株式会社レアジョブにおける役割変更について | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

株式会社レアジョブにおける役割変更について

株式会社レアジョブにてこれまで私は代表取締役会長を務めて参りましたが、このたび代表権を返上し会長からも退くことにしました。取締役としては残らさせて頂きたいと思っています。理由は以下の通りです。

 

1.     レアジョブも今年で10周年を迎えます。自分が創業した会社というのは、創業者によって様々なスタンスがありますが、私の場合は子どものようなものだと思っています。最初は手をかけなければ生きていけませんが、いずれ子離れした方がいいタイミングが参ります。私にとってそのタイミングが来たのではと考えています。

2.     創業以来、日本とフィリピンの両方にオフィスを構え両国を約2週間ごとに往復して参りました。二重生活は健康への負担以上に、家族が犠牲になる面も否めません。私の子どもたちにももう少し時間を使いたいと考えています。

3.     私個人が二カ国をつなぐよりは、組織としてつないでいく方向こそがレアジョブにふさわしいと考えております。 点としてではなく面で、サービス向上・業績拡大に向けグループをつなげられればと思います。

 

レアジョブの共同創業者の一人である中村岳が、代表取締役社長として引き続きグループのトップを務めます。また子会社RareJob Philippines, Inc.の社長からも私は退く予定でございます。後任は2012年から苦楽を共にしてきた稻葉に任せる予定です。新しい組織のもと、株式会社レアジョブがそのビジョン・ミッションの遂行に全力を傾けられるよう、応援したいと思います。

グループビジョン”Chances for everyone, everywhere.”

サービスミッション「日本人1,000万人を英語が話せるようにする。」

 

私個人はと申しますと、家族のいるフィリピンをメインに時間を使うことになりそうです。創業以来10年間、大変でしたが充実もしておりました。同じような思いをより多くの人に味わってもらいたく、スタートアップ文化がまだ十分に醸成されていないフィリピンにおいてフィリピン人社長たちを応援したいと考えています。Chances for everyone, everywhere. の志は揺らぐことはございません。

 

弊社ならびに弊社サービスをご利用・応援いただきまして、誠にありがとうございました。会社が10年間存続し一定規模まで成長できたのも皆様の応援の賜物と考えております。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

加藤智久

株式会社レアジョブ代表取締役会長