マニラに遊びに来てくれる日本人の知人・友人へ (アプリ、データ通信編)
フィリピン訪問に際しスマホにインストールしておくことをお勧めのアプリを紹介します。
1. Waze 渋滞中に移動時間を見通すアプリ
2. Uber タクシーがわり。流しのタクシーより安全・便利・快適 (2018/4 フィリピン撤退)
3. Grabtaxi タクシーがわり。
4. Google Mapの地図のオフラインダウンロード。電波が悪くても現在地がわかる。
上記アプリを使うためのTipsもご紹介。
・フィリピンは様々なお店でFree Wifiが使えますが、電波は弱く、セキュリティも不安で、そもそも移動中は使えません。フィリピンでもデータ通信が使えるようにしておくと何かと便利です。
・具体的には、日本の携帯の海外データローミングか、海外で使えるモバイルwifiのレンタルか、です。
・IT慣れしている方であれば、SIMフリー携帯を持参し、フィリピンの空港でSIMを手に入れるのが最も費用対効果が良いです。
・Grabtaxiは決済がないと使えません。日本にいる間にクレジットカード登録しておくと、現地であたふたしなくてもすみます。
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日本からマニラに遊びに来てくれる友人がちらほらいる。感謝感謝。
彼らにいつも伝えていることを、どうせならここにまとめておき、すぐにシェアできるようにしておきたい。
まずはスケジュールの組み方から。
空港からホテルまでの移動
・特に渋滞は日本人の想像を絶する。
・ホテルの場所がマカティやオルティガス、ケソンシティならば、タクシー(よりもGrab Taxi推奨)で、1−2時間かかると見ておいたほうが安全。
・BGCは住んだことないのでわからないが、BGC外が一旦混み出すとBGC内がめっちゃ混む印象。
・深夜であったとしても渋滞は余裕で存在する。
・空港〜ホテル間で僕の最長記録は4時間。クリスマスパーティーシーズンの12月で、しかも給料日直後、豪雨あり、の時。
ホテルから空港までの移動
・平日は朝7時からラッシュが始まる。土曜日も平日ほどではないが混む。
・ゲリラ豪雨は日本よりも頻繁にくるし、来たら道路の各ポイントが水没して、大渋滞が生まれることがある。
・ホテルの人や現地住まいが長い人に、何時の便に乗るには何時にホテルを出たほうがいいか、確認しておいたほうがイイ。
・そう行った人たちは多分、空港に3時間以上前につく位、かなり早めのスケジュールを教えてくれるだろう。
・何があるか読みづらく、飛行機を逃さないためにも、安全策を教えざるを得ない。
・ただ僕はどうしているかというと、乗り遅れたら乗り遅れたで諦めることにし、空港1時間半前着ぐらいを目標に行動している。乗り遅れたときは、空港で同じ日の他の便のチケットを当日購入できるよう頑張る。
・なお、日本への帰国便が例え午後便であったとしても、帰国の前の晩はマニラ宿泊が望ましい。地方からマニラの空港に帰国日に直接乗り付ける、と言うのは結構大変。
マニラ内の移動
・渋滞万歳。
・別のエントリで記載する予定だが、Grab-Taxi、Wazeなどのアプリを駆使してほしい。
・電車的な立ち位置としてMRT/LRTがある。乗り心地がよくないが、渋滞回避にはもってこい。ただし、スーツケースのような大きなものは運べない。
・他の公共交通機関としてはバス、ジプニー、トライシクルなどがあるが、フィリピン初心者が乗るのは非常に難しい。
フィリピンのビーチや自然を見たい時
・そもそもマニラには、綺麗なビーチとか自然はほぼない
・そう言う所に行きたければ、車で近いところなら3時間、少し遠めなら6時間くらい見たほうがいい
・地方への公共交通機関としてはバスもある。だが、フィリピン人にとってすら乗り方が難しい。インターネット上の情報は最新でないことが多いから、バス会社ごとにマニラ中に散らばるバス乗り場に行って聞いて見ないと本当のことはわからない
・短期滞在なら、旅行会社が組むパッケージが望ましい。英語ができる方であれば、日本人向けのマニラ近郊旅行パッケージをネットで探した上で、レアジョブの超優秀先生だった二人組がやっている旅行会社に頼んで安く済ませる、とかはありかも。
すごい簡単に言うと
・現地に住む人に、「こんなスケジュールどうだろう?」と確認すると良いとおもいます。
ここまで読むと、マニラに来たくなくなるかもしれませんが、ぜひ来てください。
インフラの脆弱性はこの国の欠点ですが、イイところもいっぱいあります。(特に人) なのでぜひ来てみてください。いかに人が良くても、インフラ脆弱なら難しいビジネスがいっぱいあることを体験するだけでも、そして日本がいかにすごいかを再確認するだけでも、価値があります!
