戸隠森林植物園、投稿5回目です。
ここでは、野鳥以外にも出会いがありました。
幸い、熊ではありません。
昼食に持参したおにぎりを食べ、園内の散策を続けていました。
紅葉はまだ始まったばかりでしたが、鏡池まで足を延ばします。
風がやむと、鏡池の水面に戸隠の山々が映り込みます。
紅葉にはまだ早く、奥の山にも雲影がかかってしまいました。
この池では、カルガモの他、オオバンやヒドリガモを見つけました。
戸隠のように標高の高い場所にも、オオバンやヒドリガモは飛来するのですね。
突然、水辺の木々からカモ類の群れが飛び立ちます。
カルガモかな、とレンズを向けてみると、オシドリでした。
全部で10羽くらいです。
しばらく池の上を飛び回った後、水面に着水します。
換羽を終えた♂の、イチョウの形をした尾羽が目立っていました。
その後も、しばらく池の景色を眺めていました。
私と同じような鳥見の方はいないようでしたが、休日のため、多くの観光客でにぎわっていました。
そんな鏡池の一画で、ガサガサと木々が揺れ、「キー、ギャー、ギャー」と騒がしい声が聴こえます。
観光客の1人が声をあげました。
「猿がいる!」
1匹の猿が、木の上で何かの実を食べていました。
その後も、次々と猿がやって来ます。
20匹以上の群れが、池の畔で餌を探していました。
中には、まだ小さな子ザルも混じっています。
人間を怖れる様子もなく、人間を襲う様子もなく、餌を探したり、遊んでいたりしました。
緑色の実(ハンノキ?)を食べているように見えました。
池にせり出したコンクリートの上でマッタリ。
水面に写る自分の姿にうっとり・・・、ではありませんでした。
水底に沈んでいた餌を拾って食べてました。
狭い場所でお互いに道を譲らず、喧嘩っぽくなっていました。
ジャンプして緊急回避。
少し離れた場所で、派手な水音がします。
枝に掴まりながら、池に浸かっている猿を見つけました。
しばらく枝に戻ろうとして足搔いていましたが、諦めて泳いで岸に戻ります。
後ろにいた猿は、普通に水浴びをしていました。
遊んでいただけかもしれませんが、「猿も木から落ちる」だったようです。
帰宅後の写真整理で気付いた事があります。
子ザルが小さなアケビみたいなものを食べようとしていました。
・・・が、何と、枝に絡まった釣り用の疑似餌(ルアー)でした。
多分、食べてはいないと思います。
ゴミ1つで、せっかくの景色も気分も台無しです。