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週1冊、地味に続ける読書ブログ

30年の読書が教えてくれたこと

『得する不動産バイブルハンコ押す前に読む本』(滝島一統)の中で著者は

 

隣近所にどんな人が住んでいるかは、管理会社に聞けばある程度を教えてくれます。もし、周辺の誰もが知っている非常識な人が住んでいて、それを管理会社が知ってるのに、告知しなかった場合には、告知義務違反になります。聞かれたら管理会社は答えなければいけないのです。逆に言うと聞かれなければ教えなくてもいい、と言うことです。したがって「マンションに変な人は住んでいませんか」「隣近所の方はどんな人ですか」「問題がある人はいませんか」など、気になる事は何でも聞く、それが重要です。


と述べています。


不動産を借りる、あるいは買う際に、物件そのものの条件はよく確認するものです。しかし、隣近所にどんな人が住んでいるかまで確認する人は、それほど多くないかもしれません。


著者が指摘するのは、管理会社には告知義務があるという点です。ただしそれは「聞かれたら答えなければならない」というものであり、聞かれなければ教えなくてもよい、というのが実態です。


つまり、知りたければ自分から聞く、ということが非常に重要になってきます。気になることを遠慮せずに質問することが、入居後のトラブルを防ぐための、最も現実的な手段だということです。
物件を決める前に、一歩踏み込んで確認する。そのひと手間が、長く安心して暮らせる環境につながるのだと、著者は教えてくれています。

 

 

『AI分析でわかったトップ5%社員の読書術』(越川慎司)の中で著者は

 

自宅での読書が好ましい人もいれば、移動中に読書することを好む人もいます。大切なのは、読書体験を最大化するための最適な環境を見つけることなのです。

 

と述べています。

 

この言葉を読んで、1990年ごろから続けてきた自分の読書習慣を、改めて振り返りました。

 

私の読書は、本を選ぶところから始まります。Amazonには、紙の本の図書館在庫状況がわかる設定があります。気になる本を見つけたら、まず図書館にあるかどうかを確認する、というのが私の定番の流れです。図書館になければ、中古も含めて購入を検討します。一方、Kindleアンリミテッドで読める本であれば、iPhoneにインストールして移動中に読み上げ機能で耳読しています。

 

自宅では紙の本をじっくり読み、移動中はiPhoneで耳読する。この二つを組み合わせることで、週1冊のペースを無理なく維持できています。

「本を手に入れる方法」も「読む環境」も、自分の生活リズムに合わせて工夫を重ねてきた結果です。著者が言う「最適な環境を見つけること」とは、一つの正解に縛られず、自分なりの仕組みをつくることなのだと、改めて感じました。

 

 

 

『今日のことだけ考える』(谷崎 玄明)の中で著者は

 

苦しまずに、幸せに生きていくための第一歩は、どうなるかわからないことを、どうにかしようとしないことです。どうにでもできることだけ、どうにかしようとすることです。そのために必要なことは、心の視野を狭め、今日のことだけ考えて生きていくこと、それだけです。

 

と述べています。

 

この言葉を読んで、少しドキリとしました。

私のストレングスファインダーの第1位は「未来志向」です。まだ見ぬ可能性を思い描き、前に進む力。この資質は、自分の強みだと思っていますし、これからも大切にしたいと考えています。

 

ただ、正直に言うと、先を読もうとするあまり、まだ起きていないことに頭のエネルギーを使いすぎることがあります。「あの選択で本当によかったのか」ではなく、「この先、どうなってしまうのか」という方向の消耗です。未来を思い描くことと、未来に振り回されることは、紙一重なのかもしれません。

 

著者が言う「どうにかできないことを、どうにかしようとしない」という言葉は、未来志向を否定するものではないと思います。むしろ、使いどころをわきまえる、ということではないでしょうか。

 

未来を見据える力は持ちながら、今日という一日に集中する。この二つを並行して身につけることが、今の私には必要なことだと感じています。そのヒントを求めて手に取った一冊でしたが、想像以上に深く刺さりました。

 

 

『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 』(石角完爾)の中で著者は

 

私が思うに、裕福な人間ほど不満が多く幸福感が持てない人が多い気がする。日本は裕福なのに、先進国の中では「幸福感を感じる度合いが低い」というデータがある。つまり日本人は「自分が不幸だ」と思っている度合いが高いということだ。

 

と述べています。

 

この言葉を読んで、「あ、これは私のことじゃない」と思いました。でも、だからこそ深く刺さりました。

 

著者は、裕福な人ほど不満が多く幸福感を持てない人が多いと言います。そして日本は先進国の中で「幸福感が低い」というデータがある、と。

 

私は裕福ではありません。店舗経営をしていた時期に経営が悪化し、事業資金の返済のためにサラリーマンに復帰した経験があります。長い時間をかけて、やっと返済を終えたばかりです。

 

その経験の中で、自然と身についたことがあります。「ちょっとしたことでも、幸せだと感じる習慣」です。好きな本が読めること、美味しいものを食べられること、今日も健康でいられること――当たり前に見えることが、実はありがたいと感じられるようになりました。

 

著者が言う「裕福なのに幸せを感じられない人」とは逆側にいる私ですが、だからこそわかります。幸福感は、持っているものの量ではなく、感じ方の習慣なんだということを。

苦しい時期があったからこそ、今の「小さな幸せ」がよく見える。それは、お金では買えない財産だと思っています。

 

 

『(日本人)』(橘 玲)の中で著者は

 

EUと同様に、年齢や性別、人種・国籍・宗教のちがいにかかわらず同一の労働には同一の賃金を支払うよう法制化したうえで、短期のアルバイトやパートタイムから長期の雇用契約まで、労働者の自由な選択に基づいて多様な働き方ができるようにすべきだ。

 

と述べています。

 

この一文を読んだとき、正直「そうか、これが当たり前であるべきなんだ」と、しばらく考え込んでしまいました。

 

著者は、EUのように年齢・性別・人種・国籍・宗教に関係なく、同じ仕事には同じ賃金を法律で保障すべきだと言います。さらに、短期のアルバイトから長期の雇用契約まで、働き方は本人が自由に選べるようにすべきだ、と。

 

長くサラリーマンとして働いてきた私には、これがどれだけ「非常識」に聞こえたか。同じ仕事をしていても、正社員とパートでは給料も待遇も全然違う。それが「普通」だと信じて疑わなかった。

でも、考えてみればおかしな話です。仕事の内容が同じなら、賃金が同じなのは当然のはず。雇用形態で差をつけること自体が、本当は理不尽なんじゃないか。

 

この本を読んでから、自分が「当たり前」だと思っていたことが、実は「そう思い込まされていただけ」だったと気づくことが増えました。働き方の常識を問い直すきっかけとして、多くの人に読んでほしい一冊です。