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自ら創業した会社を離れて、何がやりたいのか。何のために働くか。
昨日、株主総会があった。
僕の役割変更(代表取締役会長からただの取締役に)が正式に決定された。
そのあと、レアジョブの東京オフィスで壮行会を開いてくれた。
そこで最後にみんなに言ったことは次の通り。
・・・
レアジョブのグループビジョンは"Chances for everyone, everywhere."
レアジョブ英会話のサービスミッションは「日本人1,000万人を英語が話せるようにする」
たくさんの会社が、ミッション・ビジョンを策定し、社内に浸透させようとする。
それはなぜかというと、うまく経営するためだ。
ミッション・ビジョンが浸透していた方が、人が集めやすく、PRしやすく、効率的に経営できるんだ。
だけれども、僕はその順番が逆。
ミッション・ビジョン、つまり社会に意義のあることがやりたいってのが先に来る。
そして意義のあることを行うときに最も効率のいい手段が、大きな組織やNPOで働くことではなくて、起業や経営だと思っている。
じゃあなぜレアジョブを離れるのか。レアジョブのミッションを諦めたからか。
そうではない。
創業者たちだけの組織から、10人、20人、200人。
僕の立場も日比両方の社長から会長へ。
権限移譲を繰り返し続けた。
その結果、気づいてしまったのだ。
もはや僕がいなくてもこの会社はミッションの実現に向け歩み続けるだろう。
そして思ってしまったのだ。
僕は僕にしかできないことがしたい。
僕にしかできないことはなんだろうか。
日本に上場社長を経験したことのある人は数百人いる。
そのうち、ビジネスレベルで英語話せる人は百人いてもおかしくない。
だが、フィリピン人を肌感覚で知っている人は僕しかいないだろう。
フィリピン x スタートアップで何か自分にできないだろうか?
先日の自分の役割変更を発表してから、色々と調べ始めた。
非効率な法制度や税制度、脆弱なインフラ、スタートアップへのシードマネー供給に乏しい。
問題は山積みだった。
だが一番欠けていると思ったのは、上場しているネット企業が一社もないこと。
ヤフーも楽天もCAもDeNAもどこも上場しているネット企業がない、そんな日本を想像して欲しい。
VCはスタートアップに投資したいと思うだろうか?
起業しやすい環境づくりが重要だと政府は思うだろうか?
大企業ではなくレアジョブのようなスタートアップで働こうと皆さんは思っただろうか?
