こんにちは5児のエンジニアパパA5です
子どもが赤ちゃん期の頃は
これらのバランスプログラムを
親が主導でしてあげることで、
受動的に脳の前庭器官を刺激しました。
脳の成長レベルが6以上になると、
それまでの親がしてあげる
Passive(受け身)バランス運動から
Active(自発)バランス運動へ
運動刺激のインプットを変えます。
具体的には
【Activeバランス運動30選】の記事で
紹介していますが、
全ての運動は親が補助をしながらも
基本的に幼児本人に自発的にさせる
のですが、
一部の”回転系”運動インプットだけは
親がサポートをします。
回転軸は体の中心に対して3種類あります。
X,Y,Zの軸方向と回転イメ―ジはこちら⇓
X軸(前)寝転がってゴロゴロ
Y軸(横)バレリーナくるくる
X軸(縦)でんぐりがえし(前後転)
それぞれの軸の回転が
脳の前庭器官に刺激を与えるのですが、
2歳前後の子はまだ
X,Y軸の回転は出来ても
でんぐり返し(前後転)が出来ません。
手をついて回るそぶりはしますが、
身体を支える腕力が不足しているので
首が『ぐにゃっ』と接地してしまい
危険です。
もちろん、
補助をしながらでんぐり返しをすれば
インプットとしては十分ですが、
できるなら、
動画のように
『前方宙がえり』と
『後方宙返り』をしてあげると、
重力と回転インプットに対処する
脳の前庭器官を強く刺激することができるので
効果はとても大きいです。
特に、着地させることが大切で
空中で回転して
『あれ~僕のからだどこにあるの~?』
となった後に、向こう側に着地した瞬間に
脳の回路がそれまでの自分の体の移動の軌跡を認知します。
繰り返しますが、
普通のでんぐり返しでも効果はあります。
回転して戻った瞬間に
『脳が体の移動の軌跡を認知する』
と言う意味では同じですからね。
試しに大人でも、
でんぐり返しをしてみてください。
回っている瞬間
「目がぐわ~ん」
となって、元に戻った瞬間に
「あ、回ったんだな」
とわかりますよね。
成熟した大人の脳ですら
普段と異質の刺激を感じるのですから、
身体と脳が発育中の幼児にとっては
重力と身体の関係を感知するのに
とてつもなく貴重なインプットとなることは
間違いありません。
この『前宙・バック宙』は
お父さんに任せるのをおすすめしますが、
お母さんでも十分できます。
ただ、
お母さんの場合は、動画のように
前方宙がえりをしたあと、
『後方宙返りで戻ってくるのは難しい』
かもしれませんので、
初めての時は他の大人の方に
補助してもらって、
出来るかどうか試してからにしてくださいね。