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週1冊、地味に続ける読書ブログ

30年の読書が教えてくれたこと

『70代からの元気力』(和田秀樹)の中で著者は

 

30年間も鍛えられた肉食系の猛獣が、定年を境に「草食動物」の暮らしを送れば、「体の老化」が加速するのは間違いありません。そして、このことに危機感を抱いていない男性が、意外に多いのです。

 

と述べています。

 

この言葉を読んで、他人事とは思えませんでした。

私自身、今まさに「雇用継続が難しくなる年代」に差し掛かっています。今後どう働き続けるか、あるいは働き方をどう変えていくか。それを真剣に考えなければならないタイミングに来ています。

 

これまで複数の職種を経験し、店舗経営がうまくいかなかった時期も、サラリーマンに戻って長く返済を続けた時期も、なんとか乗り越えてきました。それでも動き続けてこられたのは、「継続すること」と「挑戦し続けること」を自分の武器にしてきたからだと思っています。

 

著者が言う「草食動物の暮らし」とは、刺激も動きもない、ただ時間が過ぎていく毎日のことではないかと感じます。定年や雇用の区切りを境に、そこへ流れ込んでしまう人が多いのは、「動くこと」が習慣ではなく、仕事に依存していたからかもしれません。

働き方が変わっても、挑戦を続ける姿勢だけは手放さない。この本はそのことを、あらためて強く意識させてくれました。

 

 

『得する不動産バイブルハンコ押す前に読む本』(滝島一統)の中で著者は

 

隣近所にどんな人が住んでいるかは、管理会社に聞けばある程度を教えてくれます。もし、周辺の誰もが知っている非常識な人が住んでいて、それを管理会社が知ってるのに、告知しなかった場合には、告知義務違反になります。聞かれたら管理会社は答えなければいけないのです。逆に言うと聞かれなければ教えなくてもいい、と言うことです。したがって「マンションに変な人は住んでいませんか」「隣近所の方はどんな人ですか」「問題がある人はいませんか」など、気になる事は何でも聞く、それが重要です。


と述べています。


不動産を借りる、あるいは買う際に、物件そのものの条件はよく確認するものです。しかし、隣近所にどんな人が住んでいるかまで確認する人は、それほど多くないかもしれません。


著者が指摘するのは、管理会社には告知義務があるという点です。ただしそれは「聞かれたら答えなければならない」というものであり、聞かれなければ教えなくてもよい、というのが実態です。


つまり、知りたければ自分から聞く、ということが非常に重要になってきます。気になることを遠慮せずに質問することが、入居後のトラブルを防ぐための、最も現実的な手段だということです。
物件を決める前に、一歩踏み込んで確認する。そのひと手間が、長く安心して暮らせる環境につながるのだと、著者は教えてくれています。

 

 

『AI分析でわかったトップ5%社員の読書術』(越川慎司)の中で著者は

 

自宅での読書が好ましい人もいれば、移動中に読書することを好む人もいます。大切なのは、読書体験を最大化するための最適な環境を見つけることなのです。

 

と述べています。

 

この言葉を読んで、1990年ごろから続けてきた自分の読書習慣を、改めて振り返りました。

 

私の読書は、本を選ぶところから始まります。Amazonには、紙の本の図書館在庫状況がわかる設定があります。気になる本を見つけたら、まず図書館にあるかどうかを確認する、というのが私の定番の流れです。図書館になければ、中古も含めて購入を検討します。一方、Kindleアンリミテッドで読める本であれば、iPhoneにインストールして移動中に読み上げ機能で耳読しています。

 

自宅では紙の本をじっくり読み、移動中はiPhoneで耳読する。この二つを組み合わせることで、週1冊のペースを無理なく維持できています。

「本を手に入れる方法」も「読む環境」も、自分の生活リズムに合わせて工夫を重ねてきた結果です。著者が言う「最適な環境を見つけること」とは、一つの正解に縛られず、自分なりの仕組みをつくることなのだと、改めて感じました。

 

 

 

『今日のことだけ考える』(谷崎 玄明)の中で著者は

 

苦しまずに、幸せに生きていくための第一歩は、どうなるかわからないことを、どうにかしようとしないことです。どうにでもできることだけ、どうにかしようとすることです。そのために必要なことは、心の視野を狭め、今日のことだけ考えて生きていくこと、それだけです。

 

と述べています。

 

この言葉を読んで、少しドキリとしました。

私のストレングスファインダーの第1位は「未来志向」です。まだ見ぬ可能性を思い描き、前に進む力。この資質は、自分の強みだと思っていますし、これからも大切にしたいと考えています。

 

ただ、正直に言うと、先を読もうとするあまり、まだ起きていないことに頭のエネルギーを使いすぎることがあります。「あの選択で本当によかったのか」ではなく、「この先、どうなってしまうのか」という方向の消耗です。未来を思い描くことと、未来に振り回されることは、紙一重なのかもしれません。

 

著者が言う「どうにかできないことを、どうにかしようとしない」という言葉は、未来志向を否定するものではないと思います。むしろ、使いどころをわきまえる、ということではないでしょうか。

 

未来を見据える力は持ちながら、今日という一日に集中する。この二つを並行して身につけることが、今の私には必要なことだと感じています。そのヒントを求めて手に取った一冊でしたが、想像以上に深く刺さりました。

 

 

『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 』(石角完爾)の中で著者は

 

私が思うに、裕福な人間ほど不満が多く幸福感が持てない人が多い気がする。日本は裕福なのに、先進国の中では「幸福感を感じる度合いが低い」というデータがある。つまり日本人は「自分が不幸だ」と思っている度合いが高いということだ。

 

と述べています。

 

この言葉を読んで、「あ、これは私のことじゃない」と思いました。でも、だからこそ深く刺さりました。

 

著者は、裕福な人ほど不満が多く幸福感を持てない人が多いと言います。そして日本は先進国の中で「幸福感が低い」というデータがある、と。

 

私は裕福ではありません。店舗経営をしていた時期に経営が悪化し、事業資金の返済のためにサラリーマンに復帰した経験があります。長い時間をかけて、やっと返済を終えたばかりです。

 

その経験の中で、自然と身についたことがあります。「ちょっとしたことでも、幸せだと感じる習慣」です。好きな本が読めること、美味しいものを食べられること、今日も健康でいられること――当たり前に見えることが、実はありがたいと感じられるようになりました。

 

著者が言う「裕福なのに幸せを感じられない人」とは逆側にいる私ですが、だからこそわかります。幸福感は、持っているものの量ではなく、感じ方の習慣なんだということを。

苦しい時期があったからこそ、今の「小さな幸せ」がよく見える。それは、お金では買えない財産だと思っています。