エネルギーからみた組織コンサルティング⑩ | 続・ティール組織 研究会のブログ

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ティール組織が話題になっているが、具現化するにはどうしたらよいか?
その研究を続けるにあたり、さらに次の形態である、続・ティール組織なるものまで視野に入れ、具体的な施策・行動内容を研究・支援する会。

先に組織を人間と捉えた際の各部位の

役割について記載した。人間の部位の

役割がいかに複雑に関係しあっている

様子がよく分かった。

 

それゆえ、組織でも同様な行動ができて

いるのならば、人間と同じように動ける

という訳である。それを目指していきたい。

 

 

先までは、脳、顔、両足、脊髄、口、心臓、

と、それぞれの役割を確認してきた。次は、

両手の役割を確認していきたい。両手の

役割を担うのはYYさん、NZさんであった。

両手の役割は波動レベル4というやや低い

レベル感であるが、人間にとって無くても

生きてはいけるが、無いとどうにも人生が

つまらない、そんな役割をしてくれる部位

なのである。

・YYさん:波動レベル4ゆえに、OK

・NZさん:波動レベル4ゆえに、OK

 

 

・両手の役割

〇身の周りの事物を操作する。

手には利き手とそうでない手がある。

右利きならば左脳とつながっており、左利き

ならば右脳とつながっているのである。

利き手は器用に、細かい作業が得意である。

逆利き手をつかうと、脳が酸素を多く使い、

集中力が上がるし、記憶力もアップすると

言われている。さらに、脳の自制心を司る

神経を刺激するので、怒りの感情をコント

ロールできるとも言われている。

 

組織でも、利き手の担当者は器用に次々と

細かい事務処理をこなしてくれるのであり、

逆利き手の担当者は不器用ながら、確実

に事務処理をこなしてくれ、しかも感情に

ムラが無いので頼みやすいしミスも少ない

という特徴があるのだ。

 

この営業部という組織の場合、右利きと

したとすると、利き手の右手はYYさんで、

逆利き手の左手はNZさんとなる。職種は

共に事務業務である。

 

YYさんは、細かい作業が得意で、重箱の

隅をつつくようなタイプであり責任感も強い。

ダメなものはダメという凛とした姿勢も良く、

頼りにされている様子だ。

NZさんは不器用だが、真面目で確認も

しっかりしてくれるので、ミスやズレが少な

いのが特徴だ。よって、二人とも脳である

部長との連携もよく、とくに今のところは、

問題ないといえる。

 

△首や頭をコントロールする。

両手で頭を抱えたり、両手で顔を支えたり、

色んなしぐさを人間はするであろう。手が

あることで、重い重い頭を支えることができ

るのであって、両手がないと、頭がふらつく

という場面も多々あるのだ。

 

組織でも同じで、管理職という脳や顔は、

とても重いのだ。そしてふらつくのである。

それを支えることが出来るのは、他の部位

では難しく、両手しかできないのである。

よって、危機に陥ったり、ふらついたりした

際に一番に活躍するのは、実は両手の役割

の担当者なのである!このことをやはり良く

管理職や社長は理解しておく必要がある。

 

両手が事務担当という職種であれば、事務

担当者に支えられることも多々あるのだし、

経営書類や契約書類、監査書類などなど

数々の管理職や社長が必要となる書類を

やはり事務担当者が作成することになる

だろうから、支えられているのだ。

 

YYさんも、NZさんも、経営書類や契約書類、

監査書類などなど数々の管理職が必要とな

る書類を作成しており、管理職を支えている

現状がある。

 

ではコントロール出来ているか?というと、

そこまで強い立場ではない。もう少し事務の

難易度が上がって、漠然としたものを形に

していく依頼が増えるとか、こんな書類を

作って欲しいと頼まれ即座に提示するとか

のレベルになっていくと、徐々に管理職を

コントロールできるほどになるのであろう。

こうなれば、役割を果たせていることになる

のだが、今はそのレベルにまで達していな

いと言うことで、やや問題であるといえる。

 

×呼吸機能を高める。

呼吸機能は口が主に担っているが、その

口は両手が広がると呼吸しやすく、閉じると

呼吸しにくくなるのだ。このように、両手も

呼吸機能を高める役割をしているのである。

 

組織でも同じで、両手の役割の担当者が

2人でバランスよく広がったりしてくれると、

口の役割の担当者も動きが取りやすく、

社内外からたくさんの情報を収集できる

ようになるのだ。中には、事務処理上で

重要になってくるような情報も多々収集し

てくるようになるのだ。

 