どうやら、インターネット分野で上場社長経験のある人はフィリピンに僕しかいないらしい。
だとしたら、僕はフィリピンでRole modelとなる会社をゼロから立ち上げたいと思う。
日本のカネと経験、フィリピン人の優秀な人たちとのネットワークが僕にはある。
彼らと一緒にRole modelとなる会社をつくること。
それが「僕にしかできないこと」じゃないだろうか。
レアジョブじゃRole model足り得ないのかと思うかもしれないが、残念ながら足り得ない。
レアジョブはフィリピンから収益を得ているわけではない。
フィリピン人1億人の中で4,000人の講師しか使ってないし。
たくさんのフィリピン人が使う何かを、フィリピン人の手によって生み出したい。
このように、僕は「僕にしかできないこと」をしたいと思った。
そして、皆さんには皆さんにしかできないことをしてほしい。
レアジョブのミッション実現は、「僕にしかできないこと」ではない。
だけれども、「皆さんにしかできないこと」ではあり続けると思う。
この規模で、英語習得に真面目で、ITにも強く、国をまたがっている企業集団は、少なくとも日本には他にない。
皆さんが1日遅れると、日本の英語化が1日遅れる。
身勝手だと言うことは重々承知の上だけれども、レアジョブのミッション実現は皆さんに託したい。
だからもしこの会社がミッション実現を忘れ始めたと思うようなことがあったら教えて欲しい。
非常勤の取締役として、または大株主として、まだ何かできることがあるかもしれない。
最後に、皆さんの人生の重要な時間をこれまでレアジョブで過ごしてくれたことに感謝したい。
そしてこれからのますますの皆さん個人の発展と、そして会社としてのミッション実現を、心から祈っている。
日本生まれ日本育ちの日本人がなぜミドルネームを使うか
友人と話していて面白いことを聞いた。
・海外生活の長い日本人で、ミドルネームを使う人がいる
・例えば、日本生まれ日本育ちで、日本で日本人と結婚。その後、海外に長く住む日本人。こういう人はミドルネームを本来もつはずもない。だが、それでもミドルネームを入れて名乗る場合がある
・そんな人も、海外現地ではミドルネームを使っていない。日本名だけで通す。ミドルネームを使うのは日本でだけ。
・なぜそんなことをするかというと、(良くも悪くもだが)「自分たちとは違う」と、日本にいる日本人から一線を引いてもらえるから
・海外生活が長く、海外に慣れてしまうと、いわゆる日本人が日本人に期待する行動というのが取りづらくなる。「場の空気を乱す人」「ちょっとズレた人」扱いされる。ネガティブ評価。
・一方、ミドルネームを入れると、もはや半分ガイジン扱いになる。「この人はズレているから」という期待値で扱ってもらえる。むしろ、「この人、日本人のこと、ちょっとはわかっているのかも」と好評価になることすらある
・海外在住の日本人が日本の企業と取引する際、ミドルネームを持つと商売が順調に行くことすらある
なるほど、ミドルネームをつけるのは、期待値コントロールに役立つらしい。
僕も、ミドルネームつけてみようかな? こういうのはどうだろう?
加藤ドゥテルテ智久
なんだか強そうな感じ。ぐわーお!
ニワトリをしめるとき
前妻との間の娘に会いに、前妻の実家に4日間滞在した。
前妻は中国人なので、その実家は中国の東北地方の農村地帯にある。
前妻の実家の皆さんは、離婚という出来事があった後も、僕を変わらず受け入れてくれている。
今回、元義父さんが飼っていたニワトリを一匹だけ売らずに残してくれていて、僕のためにしめてくれた。
肉を食べる、生命を頂くってこういうことなのだなと理解した。
以下、備忘録。
・羽を抜く前にお湯に晒す。抜きやすくなる
・抜いても残る産毛のようなものは、ガスコンロの火であぶればチリチリになって燃えてなくなる
・心臓と腎臓は食べるために残すが、肝臓は食べない。
・中華包丁で解体していく
夜はオンドルの上のせんべい布団で寝ながら、Kindleで司馬遼太郎「昭和という国家」を読んだ。
戦中に司馬遼太郎が徴兵され中国の旧満州にいたとき、何か困ったことがあったらしい。
彼はこう書いていた。
そのときに中国の人たちは親切にしてくれました。
私は占領軍の一兵士ですが、そうとは見ずに人間としてしか見ない。
