前回の記事は、こちら─、
『 詐欺のテクニックはハッカーにとっても必須だった!? 』
ケビン・ミトニックの著書、
『 欺術 ─ 史上最強のハッカーが明かす禁断の技法 』を読んでみると、
ハッカーとは、非常に人懐っこく、話術にも長け、
極めて「 ソーシャル ( 社会的 ) 」な人間であることが分かる。
「 ソーシャルエンジニアリング ( 社会工学 ) 」
とは─、
言わば、そのことを皮肉った、
彼らなりのジョークなのかも知れない。
かつて─、
ロバート・レッドフォードと、
ブラッド・ピットが共演したことでも話題となった、
『 スパイ・ゲーム 』という作品で、
ロバート・レッドフォード扮する、
ベテラン CIA 工作官、ミュアーは、
海兵隊員ビショップ ( ブラッド・ピット ) を、
工作官として訓練して行く。
その過程で─、
ある街角のアパートを指し、
「 五分後に、あのテラスに立て 」
と指示する。
もちろん─、
誰が住んでいるのかも分からない、
普通の住宅である。
「 無理だよ 」
と戸惑うビショップに対し、
「 10 秒過ぎた 」
と、ミュアーは応じる様子はない。
しぶしぶ、そのアパートへと向かうビショップだったが…、
( 次回へつづく... )
『 ミトニックもびっくり!?映画史上最強のソーシャルエンジニアは、きっとコイツだ!』