもらい、お祓いをしてもらったそうです…。



友人の父は血圧が高く、壺を持ち帰った後、血圧があがり不調を訴えていた


そうだ。


しかしその霊媒師のところへ行った後は体調も戻り、仕事にも行き始めたと


言っていた。



「ホントにありがとうな。助かったよ。こいつらの結婚式まで生きられへんって


覚悟したもんなー。」


そう言って笑っていた。


海外の骨董品はもう買わないと約束していた。




友人の新居にはたくさんのハヌマーンが今も置いてある…。






TODAY'S BGM 「東京」 桑田圭祐

冷え込んできましたね。すっかり晩秋の大気が漂ってます。


私ごとですが・・・って元々ブログって私ごとを書くモノですが(笑)


昨日事故を起こしまして・・・現在全身激痛を伴っており大変です。


比較的安全な車に乗せていただいてたので、死なずに済みました(笑)


まだ霊にならずに済んでよかったです・・・(笑)



では今日は先日の話の後日談を約束通り書きたいと思います。





友人FとSと私、そしてヨウコちゃん。この4人でヨウコちゃんの自宅近くの


自殺のあったというコンテナを見に行ったのですが、Fが言うには


「本当に怖いのはそのコンテナではなく、他にある・・・。」


コンテナの裏に捨ててあった仏壇。


それを見つけた後のFの様子からも、その仏壇が怖いということがわかり


ました。



その日から数日経ったある休日のことでした・・・。



朝早くから携帯がなり、寝ぼけて出てみるとFからの電話でした。



「今日ちょっと空いてる。」


「うん・・・。えーけど。」


「ちょっと一緒に来て。Sと迎えに行くから・・・。」


そう言われました。



ちょうど昼前に二人はやってきて、3人で昼飯を食べながら話をしました。



「どこかいくの。」


私はFに聞きました。


「うん・・・この間の場所・・・。」


Fは大盛のミートスパゲティを食べながらそういいます。



「実はな・・・。」


大盛のパスタを食べ終わったところで、話を始めました。



先日、あの場所に行った後、ヨウコちゃんに異変があり、40度を超える高


熱が続いているそうなのだ・・・。


風邪だろうと言うことで、病院にも行ったそうなのだが、注射や薬では一向


に熱が下がる様子もないと言う。



Fはそれを聞いてあの場所に行く必要があると判断したと言うのだが。



「おいおい・・・。それは俺らもヤバい可能性ないか・・・。」


Sがそう言い出す。



私には疑問があった。


4人で行き、なぜヨウコちゃんだけがそんな事になったのか・・・。



「俺は行きたくないなー。」


Sは完全に逃げ腰で・・・。



「だったら二人で行くわ・・・。」


FはSにそう言った。元々Fは無理強いはしない人。嫌だという人まで巻き込


む事はない。



その店を出て、Sを家まで送る。私とFはそのままその場所へ向かう。



後部座席にダンボールが乗っていた。



「これなに・・・。」


私が聞くと、



「あー。じいさんに聞いて色々と持ってきた。」


そう言う。


私はそのダンボールを開けて中を見た。



線香、ろうそく、水、酒、榊、鏡に米、塩・・・。そんなものが入ってた記憶があ


る。



「お前のじいさんってお寺の住職やったよな・・・。これって神主さんの仕事じ


ゃないのか・・・。」


私は素直に疑問を投げかけた。



「霊媒師って寺でも神社でもなくて、どっちにも属さないのが本当みたいや


な・・・。もちろん俺もそのどれでもないけどなー。」


そう言って笑っていた。



例の場所の近くまで二人でやってきた。


とりあえず近くに車を止めて、缶コーヒーを飲んだ。



そこで、Fはヨウコちゃんに電話をしていた。


私はタバコを吸いながら、今から入っていく山の方を見ていた。やけに烏が


いた記憶がある・・・。



「少しマシやけど、まだ熱が下がらんらしいわ・・・。」


Fはそう言うと空き缶を捨てて車に乗り込んだ。



そのまま一気にその場所まで行った。


その場所は昼間でも気味が悪い事がわかった。そしてなんらかの気配も


感じるのだ・・・。



Fに軍手を渡された。



「なにするんや・・・。」


「例の仏壇を引っ張り出す。」


Fはそう言うとコンテナの裏に入っていった。



マジかよ・・・。これは私の本音(笑)