本当の人間とはこういうものかと思いましたね。もし自分が生きながらえることがあったら、外国人には親切にしなければいけないと思いました。
満州の農民から受けた感激と恩によるものであります。ここで言う満州の農民というのが、要するに私のアジアであります。
中国、旧満州の農民たちが気持ちのいい人たちというのは本当だと思う。
乾いた大地で、厳しい冬を乗り越えながら、植物や動物を相手に仕事をすると、ああいうふうになれるのだろうか。
日本人はもちろん、都市部に住む中国人ですらなかなか、ディープには知らない・知れない事実なのだと思うが。
フィリピンで携帯電話などモバイル機器をpost-paidで契約しようとしたら
モバイルwifiルーターを契約しようと、フィリピン最大手テレコムのSmart社のお店に向かった。
そのお店で真っ先に言われたのは、
「外国人がPre-paidじゃない契約をする場合、様々な書類が必要。
フィリピン発行の身分証明書2種類と、住所を示すbilling document、あとフィリピンで発行されたクレジットカード、そして銀行の預金残高を証明する書類」
ヌヌヌ。
多分預金残高証明一個取るのもすごい苦労するんだろうな。
感覚値としては、フィリピン人を日本に招聘するビザのためにやらなきゃいけない手間と同じくらいかそれ以上に、面倒臭い。
そして言われた。
「あなた名義じゃなくて、フィリピン人の他人名義で契約したら?」
ヌヌヌ。ここら辺もフィリピンっぽい。融通がきかないシステムだが現場で融通きかせまくり、みたいな。
結局いわれた通りにした。
外国人が一人で生きていくのは難しい。
勉強したいことが多い
英語ももっと上手くなりたい。英語教育なら英語である程度語れるがSoftware dev.などそのほかの領域になると今はまだ詰まることが多い。
フィリピンにいて10年になるのにタガログ語が全くできないのは微妙。日常会話レベルが欲しい。1000単語くらいマスターすればいけるんじゃないかな。
コーディングも、簡単なアプリケーションは作れるようにならないとな。
PMPという資格にも興味がある。今までの知識・経験を標準化したい。
意義が感じられることを、全力を尽くしてやれる
意義が感じられることを、全力を尽くしてやれる。
そういう環境って、ありそうでなかなかない。
学生時代でいえば、一番思い出に残っている部活動とかがそれに当たるのかもしれないけれど、
それ以外ですごした時間のほうが圧倒的に長いはず。
意義が感じられることを、全力を尽くしてやれる。
いい起業ってのは、起業家にとってまさにそういう環境。
意義が感じられることを、全力を尽くしてやれる。
いいスタートアップってのは、従業員に対してもまさにそういう環境。PMI終了
PMI終了した。
プロジェクト目標は全て達成。
プロジェクト・マネジメント上の課題はいくつかあるが、手応えを感じてはいる。
なにより、リップルキッズパークとレアジョブの双方が一緒に働きたいと思ってくれることがうれしい。
デング熱の予防接種/ワクチンをフィリピンで受けた
デング熱の予防接種/ワクチンを受けた。
・全3回接種中の1回目。2回目以降は半年おき。
・費用は6800ペソ/回
・マニラ日本人会診療所で接種。
・対象は9-45歳。妊婦不可
・接種後1ヶ月間は他疾病のワクチンも接種不可
ネットで調べた限り、インフルエンザ予防注射同様、
必ず予防できるというものではなく、効果は一定にとどまるようだ。
入院しなければいけないほどの状態になる確率が8割減る、など。
6800ペソ x 3回、というのは少々お高い。
まだワクチンが生産され始めたばかりで稀少性が高いのと、
僕みたいな大人が民間で打つ費用の一部で、
学校で子供たちに打つ無料ワクチンをまかなうためと、
以前どこかの記事で見た覚えがある。
(しかし記事を少し探してみたが見当たらなかった)
入院の費用や時間を考えても、
向こうしばらくはフィリピンに居そうな人たちは打ってもいいのかもしれない。
フィリピンで生活しているということは、毎日ロシアンルーレットを突きつけられているようなものなので。
僕みたいに田舎に旅行に行くのが好きな人は特に、だ。
なお、日本国内ではまだワクチンは入手できない。
世界でフィリピンからまず解禁されている模様。
世界初をフィリピンで経験してみるのも悪くない。