前回の記事は、こちら─、
『 職場でよく耳にする一見もっともに聞こえる、あの主張のウソ 』
その会社は、ほどなくして倒産した。
では─、
その会社は、一体、
何が問題だったのだろうか?
その経営者 が、そのようなニーズの重要性を、
ことさら主張して来た背景には、
まだ─、
部下たちに、その認識が欠けていると、
感じていたからではないか?
と見る向きもあるかも知れない。
また─、
会社の業績などというものは、
どんな大手企業であっても、
それなりに長く続けていれば、
多少の浮き沈みはあって当たり前で、
そのような中にあっては…、
不運にも、倒産の憂き目に合うような、
会社も出てはくるだろう。
そこには、複合的な、
要因が絡んでいることが常で、
一面的な切り口だけでもって、
論じるのもナンセンスな話であり、
ましてや─、
部外者が安易に論じれるような、
事柄でもないのかも知れない。
しかし─、
実際に私が、その会社を見て来た限りでの、
見解を申し上げるなら、
その経営者というのは、
もっぱら営業畑を歩んで来た人物で、
その行動力やバイタリティには、
尊敬に値するところも、多々あったのだが、
なにぶんにも、IT に関する、
専門知識に疎いという弱点があり、
おおよそ、業界関係者というには、
お粗末なレベルであったことは否めない。
私の経験上─、
そのような人間が、
好んで用いる "建て前" がそれである。
( 次回へつづく... )
『 マーケッターの鉄壁の論理に風穴を開ける!』