Sではないけど、厄介なのは正直嫌だった。Fはヨウコちゃんを救いたい


という一心だったのかもしれない。



周りのゴミをどけながら、大きな仏壇を二人がかりでコンテナの横まで引


っ張り出した。少し肌寒い時期に二人で汗だくになっていた。



まず、仏壇に触れる前に、Fは大量の線香に火をつけて、塩をふっていた


気がする。



大きな仏壇はかなり重い。下にタイヤを置いて、その上にベニヤ板を敷く。


その上を滑らせるようにして引っ張り出した。



仏壇を動かすと、その下からも色々と出てきた。


仏壇の鐘やお経なども・・・。


とりあえず仏壇をきちんと立て、その一式をセットした。



Fは線香を立てて、水をはり、榊を活け、手を合わせた。



仏壇の引き出しから色々なモノが出てきた。


持ち主がわかるモノも・・・。



そしてその持ち主・・・ヨウコちゃんと同じ苗字の人だった。


田舎の方である。同じ苗字の人が多い土地なのだろう・・・。



Fは仏壇の周りに酒と塩を撒き始めた。


私はそれを見ているだけだったのだが・・・。



そして仏壇の開きを閉めた、そのときだった・・・。



「今聞こえた・・・。」


Fは私にそう言った。


「ん・・・。いや・・・何も。」


私には何も聞こえなかった。



「触るな・・・って言われた。」




昼間である。ゴミの山の中に置かれた仏壇。


異様な光景である。そこでそう聞こえたとFは言うのだ・・・。



私は顔を歪めざるを得なかった・・・。



Fはお経を読み上げ始めた。


流石は住職の孫と言ったところだろうか・・・。


見事な読経に私には聞こえた。



そしてその読経が始まった瞬間に、周囲に居たと思われる烏が一気に


飛び立ったのです。


Fはそれでも読経を続けます。



Fは別にお寺関係者に見える風貌でもなく、いまどきの髪の毛を染めた


ただの若者なのです・・・。その若者が流暢にお経を読む。


そしてその威圧感も十二分に持っているのです。



私はただただそのFを見ていました。



そして今度は強い風が吹き抜けました。


仏壇の前に立てたろうそくの火が消えました。



どのくらい読経が続いたか忘れましたが、Fが立ち上がり私の方を見まし


た。



「多分・・・これで大丈夫やと思うわ・・・。」



そう言って車に置いていた缶コーヒーを出してきて、二人で仏壇を見なが


ら飲みました。



「なんやったんやろうな・・・。」


Fに聞くと、



「うん。これは多分ヨウコちゃんの家に縁のある家の仏壇やと思うわ。突


然ここに捨てられたから、かなり怒ってる感じやな・・・。」




そんな事までわかるんか・・・。


私は感心して聞いてました。



「それでヨウコちゃんだけ、熱にうなされる事になってしまったんと違うか


な・・・。」


Fはそう言って飲み干した缶をゴミの山に投げ込みました。



その後、ヨウコちゃんの家に行くと言い、仏壇を開けて幾つか並んでいる


位牌をダンボールに入れて車に積みました。






山を下りてヨウコちゃんの家の前に車を止めて、チャイムを鳴らしました。



ヨウコちゃんの母が出てきて、事情を話し、家に上がらせていただきました。



リビングで、ヨウコちゃんの父と母にダンボールの位牌を見せ、話をしました。


正直、Fと私は少し不気味に思われていたと思います。



しばらくするとヨウコちゃんもリビングに入ってきました。



改めてFは捨てられていた仏壇の話をしてました。



「その仏壇は私のいとこの家の仏壇やと思うわ・・・。」


ヨウコちゃんの父はそう口を開きました。



その親戚は破産して家を差し押さえられ、夜逃げ同然で出て行ったようでし


た。その後家は取り壊されて、今は更地になっているということだったのです


が、ややこしい業者が入って整理してたので親戚一同手を出せずに困って


いたようでした。



ヨウコちゃんの父上に頼み、その位牌だけはお寺へお願いすることになりま


した。



私とFは夕方までヨウコちゃんの家で過ごし、帰りました。


その間にヨウコちゃんは熱も下がり元気になっていました。




何でも出来るF。それに感心した日でした。



Fに触るなと言ったという声。私には聞こえなかったといいましたが、その日


後で思い返すと、終始耳鳴りがしていたのです。



Fほどのパワーも持ち合わせていないので、私には実際に聞こえなかった


のでしょうが・・・。






その後、Fはヨウコちゃんと付き合い始めました。


何度も二人でいるところに呼び出され、仲が良いところを見せ付けられて


いやーな思いをしました(笑)




これもFに関わる不思議な体験でした・・・。








TODAY'S BGM 「ぼくたちの日々」 スガシカオ