先週末、恒例の芋煮会を、秋保温泉『華乃湯』にて行った。お店の芋煮会は今回で12回目となる。毎回様々なドラマがあり、出会いがあり、別れもある。今回は、過去11回幹事を務めてくれたアンディへの感謝と追悼を込めて。ご出席を希望していたお母様は、悪天候の中、体調を考慮し断念することになったがその想いは天国のアンディへと届いたはず。
朝から小雨の中、30名の仲間が次々と集う。まだ、皆シラフである。秋保まで、30分の送迎バスを運転して下さったのはベテラン女性運転手で、彼女の心遣いのお陰で心地よく出発することができた。到着後、会場となる野外テラスは貸切状態。前日の台風の動きが読めずキャンセルが相次いだらしい。我々はただの飲兵衛集団。酒があればいい。過去にも台風の目の中芋煮会を行ったことがあったし(笑)周りに気を遣わずに呑めたのは、逆にラッキーかもしれない。
各自テーブルセットアップを終えて、まずは乾杯!芋煮は山形風、最後にうどんと麩とカレー粉を入れて二度楽しめる。バーベキューは10人分で少ないかなと不安だったが、食べきれないほどのボリュームにびっくり!若手ホープ?足立くんと、過去に焼き場を担当してくれてた古賀さんが(今回は東京から参加)その腕前を披露する。持ち込みのお酒は30本を超えたが完売した。これは想定通り。そして、ほろ酔いの中、ギタリスト松岡氏のライブに皆酔った。いつの間にか雨は止み、山間の紅葉に日差しの射すなか、宴会はクライマックスを迎える。これだけは想定外だったが、中島みゆきの時代を歌わされた。私の大好きな歌、歌詞がいい。
今日は倒れたアンディも生まれ変わって巡り会うよ…ありがとう!いつかまた会いましょう、アンディ。
食後にマッカラン入りの贅沢な珈琲を頂き、帰りの時間までゆっくりと温泉に浸かると、身も心も癒された。幹事不在の中、みんなで協力し作り上げた芋煮会を、無事に終えることができた。空から見ていたアンディもホッとしたことでしょう。どうか、幹事アンディを忘れることなく、これからも末永く、宜しくお願い致します。謝謝。
震災の時に避難所でよく流れた曲、それはアンパンマンマーチ。不安な子供たちを救ったのは、アンパンマンが必ず助けにきてくれるんだという希望。その作者、やなせたかし氏がお亡くなりになった。物事の善悪がわかりかける3歳前後のモンスターたちにとって、最近の通過儀礼ともいうべき人気アニメは、アンパンマンだという。究極の正義とはひもじいものに食べ物を与えること、アンパンマンは自らの身体をちぎって与える。何よりも、歌詞がいい。
なんのために生まれて
なにをして生きるのか
これがアンパンマンのテーマであり、自身の人生のテーマだと生前のやなせ氏は語っていた。それは人間の、永遠のテーマだと思う。命は尽きても、やなせ氏の作品と共にその心は尽きることなく、アンパンマンマーチは今日も子供達を元気付けてくれる。
先月で終了した NHK連続テレビ小説「あまちゃん」は面白かった。その音楽を担当した、福島育ちの音楽家・大友良英氏も「毎日飲んでも飽きない味噌汁のような飽きない曲を目指したい。ただ辛かったり、生真面目に何かに面と向っているだけじゃ、人間って動けないっていうのをすごく実感。そのとき思ったのは笑いですよ。笑いこそが人間のモチベーションになる。笑いって理屈を超えますから」と語る。その言葉通り、人生が始まったばかりのモンスターですら、最終回までテレビの前にかじりつき、笑顔で手を叩き、その軽快なリズムに身体を揺らした。確かに、誰もが今日も一日がんばろーって気になるメロディ。古今東西、老若男女、音楽は人間の魂を時に揺さぶる。
音楽が好きで、イベンターの仕事に就いたアンディ。週末の芋煮会では、娘が追悼の曲を歌う。ギターは、プロのジャズボーカリスト池田えりちゃんとデュオし、ジャズフェスへレギュラー出演している松岡氏。どうぞ、お楽しみに。
週末、NTTが主催する聴覚障害者のためのスマホ講習会のお手伝いに参加した。会場には昨晩新潟から仙台入りしたNTTの精鋭部隊がスタンバイしていた。3名は聴覚障害者、1名は手話通訳者のチームで、全国を行脚している。昨晩は牛タンを初めて頂きました。とっても美味しかった。明日は神戸なんですよ、と通訳の方がどんよりとした空を眺めて語った。台風のために我々の講習が空振りにならないといいのですが…しかし、その予想は悲しくも当たった。翌日、台風は日本列島を縦断。どんなに科学が進歩しようが、台風の経路を変えることはできやしない。突然の死を予測することも。
しかし、科学では解明できずとも、「おもい」というものが時に幸せを運んでくれることもある。数日前、アンディの夢をみた。いつものように仲間たちと愉しいひと時を過ごし、彼が帰る時「明日さ、うちに行ってみてよ!」と、その一言で目が覚めた。そこに至るまでの文脈は思い出そうとしても思い出せない。その日は、心の中でモヤモヤしたものが消えずに翌日になった。秋晴れ。そんな天気が私の気持ちを押した。もしやアンディのお母様に何かあったのかもしれないし、それならば思案している場合ではないと、御仏壇へのお花と果物を抱えて伺った。するとご近所の叔母様達と日向ぼっこしながらお茶をしているお母様が目に飛び込んできた。あれから7ヶ月が過ぎ、少しは笑顔も戻ったご様子に安堵した。お焼香をして、突然伺うに至った昨日の夢の話をすると…お母様はふと何かを思い出してこう言ったのである。今日は私の83歳のお誕生日だわ。息子は私の誕生日を忘れずにいてくれたのだわ。
強い思いが夢となって現れることがあると誰かが言ってた。ずっと、一人残されたお母様を案じてた私の気持ちが夢となったのかもしれないし、たまたま365分の1の確率だよ、といえばそれまでであるが。でも、毎年母の誕生日を祝ってたというアンディのお母様への切なる思いが、前日私の夢枕に立ち、私を導いてくれたのだと、そう信じたい。