オンボーディング・プロセス 「膵臓」の役割を体験② | 続・ティール組織 研究会のブログ

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ティール組織が話題になっているが、具現化するにはどうしたらよいか?
その研究を続けるにあたり、さらに次の形態である、続・ティール組織なるものまで視野に入れ、具体的な施策・行動内容を研究・支援する会。

先にオンボーディング・プロセスに

ついて記載した。当研究会が考える

オンボーディング・プロセスは「役割」

と「ゆらぎ」を体験してもらうことだ。

その「役割」について暫く記載して

いきたい。

 

”膵臓”の役割つづき こちらを参照

・全細胞からの過去情報をすべて記憶する。

膵臓は、60兆もの全細胞からの情報

を常に保存している。それが1年、5年、

10年経つととんでもない情報量になる

のだが、それを潜在意識とよばれる

データベース内に保存しているのだ。

実際は膵臓だけでは保存しきれないの

で、脳と連携し、脳の5%の領域を利用

して保存していくのである。この天文学

的な情報量を脳はたった5%の領域で

保持するのだから、脳もやはりとんでも

ない部位であることがわかる。

 

組織でも膵臓の役割は過去10年分

程度のデータベースの内容を記憶し、

さらに解析し、標準値や異常値などを

検出する役割を担っている。

それはまさに、統計分析の手法を用い、

さまざまな切り口からの統計処理として

利用されるのだ。

日本国という生命体でも同じように、

統計データとして扱い、処理も行って

いる。国の場合は、各府省が公表する

統計データを一つにまとめ、統計データ

の検索をはじめとした、さまざまな機能

を備えた政府統計のポータルサイトとし

て運用している。管轄は総務省統計局

となっている。ポータルサイトはこちら

 

オンボーディング・プロセスでは、この

統計データ処理の方法を学ぶ。

統計処理をやったことがない人も多く、

初歩的なところからオンボーディング・

プロセスでは入っていく。統計は下記

 

なるべく具体的な内容を教材として、

因子分析、時系列分析などの分析

をやってみると良い。

 

 

・消化液を分泌し、消化を助ける。

組織に難題が降りかかってきた際に、

まず管理職や口の担当者が対応する。

さらに、膵臓や胃腸の担当者も反応し

て対応していくのであろう。

膵臓の担当者は消化液、つまりは、

過去情報を駆使して同じような事例が

ないか、検索したり、ファイルを見直し

たりするのだ。

 

オンボーディング・プロセスでも、実際

にあったような難題のケースを教材

として、チームで過去情報を閲覧しな

がら解決策を考えてもらうということを

やってみる。

より具体的な事例で、本当に困り果て

たような事例が良いだろう。

10の人材像の著者であるIDEO社の

事例で、”実験者”でのところで記載

されていた内容が面白い。

内容は、壁掛けTVの広告戦略をどう

するか?ということであった。10年も

前の当時は、壁掛けTVという市場が

なく、初めて売り出す際に、既存の

TVに対抗して売り出すにも、どう広告

を打てば良いかがわからなかった。

IDEO社ではプロトタイプを作り、広告

戦略を作り出そうとするも、なにせ、

壁というスペースにTVを配置するの

であるから、もはや家電ではなく、

装飾品の1つに様変わりしていた

のだ。そうなると、今までの主導権は

父親が握っていたのに対し、今度は

母親や子供が主導権を握ることに

なるのだ。なぜなら、家を飾るデザ

インの1つとなれば、父親ではなく、

母親に主導権が渡るからだ。

この壁掛けTVという新たな市場に

対し、どのような広告を打てば良い

のかという難題に対し、答えは実寸

サイズのカラー広告を折りたたんで

新聞広告として差し込んだという、

斬新な方法であった。これにより、

全く想像すら出来なかった壁掛け

TVという存在に、消費者が実寸の

プロトタイプであるカラー広告を広げ、

家の中のいろんな所に張っていき、

最も相応しい場所を探し当てた。

そのような行動を取った消費者が

何名も現れ、壁掛けTVはヒットして

いったという内容であった。

とても興味深い内容だ。

 

通常であれば、想像しにくい企画、

想像しにくいサービスや商品、など

の場合、プロトタイプを作成し、それ

を試してもらうことで、想像できる

ようになるのだ。想像できれば後は

勝手にニーズが湧き出てくるという

次第だ。

 

こういうアイデアだし、プロトタイプ

作りなどを得意とするのが口の役割、

両足の役割の担当者である。この

アイデアを出しつつ、上手く相手に

伝わらないと思ったら、プロトタイプ

のような簡易ツールを使って説明す

るなどの事例は、現場でも多々発生

するだろう。こういう過去の事例を、

膵臓の役割の担当者が、こんなの

はどうですか?と出してくれると、

口や両足や脳の担当者を刺激し、

アイデアが生まれてくるのである。

 

 

・ホルモンによって糖をエネルギーに変える。

エネルギーを吸収する部位としては、

腸というイメージがあるが、先にも記

載したとおり、腸は食物などからエネ

ルギーを吸収するのであり、膵臓は

糖をエネルギーに変えるのである。 

体外からのエネルギーを受け取る

のは、まず脾臓であり、それが膵臓

や盲腸へと伝わっていくのである。

よって膵臓も体外からのエネルギー

を吸収する役割を担ってもいるのだ。

それは、振動波という形のエネルギー

で脾臓や膵臓に入ってくるのである。

 

組織でも同様で、エネルギーを生み

出す原動力となり、外からの情報を

保管している情報と組み合わせて、

まったく新しい情報や力に替えてくれ

る役割を果たすのだ。これが膵臓の

役割の最大の特徴でもある。つまり、

過去情報をそのまま過去情報として

利用しただけでは、等価の価値でし

かないが、そこに外部からの新しい

概念や情報を入れ込み過去情報と

ミックスさせて全く別の付加価値を

持った情報へと変換するのである。

 

これは、ビッグデータから有益な情

報を抜き出すのと同じようなことで

あり、これができるのは脳の役割の

担当者か、膵臓の役割の担当者しか

できない。だから第二の脳といわれる

ゆえんなのだ。これが膵臓の担当者

の頭の中で行われるのだからすごい。

 

オンボーディング・プロセスでは、この

ような難易度の高い変換作業をも、

体験させる。そうすることで、膵臓の

役割とはどういうものなのかが理解

できるのであるから。

ビッグデータから会社という生命体

の新たな危機を見つけ出したり、逆に

今後の有望な市場を見つけ出したり、

生命体が進むべき道筋を見いだして

くれたり、様々な有益情報が考えられ

るのであろう。

何か、具体的な事例を教材として、

体験させるとよいだろう。

 

 

・第3チャクラを開く

第3チャクラは、太陽神経叢とつなが

っており、さらに、膵臓にもつながって

いるのだ。よって、膵臓をクリアにする、

つまりは過去の記憶を整理整頓し、

不安のないような状態にすることで

膵臓が活性化し、第3チャクラが開く

のである。逆に過去に不安があると、

膵臓が活性化せず、第3チャクラも

詰まるのである。

 

第3チャクラを開く方法を下記に記す。

参考にしていただきたい。こちら参照

いかがであろうか。

膵臓の役割というものがどういう

ものであるかが、理解できただろう。

相当分析力、記憶力、解析力に長け、

クレバーな担当者ということになるの

で、難易度は高い役割なのだ。

 

このような役割を担ってくれる人が

チームにいると、それはもう大助かり

であり、チームが活性化する要因と

なるのであろうから。