週末、NTTが主催する聴覚障害者のためのスマホ講習会のお手伝いに参加した。会場には昨晩新潟から仙台入りしたNTTの精鋭部隊がスタンバイしていた。3名は聴覚障害者、1名は手話通訳者のチームで、全国を行脚している。昨晩は牛タンを初めて頂きました。とっても美味しかった。明日は神戸なんですよ、と通訳の方がどんよりとした空を眺めて語った。台風のために我々の講習が空振りにならないといいのですが…しかし、その予想は悲しくも当たった。翌日、台風は日本列島を縦断。どんなに科学が進歩しようが、台風の経路を変えることはできやしない。突然の死を予測することも。
しかし、科学では解明できずとも、「おもい」というものが時に幸せを運んでくれることもある。数日前、アンディの夢をみた。いつものように仲間たちと愉しいひと時を過ごし、彼が帰る時「明日さ、うちに行ってみてよ!」と、その一言で目が覚めた。そこに至るまでの文脈は思い出そうとしても思い出せない。その日は、心の中でモヤモヤしたものが消えずに翌日になった。秋晴れ。そんな天気が私の気持ちを押した。もしやアンディのお母様に何かあったのかもしれないし、それならば思案している場合ではないと、御仏壇へのお花と果物を抱えて伺った。するとご近所の叔母様達と日向ぼっこしながらお茶をしているお母様が目に飛び込んできた。あれから7ヶ月が過ぎ、少しは笑顔も戻ったご様子に安堵した。お焼香をして、突然伺うに至った昨日の夢の話をすると…お母様はふと何かを思い出してこう言ったのである。今日は私の83歳のお誕生日だわ。息子は私の誕生日を忘れずにいてくれたのだわ。
強い思いが夢となって現れることがあると誰かが言ってた。ずっと、一人残されたお母様を案じてた私の気持ちが夢となったのかもしれないし、たまたま365分の1の確率だよ、といえばそれまでであるが。でも、毎年母の誕生日を祝ってたというアンディのお母様への切なる思いが、前日私の夢枕に立ち、私を導いてくれたのだと、そう信じたい。
しかし、科学では解明できずとも、「おもい」というものが時に幸せを運んでくれることもある。数日前、アンディの夢をみた。いつものように仲間たちと愉しいひと時を過ごし、彼が帰る時「明日さ、うちに行ってみてよ!」と、その一言で目が覚めた。そこに至るまでの文脈は思い出そうとしても思い出せない。その日は、心の中でモヤモヤしたものが消えずに翌日になった。秋晴れ。そんな天気が私の気持ちを押した。もしやアンディのお母様に何かあったのかもしれないし、それならば思案している場合ではないと、御仏壇へのお花と果物を抱えて伺った。するとご近所の叔母様達と日向ぼっこしながらお茶をしているお母様が目に飛び込んできた。あれから7ヶ月が過ぎ、少しは笑顔も戻ったご様子に安堵した。お焼香をして、突然伺うに至った昨日の夢の話をすると…お母様はふと何かを思い出してこう言ったのである。今日は私の83歳のお誕生日だわ。息子は私の誕生日を忘れずにいてくれたのだわ。
強い思いが夢となって現れることがあると誰かが言ってた。ずっと、一人残されたお母様を案じてた私の気持ちが夢となったのかもしれないし、たまたま365分の1の確率だよ、といえばそれまでであるが。でも、毎年母の誕生日を祝ってたというアンディのお母様への切なる思いが、前日私の夢枕に立ち、私を導いてくれたのだと、そう信じたい。