娘が嘔吐恐怖症でつらかった時

いつも側で支えてくれた養護のN先生。



4月1日付けで異動されることになりました。



給食が食べられなくなって

保健室で食べるようになった時から




娘の様子や変化を

誰よりも側で見守ってくれていました。




実はハリポタ好きなN先生。



娘がある日

髪につけていたシュシュを見て、



「それってもしかしてグリフィンドール?!」

と言ったそう。
「ハリーポッター?!」じゃなくて
「グリフィンドール?!」ってところにハリポタ愛を感じる。



昨年の夏休みにハリーポッターシリーズを観て

すっかりはまった娘。



『THE MAKING OF Harry Potter』に行った際


娘が気に入ったシュシュ。

特にロゴが入っている訳でもないのに

色合いだけでグリフィンドールと

瞬時に気付いたN先生。



そこから娘とN先生はすっかり仲良くなりました。


 

保健室登校するようになった時も




娘はN先生と

ハリポタトークをするのを

楽しみに行っていました。



娘がハリポタにはまったこと。


N先生がハリポタマニアだったこと。

ご自身で「ハリポタマニアです♡」と言ってました(笑)



「これは『奇跡』だな」



そう思いました。




保健室ではオンライン授業を受けたり、

N先生のお手伝いをしていた娘。



N先生のお手伝いをすることで

役に立つよろこびを重ね

少しずつ自信を取り戻していきました。



N先生は担任の先生はもちろん、

学校全体で娘の状態を把握できるように

努めてくれました。



回復しつつあった娘が

保健室で他のお子さんが吐いたのを

見てしまった時。



すぐにフリーの先生を呼び

娘のフォローに入ってもらいました。

N先生は吐いた子や吐瀉物の対応。



その時のフリーの先生の言葉が

娘はとてもうれしかったようです。



「先生はあなたの本当のつらさ

わかってあげられないけど…

だけど、つらいよね。怖いよね」



そうして泣いている娘が落ち着くまで

静かに待っていてくれたそうです。



「『あなたのつらさわかるよ』

って言われるよりも

私が本当につらいってことをわかってくれて

すごいうれしかった!」



これ以降、

保健室だけでなく

職員室にも娘が安心できる場所を

作ってくれました。

副校長先生の隣の重役席(笑)



学校全体で娘のことを理解し

そっと応援してくれていました。




先日

夫婦でN先生にご挨拶へ行くと、


「娘さんの1番つらい時から

回復していく様子を側で見守ることができて

私自身すばらしい経験をさせてもらいました!」


と目に涙を浮かべて言ってくれました。

母は号泣。



あのどん底にいた娘が




恐怖を受け入れて共に生きていく『軌跡』



春からはN先生はもう側にいないけど、

ふたつの『キセキ』は

この先もずっと娘の中に残っています。



漢字の50問テスト、100点㊗
3学期の前半はほぼオンライン授業だったけど
しっかり勉強もしていました💯