現地見積もり・キャンセル無料の落とし穴 | 鍵屋情報ナビ

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鍵や水道・害虫やパソコンのトラブルはいつも突然です!突然のトラブルにもかかわらず、解決は至急を要するものばかりです。そんな冷静さを失う状態を悪質業者は狙っています。一人でも多くの人がぼったくり被害に合わないようにするため、拡散希望でブログを立ち上げました。

今回は、国民生活センターへ掲載の「無料見積もりで高額請求された!」の記事をもとに、どうすれば未然に防ぐことが出来るのか、知識武装をしていきたいと思います。

 

トラブル時にはまずは落ち着こう

業者なんてどこも同じと思わないように

 

 基本対策▶異なる3つの手数料!無料は本当?

出張費無料!現地見積もり無料!キャンセル無料!
 
無料見積もりのはずが、高額請求された
 
今回のトラブルは、「見積もり・出張無料」というフレーズから、断った場合は1円もかからないと思っていたが、別の名目で請求されたというトラブルです。無料見積もりや出張費無料は、正常な業者でもよくあるサービスなので、全てを怪しむわけにいかず見極めが難しくなりますが、その使い方について紐解いていきましょう!
 
 
無責任な一方的なキャンセルはだめです
 
まずは、出張費無料の意味を考えてみましょう。「鍵」や「水道」「害虫駆除」などのトラブルの多くは、現地に出向いての作業が大半となるため、本来は「作業料金+出張費」が基本となります。ぼったくり業者・正常な業者・もっと言えば、たとえ知り合いであったとしても、「現場に急行するためには、ガソリンを消耗し作業車のタイヤも擦り減ります」
 

地元業者と仲介では意味が異なる出張費!

 

地元の業者さんであれば、地域サービスとして●●km圏内であれば出張費無料などとエリアを限定していることが多いです。それを超えるものだけ出張料を頂くというのがスタンダードで、電話で現場住所を確認したあとで、そこまでのお伺いですと、出張費が別途●●円掛かりますがよろしいでしょうか?といった流れになるかと思います。次に仲介業者の場合ですが、どこでも出張費無料というのが目立ちます。出張費無料ならそちらの方が良いと思いそうですが、出張費は無料ですが、作業料金がそれ以上に上乗せされますので決して安いわけではありません。単に出張費という言葉を使わないだけです。仲介業者は電話の時点では依頼先が特定出来ないため、そもそも出張費がどの程度かかるか分からないのだと思います。

 
出張費0でも作業料金が高いと意味がない
 
次に同じ要領で、現地見積もり無料の意味を考えてみましょう。本来であれば、電話で分かることであればわざわざ人件費・時間・ガソリンなどを使ってお伺いする必要はありません。電話ではトラブルの特定が出来ず見積もりを出すための詳細が分からないので、一度お伺いさせて下さいというのが本来の意味です。お客さまから現地見積もりに来てほしいとお願いするのではなく、作業員の方から分からない事があるので現地で確認させて下さいが本来の使い方です。
 

意味が異なる現地見積もり!

 
現地見積もりとは、どういった部材を使い・どのくらいの時間が必要で、どのくらいの人数が必要か?など作業の目処を立てるためにお伺いするのが通常で、成約前の調査目的となるため、無料のサービスとしているところが多いです。ただし、悪徳仲介屋の手口のページでも紹介しましたが、仲介業者は鍵屋ではないため、詳しいことを聞いても分からないため、電話で話をされても困ります。そのため、直ぐに行かせます!まずは見に行きます!と電話を切りたがります。両者とも同じ見積もり無料に見えますが、いざ作業になった場合は、仲介経由だと倍以上の作業料金となります。
最後にキャンセル料無料について確認してみましょう。
 
