『(日本人)』(橘 玲)の中で著者は
EUと同様に、年齢や性別、人種・国籍・宗教のちがいにかかわらず同一の労働には同一の賃金を支払うよう法制化したうえで、短期のアルバイトやパートタイムから長期の雇用契約まで、労働者の自由な選択に基づいて多様な働き方ができるようにすべきだ。
と述べています。
この一文を読んだとき、正直「そうか、これが当たり前であるべきなんだ」と、しばらく考え込んでしまいました。
著者は、EUのように年齢・性別・人種・国籍・宗教に関係なく、同じ仕事には同じ賃金を法律で保障すべきだと言います。さらに、短期のアルバイトから長期の雇用契約まで、働き方は本人が自由に選べるようにすべきだ、と。
長くサラリーマンとして働いてきた私には、これがどれだけ「非常識」に聞こえたか。同じ仕事をしていても、正社員とパートでは給料も待遇も全然違う。それが「普通」だと信じて疑わなかった。
でも、考えてみればおかしな話です。仕事の内容が同じなら、賃金が同じなのは当然のはず。雇用形態で差をつけること自体が、本当は理不尽なんじゃないか。
この本を読んでから、自分が「当たり前」だと思っていたことが、実は「そう思い込まされていただけ」だったと気づくことが増えました。働き方の常識を問い直すきっかけとして、多くの人に読んでほしい一冊です。



