エネルギーからみた組織コンサルティング⑬ | 続・ティール組織 研究会のブログ

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ティール組織が話題になっているが、具現化するにはどうしたらよいか?
その研究を続けるにあたり、さらに次の形態である、続・ティール組織なるものまで視野に入れ、具体的な施策・行動内容を研究・支援する会。

先に組織を人間と捉えた際の各部位の

役割について記載した。人間の部位の

役割がいかに複雑に関係しあっている

様子がよく分かった。

 

それゆえ、組織でも同様な行動ができて

いるのならば、人間と同じように動ける

という訳である。それを目指していきたい。

 

 

先までは、脳、顔、両足、脊髄、口、心臓、

両手、膵臓と、それぞれの役割を確認して

きた。次は肝臓の役割を確認していきたい。

肝臓の役割を担うのはKNさん、であった。

肝臓の役割は波動レベル3というやや低い

レベル感であるが、人間にとって大切な

部位であることは間違いない。

・KNさん:波動レベル6ゆえに、OK

 

 

・肝臓の役割

×栄養素を利用しやすい物質にして貯蔵する。

肝臓は、体内の化学工場といわれるように、様々

な役割を担っている。その一つが「貯蔵」である。

肝臓には、脳の働きに必要な、ブドウ糖を供給

する働きがある。脳は24時間休みなく栄養を必要

としている。そこで肝臓では、いつでもブドウ糖の

供給ができるように、グリコーゲンとして貯蔵して

いるのだ。食物から吸収した脂肪分や糖分、

たんぱく質・グリコーゲン・脂肪に分解・合成して、

蓄えておき、不足した時にエネルギーとして消費

するのである。

 

組織でも同様で、脳である管理職は常に頭を

使い、疲労している状態が続き、栄養を必要

としている。その栄養とは、メンバーであれば

評価などの波動エネルギーであった。認めて

いるよ!、がんばっているね!などの波動

エネルギーを与えることが評価なのであった。

管理職の場合、栄養とはどのようなものに

なるのだろうか?それは、癒やし・安らぎ等

になるのだろう。これも波動エネルギーで

あろう。波動レベル4に”癒やしを与える”と

いうハートチャクラの役割がある。これが、

管理職にはエネルギー源になるのだ。

 

それゆえ、管理職は肝臓の担当者から何か

癒やし・安らぎのようなものを与えられる

ような、癒やしの波動エネルギーをもらえる

ような状態にあれば、KNさんは肝臓として

の役割を果たしていることになるのだが、

現状は、そうはなっていない。KNさんが、

癒やし・安らぎを与えられるような愛の波動

を発信できるような状態にはない。KNさん

はどちらかというと愛に鈍いタイプである。

自分中心で、エゴが強いタイプなのだ。

よって、この機能は問題があるといえる。

 

×栄養素を分解してエネルギーを作り出す。

上記で記載したので、割愛する。

 

△有害な物質を解毒する。

肝臓の役割でとても重要なのがこの解毒作用

であろう。体にとってよくないものを見事に解毒

してくれるのである。逆に言うと、肝臓自身は、

毒素に強いといえる。

 

組織でも同じで、肝臓自身は毒を吐かれたり、

有害な人であったり、クレームであったりと、

組織にとってよくない人や情報を解毒してくれ

る働きをするのである。それほど、肝臓の役割

の担当者は毒素に強いのである!

 

KNさんは、やはり毒素に強いタイプであるが、

極めて強いわけではない。毒を吐かれても

平気とまではいかないし、クレームにもショック

は受けるであろう。そして、解毒する、つまり、

有害な人をもうまく話を聞いて、処理できるほ

どのスキルはない。この解毒作用ができる

ほどの人はそうそう居ないのではないか?

芯が強く、意に介せずというスタンスでないと、

まともに受け止めてしまうと耐えられないで

あろう。よって、やや問題といえる。

 

×脂肪の乳化とタンパク質を分解しやすくする。

肝臓には脂質を貯蔵してエネルギーに変換

したり、アミノ酸をタンパク質に変換したりする

機能もある。肉類や大豆などから、たんぱく質

を摂取すると、小腸に送られて、消化酵素に

よってアミノ酸に分解されて肝臓に運ばれる。

そこでアミノ酸は身体に必要なたんぱく質に

再び作り変えられる。

 

組織でも同じで、アミノ酸とは、言葉であった

り、行動であったり、するのだろう。言葉が

集まることで情報になったり、エネルギー

になったりするのだから。よって、肝臓で

はエネルギーを言葉や行動に変えたり、

逆に言葉や行動をエネルギーに変えたり

できる化学工場のような役割をしているの

であろう。これができるのが肝臓の役割な

のである。

 