鍵屋に関わらず、お客さまの一方的なキャンセルは、本来キャンセル料が発生するのが普通です。急いで来て欲しいと言われるケースがほとんどの業界ですので、電話で状況を把握次第、すぐに向かいます。人件費・ガソリン・時間調整を行って向かうわけですが、「やっぱりいいわ!」でキャンセル料無料としていたら、信頼出来ずに安心して向かうことすら出来ません。もちろん突然の鍵発見などの可能性もあるので電話の段階でキャンセルの話はされると思います。まずはしっかり探していただき、その上でご依頼をいただきたいです。現場への到着状況にもよりますが、「お客さまからの一方的なキャンセル」はキャンセル料は発生します。作業をしない場合は0円というのは、作業が関係ない仲介業者くらいです。キャンセル時は助かるかもしれませんが、作業になるとその分上乗せして請求されますので、良いことは全くありません。
 
 

 まとめ

冷静に考えて下さい!DIY作業の延長で行うような鍵交換ではなく、鍵を開けたり作ったり出来る人がそんな日本中に頻繁にいると思いますか?そんな誰でも簡単に出来るような事ではないですよね。鍵という最上級のセキュリティのため、アルバイト感覚で誰にでも技術を教えて良い業界ではありません。全国的に職人さんは不足しております。過疎エリアの都道府県であれば、実際に稼働している鍵屋さんは数人しかいないそうです。焦っている気持ちはわかりますが、落ち着いて悪徳仲介業者に引っかからないように気をつけましょう。

 

 

 悪徳業者と気づいたら

悪質な業者と分かったら、きっぱりと断りましょう!なんでこんなに高いんだ!電話で聞いていた話とは全然違う!と怒鳴っても解決しません。警察や消費者センター・国民センターの名前を出すのもいいですが、やはりその場できっぱりと断りましょう。ボッタクリ業者は通報するというと、とんでもない割引をすると聞きますが、実はその金額でも既にボッタクリ価格なのでご注意下さい!わざと激高にしておき、割り引いたふりをして騙すのが常套手段です。割引してくれたからまぁ良いかではなく、そんな割引になることが益々怪しいと思ってください。

 

 

 おすすめの鍵屋

鍵屋を探す時の大原則は、「地元の鍵屋」です!全国共通ダイヤルのある鍵屋にかけても実際に来るのはそこから依頼を受けた「地元の鍵屋」です。無駄に仲介料が上乗せされるだけなのでメリットは全くありません。依頼する場合は、「お客様の地元の鍵屋」に直接連絡しましょう。

 

 

鍵屋探しは地元が一番

 

鍵屋クラシトキーは一つの大きな鍵屋ではなく、各都道府県の代表とも言える鍵のエキスパート集団が大きなグループを組んでいます。それぞれのエリアで適切な鍵屋さんが登録しています。※都道府県によっては、力のある鍵屋さんでも登録出来ていないケースもあります。

 

 

 ぼったくり業者は本当に悪質

「ボッタクリ業者 鍵」といった感じでインターネット検索されるかも知れませんが、正直あまり意味がありません。「ぼったくり業者」は壮大な広告費を持っており、「ぼったくり業者がボッタクリ業者に気をつけよう」と平気で記事を作っています。何が本当で何が嘘なのかが分からない世界です。「鍵 消費者センター」や「鍵 国民生活センター」などで検索されたほうが、事例付きで有益な情報にたどりつけると思います。例えば以下のような記事を見つけた場合は、少しでも被害を抑えるために拡散をお願いします。

 

消費者庁が注意喚起しています!

消費者庁は、「鍵のレンジャー」、「鍵のレスキュー」、「鍵の出張24時間センター」、「鍵の110番24時間」、「鍵のラッキーセブン」、「カギの24時間救急車」、「カギの110番」、「鍵の110番救急車」と称して行われる鍵の開錠・修理等に関する役務の取引に関する注意喚起を行いました。2022/02/25付け https://www.caa.go.jp/notice/entry/027673/

 

消費者安全法第38条第1項の規定に基づき、消費者被害の発生又は拡大の防止に資する情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼びかけます。

 

 

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