#048 秋の日の怪談 「ドッペルゲンガー」 | 后前弐時のブランチ

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少し特異な体験を中心に書いています。
背中がゾクッとするのが苦手な方は片目で
読む様にして下さい(笑)

こんなに寒くなって台風なんて、なんて酷な話なんでしょうね(笑)


今日はライオンズのイベントで小学生のバレーボール大会の応援に


行く予定になってます。



寒いでしょうね・・・。



こんな時に自分が2人いてくれたら・・・って思ったことないですか。


私は毎日あります(笑)




そんな現象が世界の各地で目撃されているのをご存知ですか。


ドッペルゲンガーやドッペルギャンガーなどと言われ、自分が自分を


見てしまうという現象なのですが・・・。


直訳すると「生きている人間の霊的な生き写し」ということだそうです。


有名な話で言うと芥川龍之介などが見たといわれてます。


そして、もう一人の自分を見ると必ず死ぬといわれているようです。




今日の話はコートを出そうかどうしようかと迷った日の話です。



会社が終わり、友人たちと待ち合わせをしていたのですが、友人たちが


少し遅れるというので、私ともう一人の友人で寒いのでパチンコ屋に


入り、時間をつぶす事にしました。



その日に限って二人ともスロットマシンで出てしまい、遅らせた約束の


時間に今度は私たちが間に合わない状況になってしまい・・・。



約束していた居酒屋に遅れて2人で駆けつけました。



「悪い悪い・・・。」


「おー遅かったなー。」


「スロットが出てしまってよー。」


みたいな話を・・・。



「スロット・・・。どこで。」


「駅前の〇〇。」




「ふーん。」



何か反応がおかしい・・・。



「ん・・・。なに。」



「嘘言わんでもえーねん。どこの店に行ってたんや。」



私と一緒にパチンコ屋にいた友人はお互いに顔を見て、


「いや・・・ずっとパチンコ屋におったよ。」


そういうと余り玉でもらったチョコレート(だったかな・・・。)をテーブルの


上に置きました。



「なに言ってんねん。俺ら見たんやぞ。お前ら2人が東門を歩いていくの


見たんやぞ。声かけたのに、チラッと見て逃げるように行ってしもうたや


んけー。気付かんかったんか・・・。」



「・・・・・・。」


私と友人には何のことかさっぱりわからない話でした。



「いや・・・俺らはマジでパチンコ屋に・・・。」


現に東門を今日は通ってないし・・・。



その日私はレンガ色の長いコートを着てました。


珍しい色でそんなコートは当時、誰も着てませんでした。


「そんなコート着てるやつ、他におらんやろ・・・。間違えるか・・・。」



「まぁまぁ・・・わかったから。今日はパチンコしてたって事にしといたるわ。」


友人の一人がそう言う。


「そやな。遅れたのは俺らやし。」


もう一人の友人も納得してます。



おいおい・・・。ちょっと待って・・・。



その話はそこで終わりました。



その日も終電くらいまで飲んで帰りました。


帰り道に一緒にパチンコに行った友人と、



「あの話・・・。何やったんやろうな・・・。」


少し気にはなったのですが、多分似たようなやつがいたんだろうという話で


終わりました。




その当時はドッペルゲンガーという言葉も知らなかったので、世界には自分


に似た人が3人いるっていうからその人なんじゃないかーなんて事で納得し


ました・・・。



それから少し経ったある日、会社に行くと朝から喫煙室で先輩に、


「お前なんで昨日無視したんやー。」


と言われました。


「え・・・。」


「昨日、三宮におったやろ・・・。声かけたのに、無視はないなー。」



「いや・・・昨日は三宮には出てないですよ。」


「いーや・・・。あれはお前やわ。お前みたいな濃いやつ間違わへんわー。」


そう数人の先輩が笑ってます。



本当に三宮には出てないのです。


「ホンマか・・・。」



私があまりにもいうので、その場は先輩たちも納得したようでした。



その日、午後からその先輩と客先へ出かけることになり、その電車での移動


中にまたその話になったのです。



「で・・・。どこの店に行ってんの。こっそり俺だけに教えてや・・・。」



やっぱり信用されてないようでした。



そこで私は先日、友人たちとの話をしたのです。



「それってドッペルゲンガーってやつちゃうんか・・・。」


「なんですかそれ・・・。」


先輩がドッペルゲンガーについて説明してくれました。


「自分で見てしまったら死ぬんですか・・・。」


「そうそう。気をつけろよ・・・。」



冗談ぽく先輩は言います。半信半疑。



「しばらく三宮行くのやめときますわー。」


なんて会話をしました。



会社に帰り、当時インターネットもなかったので、イミダスでドッペルゲンガ


ーを調べました。先輩が言っていた通りの事が書いてました。



「ホンマですねー。見たら死ぬかもしれませんね・・・。」


なんて真面目に言ってると、別の先輩が、



「俺もよー言われるで。昨日見たって。」


「お前の場合は違うわ。お前が見られてるんやでー。」


なんて笑い話になっていました。




しかし、自分でその自分の分身を見てしまうと死んでしまう。


これは衝撃でした・・・。



死期が近づくと見るなどとも書いてあったので、私は本当に死んでしまう


のか・・・とブルーになってました・・・。



その後しばらく三宮には出ませんでしたからね・・・。


今では笑い話ですが、本当に怖かったんですよね・・・。



今でもたまに言われることが有ります。


「お前、昨日三宮におったやろ・・・。」


って・・・。


私本人のときもそうでないときも有りますが・・・(笑)








TODAY'S BGM 「ドッペルゲンガー」 椎名林檎