優秀な人間は、他人がバカに見える!? | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『「 博士課程出身者は企業では使えない 」(!?) 確かに、お前たちでは使えない!』



そのような連中を、さらに上から統率するためには、
そのリーダーには、どのような資質が求められるだろうか?



まずは─、



彼らを凌駕するだけの高度な専門知識や、
キャリアが必要だろう。



高校球児たちを率いて来た野球部の顧問が、
メジャーリーガーたちを統率するのは、



やはり─、



その資質に欠けると言わざるを得ない。



第二に─、



彼らを繋ぎとめておくだけの、
人徳や求心力が必要だろう。



いわゆる─、



「 名選手、名監督にあらず 」



と言うヤツだ。



とりあえず─、



この二つの要素さえ備わっていれば、内心はどうであれ、
表立って、たてつく人間は、かなり減る。



そして─、



私の経験上、この二つの要素を兼ね備えた
人物と出会う可能性は、人生においても、そう多くはない。



そう─、



「 博士課程を出た者は企業では使えない 」



それだけの高度な「 リソース 」を使いこなせるリーダーが、
そこここに、いるわけではないから。



そう─、



「 博士課程まで行った人間は、
あまりに専門的になり過ぎて、柔軟性がない 」



優秀な人は、他人が馬鹿に見えて仕方がないのかというと、
どうやらそうではないようだ。私の知っている頭の良い人たちは、
ほぼ例外なく他人の能力を見抜く目を持っている。
馬鹿な人には他人の能力が見えない。
だから馬鹿の目には誰もが馬鹿に見える。

( 小田嶋隆 / コラムニスト )



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