「猿子」≠「子猿」(ニホンザル) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

前回に続き、ニホンザルの話です。

1月下旬、地獄谷野猿公苑に行きました。


 

ここでは、多くのニホンザルを撮影します。

前半は標準レンズで、後半は超望遠レンズで。

やはり超望遠レンズの方が使い慣れています。



レンズ越しに見つめ合いました。

じっとこちらを見つめるニホンザルです。

やはり、人間に似た動物だと感じました。


 

 

こちらは、湯船に浮く餌を口に頬張ります。

同じ湯船にウ◯チも浮いていましたが…

気にする様子はありません(⁠^⁠^⁠;)


 

 

時には、餌をめぐって喧嘩になる事も。

一度騒ぎ始めると、しばらく続きます。

猿も人にも緊張がはしりました。


 

 

子猿同士は遊んでいました。

左の子が右の子を虐めているようですが…

右の子は自ら頭を差し出していました。

この行動の理由は分かりません。

 

 

 

子猿の毛繕いをする大人の猿がいました。

温泉が流れる配管の上に乗っています。

おそらくは、温かいのでしょう。

 

 

 

子猿を背に乗せた母猿も居ました。

母猿は餌拾いに忙しく動き回ります。

子猿は必死にしがみついていました。

 

 

 

先程とは別の母子猿です。

観光客の集まる中に座していました。

まるで、人間から子を守るようです。

ただ、この母猿は自ら人々の中に入ってきました。

その行動の理由も分かりません。

 

 

 

ふと、猿たちを観察していて気付きました。

子猿の顔は赤くないのです。

赤い顔なのは、大人の猿だけでした。

 

 

 

調べてみると、色々と分かりました。

赤いのは大人の猿だけです。

また、繁殖期になると特に赤くなります。

11月~翌3月がその時期にあたります。

以前、10月に戸隠でニホンザルを見つけました。

画像を見比べると、確かに顔は赤くありません。

面白い発見です。

 

 

もう1つ、不思議に思ったことがあります。

ベニマシコやオオマシコです。

赤い姿が、猿の顔に因んで命名された鳥です。

マシコは「猿子」と表記されます。

「子猿」が赤くないので、不思議に思いました。

 

 

実は「猿子」は「猿の子供」ではありません。

「猿子」はそのまま「猿」を意味するそうです。

「人間の子供のような猿」という事なのでしょう。

野鳥の名前から覚えたので、間違えました。


…紛らわしいと思います。