前回の記事は、こちら─、
『 多弁な者はこうして生み出される!その残念な理由とは? 』
コンピュータやネットの世界では、
よく「 ハッカー 」なるものが取り沙汰され、
映画や小説のネタにも、
用いられることが多い。
2003 年─、
そのようなハッカーの中でも、
まさに伝説と呼ばれる一人の人物によって、
一冊の著書が出版され、世間を驚かせた。
『 欺術 ─ 史上最強のハッカーが明かす禁断の技法 』
そこに記されていた内容は─、
ハッキングのための高度な、
プログラミングテクニックでもなければ、
ネットワークに関する専門知識でもなかった。
彼らが─、
「 ソーシャルエンジニアリング ( 社会工学 ) 」
と呼ぶ、
人間の心理的な隙や、行動のミスにつけ込んで、
個人が持つ秘密情報を入手する方法
( Wikipedia より )
いわゆる─、
詐欺手法だったのだ。
なにゆえ、彼らがそういった詐欺手法を、
「 ソーシャルエンジニアリング ( 社会工学 ) 」
などと呼び称しているのか、
疑問に思われる方もいるかも知れないが、
恐らく─、
世間一般の、ハッカーに対するイメージは…、
現実世界とは上手く馴染めず、
ネットという "仮想" の世界に、
自分の居場所を求めたオタク。
といった印象が先行しているのではないだろうか?
しかし─、
本書を読んでみると…、
( 次回へつづく... )
『 詐欺のテクニックはスパイにとっても必須だった!? 』