もう少し具体的に言うと、言葉や行動の

バリエーションを豊富に持ち、タイミングに

合わせて言葉と行動をチョイスして愛を

表現していくのであろう。その言葉や行動

とは、目をうるうるさせるとか、声のトーン

を上げるとか、体をくねらせるとか、色んな

方法がある。これをどのように組み合わせ

て表現すれば相手に届くのかを知っている

からこそ、できるのであろう。

 

KNさんは愛に鈍いタイプである。癒やしや

安らぎを相手に与える表現方法を熟知し

ているわけでもない。

なかなか、このような表現を駆使できる人

は多くはなく、肝臓の役割はマルチな才能

が必要なので、大変な役割であるといえる。

よって、ここは問題といえる。

 

〇出血を止める凝固因子が作られる。

出血をする、つまりは情報漏洩やネットワーク

トラブルなどが生じた場合、応急処置として、

凝固因子、つまりは1次対応処理を行うのが、

肝臓の役割の担当者となる。関係箇所、顧客

等にお詫び電話をかける、などの対応になる

だろう。もちろん、その後の2次対応以降は、

口の担当者や管理職が対応していくことには

なるのだろう。

 

KNさんの職種は内勤営業事務であるため、

まさにこのような1次対応をするような役割

を担っている。クレーム対応の仕方もある程度

知識やテクニックが必要となるのだが、KNさん

は無難にこなせている様子。特に問題ない。

 

×赤血球を作るために必要な葉酸を送り出す。

肝臓には、血液を貯蔵する働きもある。体内に

流れている血液は、体重の約13分の1にあたる

といわれ、体重60kgの人で約5ℓに相当するとい

われる。そのうち肝臓には、全血液量の10分の1

が蓄えられているそうだ。肝臓は状況に応じて

伸縮できるので、さらに500ml~1ℓの血液を余分

に貯蔵することができるのだ。

 

組織でも同じで、血液とは情報であった。情報を

肝臓の役割の担当者が蓄積できるのである。

言葉や行動だけでなく、それを情報という形で

蓄積することもできるのだ。

ただ、情報の保管のプロフェッショナルは膵臓

であり、膵臓はデータベースを構築して保管して

くれている。よって、肝臓はサブ的に膵臓を助け

るような役割で、情報を保管してくれている。

全血液量(情報)の10分の1もを肝臓が保管

してくれているというのだ。

 

KNさんは、どうかというと、ファイリングも苦手、

情報管理も苦手で、何がどこにあるのか?と

迷うタイプなので、保管に関しては全くできて

いないといえる。よって、問題である!

 

△胆汁を分泌して消化を助ける。

消化を主に担うのは、胃腸であり、膵臓や肝臓

は助ける役割となる。

 

つまりは、言葉や行動をたくさん保管している

肝臓であれば、難題や難しい情報が来た際に

も、保管している言葉や行動を駆使して対応

したりもするのである。

 

KNさんも、ある程度は無難にはこなせているが、

バリエーションが豊富というわけではないので、

組織に多大なる貢献をしているというわけでは

なく、無難なところといえる。

もうすこしバリエーションが増えてくれば、ある人

にはこのように対応し、ある人には別の対応を

しという、変化をつけられるのだが、その変化を

つけるにも、経験がないとできない。

まだまだ経験が浅いKNさんでは、変化をつける

レベルにまでは至っていない。

よって、やや問題といえる。

 

△働きは判明しているだけで500種類以上ある。

肝臓の役割として、知られているだけでも500種

以上はあり、極めて多機能な部位なのである。

大きさも臓器の中でもかなり大きな臓器である。

 

組織でも同じで、肝臓の役割の担当者は、多く

の仕事を任されているマルチな担当者といえる。

細かい作業的な仕事から、エネルギーを作りだ

すほどの重労働まで、様々な仕事をするので

あろう。それゆえ、これしかできない等の尖った

タイプではなく、何でもできるというタイプの方

が肝臓の役割を担えるのだ。

 

KNさんは、どちらかというと何でもできるタイプ

ではあるが、まだ十分ではなく、不器用さも

目立つ。ただ、何でも与えられた仕事は拒ま

ない素直さもあるため、機能はしていると言え

るだろう。よって、特に問題はない。

 

 

いかがであろうか?肝臓はあまりにも多機能

すぎて、求められる能力が多種であり、全て

の機能を満たしているという人は希ではない

だろうか?すべての機能を満たすような人が

いれば、迷わず人事としては採用をしたいで

あろう。

 

よって、何度も記載はしているが、人を採用

するときには、このような役割分析をきちんと

していかないと、ミスマッチも起こるし、良い人

を採用したということにはならないのだ。

役割分析こそが、今後の主流になると当方で

は考えており、これこそが今後の主流の評価

制度になり、そしてティール組織の評価制度

の中心になっていくのであろう。そう思う。

評価制度については、また後に記載していく。