YYさんと、NZさんが、口の役割のYさんと

上手く連携が取れているかと言うと、ここ

は全く取れていないと言えよう。

Yさんは外勤営業という職種であるため、

外に出てしまい、組織内にいる時間がほと

んどないのである。連携を取りようがない。

よって、問題である。やはり、口の役割の

担当者は組織内にいる方のほうがよい。

 

〇視野を確保する。

顔の前に障害物があったりした場合に、

手で、障害物を払いのけたりするだろう。

 

組織でも同じで、手が顔の前の障害物

を取り除く役割をするのだ。管理職は

やっかいな問題を常に抱えていること

が多い。そのやっかいな問題を両手の

役割の担当者が、細かい作業をするこ

とで、払いのけることができる。

 

YYさん、NZさん共に、事務担当者として

管理職から依頼される仕事をしっかり

こなしているので、問題ないと言える。

 

〇危険物等から全身を守る。

顔や体に危険物が飛んできた場合に、

両手で防いだりするだろう。

 

組織でも同じで、危険やクレームなどが

飛んできた際に、やはり過去の履歴をみ

たり、書類を今一度確認したりしたいだろ

う。その際に事務担当者が、即座に動き、

書類を探したりするのだ。

 

YYさんも、NZさんも、そのような動きは

早く、的確に必要な書類を探し当てる。

もたもたしないのは、日々書類をきちんと

管理できているからであろう。十分とは

言えないが、監査や経営に必要な書類

などの保管はしっかりされているので、

今は特に問題ないといえる。

 

〇全身のバランスをとる。

両手は脊椎が傾いたり、足がバランスを

失ったりした際に、両手を広げたり、地面

に手をついたりしながら、コケるのを防ぎ、

全身のバランスをとるのである。

バランスを取る際に、両手が必要であり、

片手ではバランスがとれない。

 

組織でも同じで、事務担当者は2人以上

必要なのである。組織によっては1人しか

置かない組織もあるが、この全身のバラ

ンスをとるという重要な役割を知らないか

らか、1人しか置かないのだ。この役割を

知っていれば、2人必要なのである。

ペアにして仕事を与えていくことこそに、

意味があるのだ。

 

では、バランスをとるとはどういうことか

というと、組織がバラバラになりそうな際、

つまり、足は歩いている状態から止まろう

としたり、脊椎は屈もうとしたり、顔は下に

向こうとしたりと、それぞれの機能が鈍く

なりそうな際にも、両手がバッと大きく広

がって、胸を大きく開くことで体が堂々と

正面を向くことにもなるし、顔も上を向く

ことにもなるし、両足もそろって前に向く

ことにもなり、また再度出発しようという

状態に立ち戻れるのだ。

そして、心臓を堂々と正面に向けること

で、顔が笑顔にもなってくるのだ。

これが心臓や両手が感情センターといわ

れるゆえんである。こういうポーズと取る

だけで、自然と体全体が活性化し始める

し、元気も出てくるのだ。

 

YYさんとNZさんは、いつも一緒にいるし、

仕事もペアで分担してやっている。お互い

の欠点や長所も知り尽くしているので、

スピードある仕事はYYさんが、丁寧な仕事

はNZさんがという分担をしている。

そして、組織内が不穏になりそうな際には、

2人がかりで話をしていくし、行動していく。

きちんとペアになっている様子は素晴らしい。

感情センターとして、心臓との連携も十分で

はなしが、悪くはない。よって、全く問題は

無いと言える。

 

〇物などを渡す、受け取る。

組織の場合、作業を依頼する、渡されると

いうような流れになるが、両手は細かい処理

をするのに欠かせない役割である。

両手がないと、細かい作業ができる部位が

他にもうないのだ。足でもできないし、顔で

こすりつけながら作業する?こともできない

ので、やはり両手は重要だとわかる。

 

YYさんも、NZさんも細かい処理を日々こな

しているし、部長との連携もよいので、今

は全く問題ない。

 

△感覚器官として事物を感じ取る。

感覚器官として感じ取るとは、社内に対して

これはやってもいい、これはやってはいけない

という行為のガイドラインであろう。

私語をして良い場面とダメな場面等の肌感覚

が備わっていれば、大きな問題にはならないが、

感覚が鈍いと、場違いな行動をしがちになる。

YYさん、NZさんの肌感覚でいうと、共にやや

鈍いので、場違いな発言や行動が目立つのだ。

ここは問題になっている。これは管理職が

フォローしていくしか方法がない。管理職が

フォローをしないと、感情センターゆえに、

組織内がたちまち場違いな雰囲気に包まれ

てしまうので、他メンバーの不満が溜まって

いき、機能不全になりかねないのだ。

 

 

いったん、ここで止めておく。次回また両手

の役割の続きを記載していきたい。