野鳥達と地潜り(ジムグリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

イマイチな天気の中、自然公園を散策しました。

この日、野鳥の他にも珍しい生き物に出会いました。

 

 

到着早々、イカルの声が出迎えてくれます。

かなり高い所に居たので、撮影は諦める事にしました。

 

 

園内でも野鳥との出会い頻度の高い場所で、ヒタキ類に出会いました。

白いアイリング、風切羽の羽縁が褐色、白くなさそうな目先でした。

陰影がついてしまって不確かですが、サメビタキでしょうか?

しばらく枝の間を飛び回っていましたが、撮りやすい場所に出てきてくれたのはこの瞬間のみでした。

 

 

 

大きな鳴き声でアピールしてくれるヒヨドリも健在でした。

この後、10羽を超えるヒヨドリの群れが頭上を飛び去って行きます。

あのヒヨドリの群れも南へ渡っているのかもしれません。

 

 

 

カラスザンショウの実を啄んでいる小鳥がいました。

動きが素早いのですが、枝被りの正面をようやく撮影します。

メジロでした。

 

 

 

アケビの実を見つけましたが、中身は綺麗に空っぽです。

よく見ると皮には複数の傷がついていました。

もしかすると、鳥が留まって中身を食べていたのかもしれません。

これもフィールドサインの1つです。

 

 

 

アケビの傍で、「ジッ、ジッ、ジッ」と地鳴きが聴こえます。

今年の初夏にキビタキが鳴いていた時の声に似ていました。

声のする方を探すと、1羽のヒタキ類がいます。

キビタキ♀かもしれませんが、ハッキリしませんでした。

このヒタキ類も、この一瞬のみで飛び去ってしまいました。

 

 

 

ヒタキ類の飛び去った方向へ、その姿を求めて進んでみました。

山道を歩いていると、足元に小さめの蛇(40㎝程)を見つけました。

いつもはシマヘビやヤマカガシの事が多いのですが、たまにマムシもいます。

この日見つけたのは、普段は見かけない蛇でした。

 

 

 

赤味のある体に黒い斑点が特徴の蛇、ジムグリです。

今までにも何度か見つけた事がありますが、その時は落ち葉や土の中でした。

山道を堂々と横断しているのを初めて見ました。

調べてみると、暖かくなる春や涼しくなる秋に活動が活発になるそうです。

 

 

飛び去ったヒタキ類を見つける事は出来ませんでしたが、色々な出会いがありました。

天気が悪くても、散策は楽しいです。